1000万円で家を建てたい!注目の「ローコスト住宅」についてわかりやすく紹介

住宅建築を検討中で情報収集している方なら、一度は「ローコスト住宅」という言葉を聞いたことがあると思います。

文字通りローコストで建てられる家のことで、近年このローコスト住宅を手がける会社が増えています。

特に地価が高い都心部では、「土地にお金がかかるので、建物はできるだけ安く抑えたい」と考える方が多いようです。

しかし一方で、ローコスト住宅に不安を抱く方も存在します。

特に、住宅購入を検討する20~30代のちょうど親世代にあたる50~60代は、自身が4,000万円~5,000万円で家を建てたこともあり、「そんなに安くて大丈夫なの?」「ちゃんとした家が建たないんじゃないの?」とマイナスなイメージを抱きがちです。

実際のところ、ローコスト住宅のクオリティはどうなのでしょうか。

価格が安い分、強度や耐久性、住み心地も悪いのでしょうか。

結論からいうと、そんなことはありません。

ローコスト住宅が大手ハウスメーカーの半額近い値段で住宅を建てられるのにはきちんとした理由があり、どの会社も住宅として一定の品質を保っています。

高品質で低価格、コストパフォーマンスが高いローコスト住宅は、子育てにお金をかけたい若年層や夫婦2人暮らしのシニア層などに特に人気です。

それでは、ローコスト住宅が低価格で建てられる理由や、建てる際のポイントなどを見ていきましょう。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させない為に、1番重要なことをお伝えさせて下さい。

マイホーム計画を立てる際に、まずはじめに絶対にしておくべきことがあります。

それははじめにお住いの地域に対応している、住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

『家を建てたい!』と思ったら土地探しよりも、住宅ローン等の資金計画よりもまずはカタログ集めからはじめて下さい。

多くの方が、何も知識がない状態で住宅展示場を訪れますがそれは大変危険です。

実際、しっかりと比較検討せずに1、2社見学しただけで契約してしまい、後から取り返しのつかない後悔をしてしまう方も少なくありません。

最初に地域に対応している様々な住宅メーカーのカタログを取り寄せておくことで、各社の特徴や相場を知ることができますし、メーカーとの値引き交渉も非常に有利になります。

ちなみにカタログ集めは、一社一社調べて取り寄せるのではなくHOMESの一括カタログ請求が便利で簡単ですし、安心して使えます。

100%納得のいくマイホームづくりのためにも、少しの手間を惜しまず最初にカタログ集めをしてしまうことをおすすめします。

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それでは解説を進めていきます。参考にしてください。

もくじ

注文住宅をローコストで建てることは可能か?

ひと昔前なら、注文住宅といえば住宅購入の中でも最も高額な選択肢で、誰もが憧れる一つのステイタスでした。

特に都心であれば、大手企業に勤める高所得者や安定した収入のある公務員でないと手を伸ばしづらいものでした。

もともと土地を持っているならまだしも、土地から購入するとなると、3,000~6,000万円のローンを抱えることになり、世帯年収が400万円に満たない層にとっては夢のまた夢であったことでしょう。

