家を買うときに、できるだけ安くマイホームを手に入れたいと思いますよね。
住宅購入時には登記費用や不動産会社に支払う仲介手数料、住宅ローンの保証料など様々な費用がかかります。
また、子供がいる場合は今後小学校や中学校などに進学する際の教育費用がどんどん増えていきますよね。
家計の収支を考えると、家の購入にかけられる予算は限られてきます。
しかし家を買う時の値引き交渉は多くの人が初めての経験となりますよね。
「どうやって値引き交渉すればいいの?」
「値引き交渉で成果をだすにはどうすれば一番いいの?」
値引き交渉についてわからないことも多いですよね。
こちらでは家を買うときの値引き交渉において、失敗しない交渉ポイントについて解説していきます。
失敗しない値引き交渉で、理想のマイホームをできるだけ安く手に入れましょう。
本文に入る前に、住宅を購入する際に最も大切なポイントについて、お話しておきます。
建売住宅を『購入する』上で一番大切ことは、無駄な費用をできるだけ削ること。
注文住宅を『建てる』上で大切なことは、ハウスメーカーの情報収集をしっかり行うことです。
建売住宅の場合は、すでに完成形の建物を実際に見た上で購入できるので、あとはどれだけ安く目当ての物件を購入できるかが重要になります。
建物自体の金額を大きく下げることはできませんが、大きく出費を下げられる余地があるのが不動産会社の『仲介手数料』です。
一般的に物件価格の3%+6万円の手数料がかかるため、仲介手数料だけで100万円以上の出費になることも珍しくありません。
仲介手数料をできるだけ抑えたいと感じる人は、一都三県の約7割の新築一戸建てを「仲介手数料0円」で紹介できる弊社のサービス「うちハピ」を活用してみてください。
『仲介手数料無料だったらサービスが悪いのでは?』と感じる人もいるかと思いますが、宅建士&ファイナンシャルプランナーの有資格者だけで構成された担当者が対応します。
気になる物件があれば、まずはLINEともだち追加か匿名で使えるシミュレーターを利用してみて下さい。
また、注文住宅の場合は0から自分達の理想の家を建てていくため、パートナーとなる「ハウスメーカー選び」が最も重要です。
事前にしっかりと情報を収集せず、安易にハウスメーカーを決めてしまったことで、一生後悔しているような人も少なくありません。
とはいえ全国には数多くのハウスメーカーが存在し、すべての会社の情報を調べて比較するのは不可能です。
そこで活用して欲しいサービスが、東証一部上場の株式会社LIFULLが運営する「カタログ一括請求サービス」。
家を建てる予定のエリアと、自分が希望する住宅の条件や予算を選択するだけで、条件にあった住宅メーカーからまとめてカタログを取り寄せられます。
無料かつ手間をかけずに条件にあったハウスメーカーを比較検討できるので、注文住宅を建てる予定の人はぜひ活用してみてください。
それではここから、記事本文に入っていきましょう。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー これまでに、累計500棟以上のマイホーム購入に携わる。 不動産知識だけでなく、各家庭ごとの資金計画やライフスタイルに合わせたコンサルティング型の営業スタイルに定評がある。
もくじ
家を安く買うことで得られるメリット
家を安く買うことで得られるメリットはとても大きいです。
- 手元にある現金を残しておける
- 住宅ローンの負担が減る
- 予算内で理想の物件が買える
住宅を安く購入することができれば、手元に現金を残しておけます。
子供の教育費や車の購入、もしもの時の入院や病気にかかる費用など、現金があったおかげで助かったというケースはたくさんあります。
また、家を安く買うことができればその分住宅ローンの借入金額を減らすこともできますよね。
月々の返済額や支払い利息の負担が減るのは家計にとってもとても助かります。
想定していたより安い価格で住宅購入できれば、予算を超えることなく理想のマイホームを手に入れることができます。
総じて、家を安く買えることのメリットはとても大きいことがわかりますよね。
家買うときの値引き交渉ってしていいの?