しかし近年、必ずしも注文住宅=高額とも言えなくなってきています。

1,000万円台、もしくは1,000万円以下で建てられるという住宅メーカーも珍しくありません。

というのも、資材の調達や営業手法の工夫などによって各社が施工コストを抑え、その分を価格に還元しているから。

単純な価格破壊ではなく、自社の利益を確保したうえで低価格の住宅を提供するという、住宅メーカーの企業努力が背景にあるのです。

ローコスト住宅を依頼できる業者3つ

住宅建築を依頼する先としては、大きく分けて3つあります。

ハウスメーカー、工務店、設計事務所です。

これらは企業体としての性質が異なることから、建てる家の特徴、家づくりの進め方、価格帯などにも違いがあります。

まずは三者の基本的な違いから見ていきましょう。

ハウスメーカー

住宅業界では、一般的に社名を知られている大手建築会社のことをハウスメーカーと呼びます。

特徴としては

  • テレビCMや新聞広告などマスメディアで宣伝をしている
  • 総合住宅展示場に出展している
  • 全国に拠点を持ち、施工エリアも幅広い

といった点が挙げられます。

多くのハウスメーカーは、後述する工務店に比べると建築費用は高めです。

しかし、中には全国規模のスケールメリットを活かしてローコスト住宅を手がけるハウスメーカーもあります。

工務店

一方、工務店と呼ばれるのは地域に根差した町の住宅屋さん。

何代にもわたって経営している老舗もあり、新築だけでなくリフォームや設備補修など小規模な工事も請け負っています。

  • 従業員数名~十数人の小規模
  • 都道府県、または市区町村など施工エリアは狭め
  • 口コミや紹介などで顧客を獲得

こうした点が工務店の特徴です。

工務店はハウスメーカーに比べて柔軟な対応ができ、価格面でも融通が利くことが多いです。

価格帯は手の届きやすいローコスト住宅から1億円以上のハイグレード邸宅までさまざま。

選び方次第では最も安く建てられるといえます。

設計事務所

設計事務所は、ハウスメーカー・工務店と異なり、住宅の設計を専門に行う会社です。

施主から設計の依頼を受けて施工を地場の工務店に発注したり、反対にハウスメーカーから依頼を受けて設計のみを受託したりします。

着工後は、施工監理といって現場で間違いなく作業が進んでいるかをチェックする役割を担います。

設計事務所は、以下のように特徴があります。

  • 設計に特化しているので個性的なデザイン
  • 大手から中小まで規模はさまざま
  • 都市部には多くあるが、地方には少なめ

設計にコストがかかるため、設計事務所に依頼するとどちらかというと高くなる傾向があります。

ローコスト住宅を謳う住宅会社の中で、設計のみを手がける設計事務所はほとんどありません。

規格住宅・セミオーダー住宅・フルオーダー住宅の違い

注文住宅というと、完全に自由な設計のもとで建築されるというイメージがあると思います。

しかし実際の注文住宅には、自由に設計できる範囲によっていくつか種類があります。

規格住宅・セミオーダー住宅・フルオーダー住宅

違いを知っておくと、比較の際に参考になります。

規格住宅

ハウスメーカーや工務店が、自社の強みを発揮して提案するパッケージ型の住宅です。

デザインテイストや間取りなど、コンセプトに合わせて作られています。

外壁材や屋根材、床材といった建材、キッチン、洗面、バスといった住宅設備などは決められたものの中から選んで組み合わせます。

よく建売住宅と規格住宅の違いは何?という質問が見受けられます。

建売住宅が文字通り「建った状態」で販売されているのに対し、規格住宅は建築会社に依頼して設計が確定してから建て始めるという点で、建売住宅と異なります。

セミオーダー住宅

セミオーダー住宅は、規格住宅に比べると間取りやデザインなどを自由にオーダーできる住宅です。

壁紙、床材といった仕上げや水回りの住宅設備、ドアや窓の建具など、使用する資材は指定の取り扱いメーカーの商品から選ぶ必要があります。

よほど凝った間取りにしたり、施主支給で海外製の住宅設備を使ったりする場合以外は、おおむね希望通りの住まいを建てることができます。

設計自由度はもちろん、価格、工期ともに規格住宅とフルオーダーの中間にあたるので、このスタイルを採用している住宅メーカーが多いです。

フルオーダー住宅

注文住宅の中でも最も自由度が高くこだわりの一邸を建てられるのが、フルオーダー住宅です。

極端な傾斜を逆手に取ったスキップフロア、外壁材を内装に使ったデザインなど、一般的にはなかなか思いつかないような斬新な住まいを設計したい場合は、フルオーダー住宅で建てることになります。

素材はもちろん、トイレやバスなどの住宅設備も好きなように選べるので、まさに「世界に一つだけの家」ができます。

すべての住宅メーカーで対応しているわけではなく、設計事務所や、個性的な住まいを得意としている工務店などが主に手がけています。

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ローコスト住宅とはどんな家?坪単価は?

「ローコスト住宅」という名称に明確な定義はありません。

ただ、業界全体を通して共通する特徴があります。

ローコスト住宅の坪単価(東京・千葉・大阪・札幌・福岡・名古屋)

まず、一番の特徴である「価格」です。

住宅の建築価格を比較する際には、建築費を延床面積で割った「坪単価」が用いられます。

一般的にローコスト住宅の坪単価は30~40万円台とされています。

しかし都市によって物価が異なるのと同様、建築費にも差があるため地域別にみると坪単価にも幅があります。

フラット35の利用者調査をもとに国内主要6地域のある都道府県別に、注文住宅の坪単価を見てみます。

土地購入費は含まず、純粋に建物の建設費から計算したものです。

  • 東京都 109.1万円
  • 千葉県 92.3万円
  • 大阪府 94.3万円
  • 北海道 86.0万円
  • 福岡県 89.4万円
  • 愛知県 91.6万円

このように、大都市圏同士で比べてみても地域によって大きな差があり、中でも東京都は平均で100万円以上と住宅建築が高額なことがわかります。

首都圏と地方の坪単価を比較してみました。

  • 首都圏 99.5万円
  • 地方(首都圏、近畿、東海を除いたその他の地域)86.2万円

やはり、首都圏では地方よりも10万円以上も坪単価が高いことが分かります。

そう考えると、坪単価30~40万円台でたてられるローコスト住宅がいかに低価格かということがわかりますね。

参考:2019年度集計表(注文住宅):住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

1,000万円のローコスト住宅の特徴

それでは、1,000万円台で建てられるローコスト住宅とは、いったいどのような住まいでしょうか。

基本的には、シンプルで無駄のない造りであることが多いのが特徴です。

メーカーの提案する「規格住宅」

1,000万円台で建てられるローコスト住宅の多くは、先に挙げた「規格住宅」です。

ベースプランを選び、壁紙や床材、照明といった細部を、A/B/Cのような限られた選択肢から選び組み合わせます。

選択肢が少ない分、迷うことがなく簡易に家づくりを進められます。

広さは20~30坪台のコンパクトハウス

1,000万円で家を建てる場合、洋室が5部屋も6部屋もあるような広い家を建てることは現実的ではありません。

住宅の建築費用は、坪単価と広さによって決まるからです。

例えば、坪単価35万円で30坪の家を建てれば1,050万円ですが、60坪だと2,100万円です。

このようなことから、ローコスト住宅では20~30坪台のコンパクトな住まいがよく見られます。

2018年に新築された注文住宅の平均延床面積は約36.2坪ですから、30坪でも決して狭くはありません。

参考:国土交通省 平成30年度 住宅経済関連データ

1,000万円のローコスト住宅の間取り

ローコスト住宅には、もう一つ特徴があります。

それは、間取りがシンプルだということです。

ローコスト住宅では建築資材のグレードを下げることで低価格を実現していますが、そもそも使う建材を最小限に抑えるということもコストダウンにつながります。

建築資材を最小限に抑えるということは、室内の間仕切り壁や建具、階段などを極力減らしてシンプルな間取りにするということです。

LDKは一部屋にまとめ、廊下やホールを作らずに玄関から直接部屋と行き来するような間取りがコストを下げやすい間取りです。

反対に、小さな部屋をいくつも作ったり段差を取り入れたスキップフロアにしたりすると、その分費用がかかります。

1,000万円の平屋の間取り

1,000万円またはそれ以下のローコスト住宅を建てようと思うと、平屋住宅が選択肢に挙がることも多いでしょう。

特にシニア世代にとって平屋は、バリアフリーを実現できる他、子どもが独立して夫婦二人だけになった世帯にはちょうど良い広さを確保できる住まいとして注目を集めています。

1,000万円の平屋の場合、玄関を挟んで左右にリビングや寝室が広がりその先に浴室などの水回りが集約している間取りが一般的です。

リビングの窓からウッドデッキのバルコニー、庭へとつながることで外空間との一体化をはかり、開放的で明るい空間を演出することができます。

必要最低限の機能を備えながら、広さと利便性を兼ね備えた住まいが完成するでしょう。

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ローコスト住宅はなぜ格安?安さの秘密4つ

なぜ、ローコスト住宅は1,000万円台とリーズナブルな価格で住宅を建てられるのでしょうか。

それには4つの理由があります。

1.材料費を抑えている

住宅建築に使う資材はどんなものにもグレードがあり、価格もまさにピンからキリまであります。

ローコスト住宅では、一つ一つの資材を必要最低限のグレードにすることで建築コストを下げています。

例えば、床材に使う木材には、無垢材と呼ばれる天然木と薄くスライスした板を多層に重ねて接着した合板や、小さな木材を集めて接着剤などで再構成し圧縮した集成材があります。

無垢材の中でも、チークやウォルナットなど硬度の高い木は高価で、比較的手に入りやすいマツやスギは安価です。

どの素材を使うかによって住宅の建築費は大きく変わります。

特に床材のように建物全体に使用するものであれば、単価の差はわずかでも総額で見たときに大きな違いとなります。

さらに資材の仕入れ先を絞り、同じ規格の資材を一括大量購入することで仕入コストを抑えています。

この結果選択肢は限定的となりますが、理由を知れば納得ですね。

2.人件費を節約している

建築費用には、当然ながら人件費も含まれます。

大手ハウスメーカーでは特に一人一人の人件費が高額なこと、一棟あたりに営業、設計、施工監理、インテリアコーディネーターなど多くのスタッフがつき、さらに本社の管理部門や資材調達部門で働く従業員もいるので、その分の人件費が費用に上乗せされているとも考えられます。

ローコスト住宅では、社長が営業活動を行ったり営業が設計を行ったりと一人で何役もこなすことで人件費を削減している場合もあります。

規格住宅であればそもそも設計という作業の必要がなく、決められたパターンの中からピースを組み合わせていくことでプランニングが完了します。

さらに工期が短縮できるため、人件費も抑える事ができます。

このように人件費を節約することで低価格での建築を可能にしています。

3.広告費を削減している

どんな広告でも、出したからといって必ず売り上げにつながるわけではありません。

また、実施してすぐに反応があるとも限りません。

そのためローコスト住宅のメーカーの多くは、多額の費用がかかる広告宣伝を行っていません。

どのように顧客を獲得しているかというと、地域とタイミングを絞り込んでキャンペーンやイベントの告知ができる新聞折り込みチラシや、OB施主からの口コミ、紹介です。

広告費が不要な分、一棟を売り上げるのにかかる経費が抑えられコストカットに成功しています。

4.設備や仕様をシンプルにしてコストカットしている

水回り設備の選び方も建築費用を大きく左右します。

例えばキッチンは、国内メーカーでも80万円前後のものから400~500万円のハイグレード製品までラインナップされています。

毎日使うものであり後から交換することが難しいことから、キッチンはオプションでグレードアップし予算オーバーの原因になりがちなもののひとつです。

ローコスト住宅は低価格で建築するために、床材なら合板か集成材、壁仕上げならビニルクロス、水回り設備も必要最低限のものを採用しています。

ただし、それらによって住み心地が悪くなるかというと必ずしもそうとは限りません。

もちろん建築基準をクリアしたものであり、メーカーが試行錯誤の末に開発している製品です。

あくまでも住み手の感覚、考え方次第といえます。

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ローコスト住宅のメリット・デメリット

価格面だけみると、メリットが多いように感じられるローコスト住宅。

しかし、その安さゆえに人によってはデメリットに感じられる部分もあります。

ローコスト住宅のメリット

まず、ローコスト住宅のメリットからです。

  • 利便性の高いエリアに家を建てられる
  • 教育や趣味にお金をかけられる
  • 売却や建て替えを決断しやすい
  • カスタマイズと掃除がしやすい

低価格で手に入るということが、住み始めてからの暮らしに大きく影響します。

利便性の高いエリアに家を建てられる

土地から購入して家を建てる場合、住宅建築をローコストに抑えることができれば、その分を土地購入費に充てることができます。

地価の高い首都圏や、駅から近く生活しやすい立地に暮らせるので通勤・通学時間を短縮できますし、どこへ行くにも便利な暮らしが叶います。

教育や趣味にお金をかけられる

建築費用を抑えて浮いた分を、子どもの教育や趣味などに使うことも可能です。

学習塾や私立への進学を考えている場合も、ローコスト住宅は有効な選択肢となります。

また住まいにお金をかけない分、年に一度は家族で海外旅行に行くのもよいでしょう。

言うまでもなく、お金の使い道は考え方次第なのです。

売却や建て替えを決断しやすい

高いお金を払って手に入れたものは、元をとりたいという想いが働きなかなか手放したくなくなるもの。

ローコスト住宅であれば、将来転勤や家族が増えたなどの事情で住み続けるのが難しくなった場合でも、比較的売却や建て替えという決断をしやすいというメリットがあります。

カスタマイズと掃除がしやすい

ローコスト住宅では、間仕切りが少ないシンプルな間取りが採用されています。

そのため、家具やインテリアのコーディネートで自分好みにカスタマイズすることができるので、雑貨や模様替えが好きな方には向いているといえます。

また、凹凸の少ない間取りは掃除がしやすいのもポイントです。

ローコスト住宅のデメリット

続いてローコスト住宅のデメリットです。

  • 設備や仕様のグレードが低く感じる
  • 資産価値が保ちにくい
  • デザインが似ている
  • 収納が少ない

こちらも、ローコストであるがゆえのデメリットが多いです。

設備や仕様のグレードが低く感じる

ローコスト住宅は基本的に設備や仕様のグレードが最低限のものです。

品質が低いというわけではありませんが、知人宅を訪問したりたまたまモデルハウスを見たりしたときに、自宅のものと比べてグレードが低いと感じることがあるかもしれません。

資産価値が保ちにくい

売却の決断がしやすい一方で、不動産としての価値はというと下がりやすいです。

もちろん購入時より高く売却することはできませんし、値下がりの幅も一般的な住宅に比べると大きいといえるでしょう。

デザインが似ている

予め決められた建材で作る規格住宅は、注文住宅でありながら他の家とどうしても近くなってしまいます。

一棟だけなら気づきにくいですが、たまたま近くに同じ会社の規格住宅が建ってしまうと、外観のイメージが似ているため建売住宅のような印象になってしまう可能性があります。

収納が少ない

ローコストでコンパクトな家を建てると収納スペースも最低限の広さになります。

夫婦2人の時は十分でも、子どもが生まれて成長するにつれて衣類やおもちゃが増え、収納スペースが不十分と感じるかもしれません。

定期的に断捨離を行い、ある程度「持たない暮らし」を目指すことも必要です。

ローコスト住宅がオススメの人はこんな人

低価格ゆえにメリット・デメリットがあるローコスト住宅。

オススメしたいのは次のような人です。

低所得でも注文住宅を建てたい人

世帯年収が400万円に届かないけれど、賃貸アパートや建売ではなく注文住宅を建てたいという人です。

年収が低くても安定した収入があればローンを組むことができます。

家以外にお金をかけたい人

家の立地にこだわりたい、子どもの教育や趣味にお金をかけたいなど、住宅以外の部分にお金を使いたいと考える人にも、ローコスト住宅はオススメです。

永住するつもりがない人

家を建てても一生暮らすわけではないことがわかっている場合は、高額なフルオーダー住宅ではなくローコスト住宅に暮らした方がコストパフォーマンスが高くなります。

ミニマムライフを送りたい人

あえて家財を少なくし、シンプルに暮らすライフスタイルが近年流行しています。

収納スペースが限られているローコスト住宅なら、自然と実践できる可能性が高まります。

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ローコスト住宅は住んでも後悔しない?ローコスト住宅にまつわる不安

1,000万円で建てられるローコスト住宅には、どうしても「不安」というイメージがつきまといます。

実際のところどうなのでしょうか。

ローコスト住宅の寿命って短いの?

一般的に、日本の住宅の寿命は30年ほどといわれています。

中には50年、70年と謳う会社もありますが、それは構造に軽量鉄骨や鉄筋コンクリートを使用している場合です。

実際には新築から30年以上経っている家もたくさんありますが、ライフスタイルの変化や経年劣化などで建て替えるタイミングとして築30年が一つの目安とされています。

また資産価値として築30年で償却するという不動産業界の慣習などから、おおむね住宅の寿命は30年といわれています。

これはローコスト住宅でも同じです。

特別長持ちするようには作られていませんが、普通に住んでいる限りでは一般的な住宅と同等と考えて良いでしょう。

ローコスト住宅の品質・耐震性

品質・耐震性についても、「ローコストだから低い」ということはありません。

日本では住宅建築の際に、設計段階や着工時、引き渡し時などに行政によるチェックがあります。

耐震性、断熱性について、法律で定められている基準をクリアしていなければ住むことはできません。

高耐震、高断熱を強みとするハウスメーカーに比べると見劣りするかもしれませんが、安全・快適に暮らせるための一定の品質は保たれています。

ローコスト住宅に実際かかる総額はいくら?

「1,000万円で建てられる」と言われるローコスト住宅は実際にはいくらかかるのでしょうか。

実は住宅の購入には本体工事以外にもさまざまな費用がかかります。

ハウスメーカーが提示している価格は建物の本体価格のみの表示であることが多く、こうした諸費用は含まれていません。

諸費用とは例えば、地盤調査や外構、空調設備などの付帯工事、ローン手数料、申請費用、不動産取得税などです。

本体価格によって上下するものもあり家の広さや地域によっても異なりますが、一例をご紹介します。

本体工事            1,200万円

付帯工事            350万円

建築申請費用       15万円

各種税金               45万円

登記費用               5万円

ローン手数料       85万円

合計                        1,700万円

ここでは、土地購入の費用は含めていません。

また、地鎮祭や上棟祭を行う場合は別途費用がかかります。

ローコスト住宅は将来的に売却可能か

将来、転勤や家族構成の変化などによって住まなくなった場合、売却という選択肢を考えることでしょう。

ローコスト住宅も売却は可能です。

ただし、先に述べたようにもともとの価格が安いので、売却価格も一般の住宅に比べると低くなります。

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注文住宅をローコストで建てる時の失敗しないポイント7つ

ローコスト住宅を建てる時には、失敗しないためにポイントがいくつかあります。

ローコスト住宅 失敗しない

よりコストパフォーマンスの高い満足のいく住まいを建てるために、是非押さえておきたいポイントです。

詳しく見ていきましょう。

1.建物は四角、間取りはシンプルにする

間取りや部屋の形状にオーダーを出せる場合、建物の形が四角くなるように、できるだけシンプルな間取りにするのが鉄則です。

なぜなら、凹凸や段差が多くなればなるほど使用する建材の量が増え、材料費がかさんでしまうからです。

そもそもローコスト住宅が低価格で実現できるのは、基本の間取りがシンプルなことが理由の一つですから、わざわざ複雑な形状にしてコストを上げてしまっては意味がありません。

2.使用資材の種類を増やさない

ローコスト住宅では、同一メーカー・同一型番の資材を一括購入することで仕入コストを抑えています。

そのため、すべての部屋の壁紙を別のものにしたり、1階と2階で床材を変えたり複数の窓メーカーのものを使ったりするとコストアップの原因になります。

3.平屋より2階建ての方が安く建てられる

同じ床面積なら、平屋と2階建てでは2階建ての方がより安く建てられるといわれています。

意外なようにも思えますが、床面積が同じということは単純に2階建ての場合に比べて2倍の面積が必要になります。

階段や壁、柱にかかる費用には大きな差がない一方で、基礎と屋根は面積当たりの材料費や施工費が高いため、面積が2倍の平屋の方が高くなってしまうのです。

少しでもコストを抑えたい場合は、平屋よりも2階建てにしましょう。

4.譲れないポイントを整理して優先順位を決める

知人宅や他社の施工例を見ると、「あれもいいな、これもいいな」と憧れるものです。

しかし、そうしたこだわりを取り入れるためにオプションを追加していくときりがありません。

せっかくローコスト住宅メーカーで建てたのに、実際は予算オーバーということにもなりかねません。

予算オーバーしないようにするためには、譲れないポイントを整理すること。

例えば、部屋数やリビングの広さ、日あたり、デザインなど、「これだけはこだわりたい」というポイントを数点に絞りましょう。

それでも予算内に収まらないときは、優先順位を決め、上から順に取り入れていけば、最低限自分のこだわりを取り入れた住まいを予算内で実現できます。

5.建設中にも足を運んで職人さんの様子をチェックする

ローコスト住宅だからといって職人さんの質が悪いというわけではありませんが、施工中の現場に足を運び、様子を確認することも重要です。

万が一設計と違う施工がされていたり明らかな手抜き工事をしている場合、その場で確認して対処できるようにするためです。

また工事現場にゴミが散らかっていないか、職人さんの対応や態度はどうかと言ったことも注意ポイントです。

一事が万事、施工品質や会社の体制がこうした細かい点にあらわれることはよくあります。

四六時中見張っているわけにはいきませんが、職人さんも「見られている」という意識が働くことでより緊張感をもって取り組んでくれるので、時間がある時には挨拶がてらできるだけ見に行くようにしましょう。

6.アフターサービスの内容を確認する

住宅が完成し、引き渡した後も住宅会社との関係は続きます。

定期点検や補修などのアフターサービスは非常に重要です。

ローコスト住宅メーカーの中には、アフターサービスや保証も最低限度にしている会社もあります。

後でトラブルにならないように、引き渡し後何年くらいまで定期点検をしてもらえるのか、どこまでが無償修理の範囲内かという点は契約前にしっかりと確認し、不明な点があれば担当者に確認しましょう。

7.利用できる税制や補助金制度を確認する

住宅を取得すると、さまざまな税の優遇制度や補助金を利用できます。

これらを知らずにいるのは損でしかありません。

以下に利用できる制度を挙げました。

  • 次世代住宅ポイント制度
  • すまい給付金
  • 住宅ローン減税
  • 登録免許税・不動産取得税
  • 固定資産税

順に見ていきます。

次世代住宅ポイント制度

一定の省エネ性、耐震性を満たした住宅を建てると、家具や防災用品、子育て用品などに交換できるポイントが付与されます。

すまい給付金

消費税の増税にともなって設定された住宅取得支援策。

最大50万円が給付されます。

住宅ローン減税

住宅ローンを利用して住宅を取得した場合、10年間で最大400万円が所得税から減税されます。

登録免許税・不動産取得税の軽減措置

所有権の登記や不動産取得時にかかる税金についても、一定の条件を満たすことで軽減特例が適用されます。

固定資産税の軽減措置

不動産取得から3年間は、税額が基準の50%になります。

このほか、住宅ローンの金利優遇や火災保険料や地震保険料を割り引く制度もあります。

細かいことが多いですが、しっかり知っておくと後で得をしますよ。

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「ローコストでもおしゃれな家に住みたい」を実現させる方法

「お金はかけられない、でもおしゃれな家に住みたい」という方は多いでしょう。

ローコストだからといってあきらめることはありません。

工夫次第でおしゃれな家にすることは可能です。

ローコストでもおしゃれに見える間取りの工夫

間取りの工夫でおしゃれに見える方法がいくつかあります。

まずは、2階リビング。

ローコスト住宅では給排水管を少しでも短くするために、キッチンやバス、洗面は1階に配置するのがセオリーです。

しかし、LDKだけでも2階に配置すると、日差しが入りやすくなり明るくて爽やかな空間が誕生します。

リビングを1階にする場合は、リビング階段を採用するとおしゃれに見えます。

リビング階段は玄関から2階への動線上にリビングがあるため、外出・帰宅する家族と顔を合わせることができ、家族の絆が深まります。

リビングの一角に小上がりの畳スペースを設けるのも、間取りをおしゃれに見せる方法のひとつ。

おしゃれなだけでなく、客間や赤ちゃんの昼寝スペース、子どもの遊び場としても使えて便利です。

ローコスト住宅をおしゃれに魅せる一工夫

間取り以外の部分でも、おしゃれに見せる工夫ができます。

部屋づくりで最も重要なのは、カラーコーディネートです。

テーブルやいす、棚などの家具の色を床の色と合わせることで空間に統一感が生まれ、インテリアが映えます。

白や茶以外にも色味を入れる場合は、ソファやカーテンのファブリックを同系色や近似色でまとめるとすっきりとした印象になります。

対照的な補色関係を取り入れると個性的になりますが、コーディネートとしては難易度が高いです。

照明は、北欧スタイルのペンダントライトや天井埋め込み型のダウンライトを採用すると、シーリングライトに比べて野暮ったさがなくなり、おしゃれな雰囲気になります。

キッチンまわりに「魅せる収納」を作るのも有効です。

気に入っている柄のお皿やカップなどをあえて見えるようにレイアウトすると、カフェ風のキッチンに仕上がります。

部屋の角やキッチンの脇などにはグリーンを配置してみましょう。

大きな鉢植えでなくても、吊り下げ型のポットに入れたエアプランツやミニサボテンでも、構いません。

部屋の中に少しのグリーンがあるだけで、ナチュラルな雰囲気を醸し出してくれます。

このように、ローコスト住宅でもインテリアコーディネートの仕方によって、おしゃれに見せることができます。

シンプルな家ほど幅が広がるので、ぜひ試してみてください。

ローコストでおしゃれな家を建てられるハウスメーカー3選

では、おしゃれな家を得意とするローコスト住宅メーカーをご紹介します。

アクロスホーム

長野県を中心に、東信、北信エリアで注文住宅を手がける工務店。

規格住宅「ラランハウス」は、モダンでスタイリッシュなデザインが魅力です。

海が似合うカリフォルニアスタイルや、カフェのように居心地のよいナチュラルハウス、シンプルな外観がかっこいいスタイリッシュなプランなど、多彩なデザインから選べます。

ゼロキューブ

北海道から九州まで加盟店を抱えるフランチャイズです。

本社は大分県、FC本部は東京にあります。

その名の通り、無駄をそぎ落としたキューブ型の外観が特徴で、1,000万円のベースプランに部屋を追加して作るセミオーダー住宅を手がけています。

明朗なシステムで、グッドデザイン賞も受賞しています。

ウッドボックス

ローコスト住宅では、天然木や漆喰といった自然素材はなかなか使えませんが、ウッドボックスは体に優しい自然素材の家を920万円から建てられる注目のハウスメーカーです。

無垢の床、漆喰の壁、造作家具、IHヒーターなど、スローライフが似合うナチュラル感あふれる住まいは特に女性に人気です。

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ローコスト住宅が建てられるおすすめハウスメーカーランキング3選

その他にも、ローコスト住宅が建てられるハウスメーカーはたくさんあります。

一部をランキング形式でご紹介します。

1位:タマホーム

インパクトのあるCMでおなじみのタマホームは、ローコスト住宅メーカーの中でも有名な存在。

全国の拠点で3,000人以上の従業員を擁し、年間9,000棟近くを手がける超大手です。

坪単価30万円台からのローコストでありながら自由設計、高気密・高断熱、耐震等級3という高品質な住まいは、圧倒的なコストパフォーマンスで支持されています。

2位:レオハウス

住宅事業の他、建築コンサルティングやレンタル事業などを幅広く手がけるレオハウス。

これまで28,000棟以上の住まいを提供してきた大手です。

自由な設計に高耐震、そしてエネルギーや環境、アフターサービスなどあらゆる角度から住まいの品質を追求し、妥協のない家づくりを行っています。

3位:富士住建

「完全フル装備の家」のキャッチフレーズで知られる富士住建。

資材メーカーと年間契約を結び建材を安価で調達、利益を抑えた適正価格で住まいを提供しています。

特徴は標準仕様のグレードの高さ。

スタイリッシュな対面式キッチンや1.5坪の広々バスルーム、そして太陽光発電システムまでもが標準仕様に含まれています。

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ローコスト住宅を建てた体験談から学べる!おすすめブログ5選

最後に、実際にローコスト住宅を建てた先輩の体験談が読めるブログをご紹介します。

どのブログもリアルな体験談が読めますので、是非参考にしてください。

レオハウスで建てた家と子育ての話

解体・建材の処分などで住宅に携わっている方が、2017年にレオハウスで自宅を新築した時の経過や所感をつづっています。

ゲーマー夫婦の家づくり~工務店と建てる こだわりのローコスト注文住宅~

2014年に埼玉県にローコスト住宅を建築したご夫婦の記録です。

引き渡し後の様子も書かれています。

ローコストだけどおしゃれな家づくり ~アパート大家さんがマイホームを建てる~

中古住宅を建て替えているブロガーさん。

プランニングやデザインだけでなく、基礎工事や配線などかなり細かい点についても書かれています。

ゼロから始まる田舎の新築一戸建

長野県に移住した施主の一戸建て建築記録。

ブロガーさんがデザイナーというだけあってサイトがおしゃれで見やすいです。

家づくりに関わる税金や制度などについてもわかりやすく解説されています。

年収300万円台からの家づくり

まさに、年収が低くても注文住宅を建てられるということを実践した方のブログ。

太陽光発電パネルの売電量についても記録があり、参考になります。

LIFULL HOME’Sはこちら⇒

まとめ

ローコスト住宅といっても決して品質が悪いわけではありません。

ある程度制約はありますが、工夫次第でおしゃれな家も建てられるのがローコスト住宅の最大の魅力でしょう。

年収が低いからといって注文住宅を諦めるのは早いかもしれません。

注文住宅を検討中の方は諦めずに情報収集し、コストパフォーマンスの高い満足のいく家づくりを目指してください。

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