新築一戸建てのような大きな買い物で、値引き交渉をしていいのか迷う人もいると思います。
結論からいうと家を買う時の値引き交渉は可能です。
なぜなら家の価格は販売状況によって随時変わっていくからです。
人気物件は値引きが難しいですが、売主側がどうしても今スグ売りたいという場合があります。
売主がすぐに売りたい状況であれば、値引きに応じる可能性が非常に高くなるのです。
家を安く買うための失敗しない値引き交渉5か条
家を安く買おうと値引き交渉したけど、全く下がらないというケースもあります。
また、値引き交渉の結果、不動産会社と関係が悪くなってしまうという人もいるのです。
こちらでは家を安く買うために、安全かつ成功率を高めるような値引き交渉のポイント5か条をお伝えしていきます。
家を買うタイミングをよく見定める
家の値引き交渉で大事なのは、家を買うタイミングです。
- 家を買う時は12月や3月がねらい目
- 月初より中旬か下旬のほうが成功確率が高くなる
家の値引き交渉の重要なポイントに、家を買うタイミングが関係しています。
ではなぜ12月と3月がいいかというと、多くの企業の締め月にあたるからです。
売主である不動産会社は、なんとか業績を年内・年度内に収めたいと考えています。
つまり買主から値引き交渉があった場合、値引きしてでも契約をしたいというのが本音なのです。
この12月や3月は特に不動産会社が契約実績をあげたい時期なので、このタイミングで値引き交渉をすれば成功する確率が高まります。
同じ理由で月初よりも月末のほうが値引き交渉が通りやすくなります。
なぜなら月末に契約実績をほしい不動産会社が、値引き交渉に応じる可能性が高くなるからです。
値引き交渉時には要点を抑える
家の値引き交渉時には交渉の要点を抑えておくことが大事です。
- 曖昧な金額交渉をしない
- 具体的な金額と買う意思を伝える
値引き交渉のときにやってはいけないのは曖昧な交渉です。
例えば「どのくらいまで下がりますか?」などといった値引き交渉の仕方は非常にあいまいな交渉の仕方となります。
なぜなら具体的な金額がわからないので、売主に本気で買いたいという意思が伝わらないからです。
必ず値引き交渉時には「○○万円まで下がったらすぐに契約します」というように具体的な金額と買う意思を伝えることが重要です。
値引き交渉時の態度も実は重要
値引き交渉のときには交渉する態度についても気を付けましょう。
- 上から目線での交渉は絶対にNG
- 本気で買う意思を伝える
値引き交渉のときに、上から目線で交渉してしまうのはNGです。
なぜなら売り主や不動産会社に悪い影響を与えてしまうからです。
不動産の値引き交渉は結局人と人との交渉となります。
相手側が不快な思いをすれば、当然値引き交渉はうまくいきません。
また、売主は値引き交渉だけして結局家を買わないというお客さんが多いことを知っています。
そのため軽い気持ちで交渉していると、すぐに見抜かれてしまいます。
値引き交渉が成功したら必ず買うという強い気持ちを売主側に伝えるようにしましょう。
相場を超えた金額で値引き交渉するのは危険
家を安く買いたい気持ちはわかるのですが、相場を超えた金額での値引き交渉はやめましょう。
- 相場を超えた金額交渉は、売主側を不快にさせてしまう
- 値引き交渉の相場は物件価格の3%~5%や、端数など
あまりにも大きな値引き交渉をすると、売主からの信頼を失うこととなります。
売主から信頼を得られないと、当然値引き交渉は応じてもらえませんし、最悪の場合契約が破談となってしまうのです。
値引き交渉の相場は住宅価格の3%~5%といわれています。
それか住宅価格の端数にあたる部分が相場です。
過度な値引き交渉をして売主との関係を悪くしないようにしましょう。
丁寧に値引き交渉をすれば、価格の値下げは無理でも、何か違うオプションでサービスをしてくれる可能性もあります。
値引き交渉をするタイミングは申込時
値引き交渉をするタイミングは契約直前ではなく申込時です。
- 契約直前ではなく申込時に交渉する
- 契約直前だとリスクがある
契約直前になって金額を交渉するのはNGです。
不動産契約は購入申込書を書いて交渉をしたあと、期間を1週間ほどあけてから契約となります。
値引き交渉はかならず購入申込時に行うようにしましょう。
契約直前では売主も対応することができず、最悪の場合は契約が破談となってしまいます。
一都三県で新築戸建てを買うなら仲介手数料無料の「うちハピ」⇒
注文住宅を建てるなら無料で一括資料請求ができる「LIFULL HOME’S」⇒
家の値引き交渉は誰にすればいいの?
家の値引き交渉をしようと思っても、誰に対して交渉すればいいのかわからないですよね。
家の値引き交渉は不動産仲介会社の担当を通して行います。
家を安く買う方法3つ!購入する種別を変える
家を安く買うためには値引き交渉以外にも方法があります。
それは買う家を選ぶということです。
買う家の種類には注文住宅や建売住宅、中古住宅やローコスト住宅などたくさんの種別があります。
その中で自分にとって一番あう家を選んでいくことで、安く家を買うことができるのです。
こちらでは家を買う方法として選べる3つの選択肢についてお伝えしていきます。
注文住宅ではなく建売住宅を選ぶ
新築一戸建ては注文住宅だけではありません。
マイホームというと自分で設計して、自分独自の注文住宅を建てるというイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。
しかし注文住宅ではなく建売住宅を選ぶことで、安く新築一戸建てを手に入れることができるのです。
- 建売住宅は注文住宅に比べて価格が安い
- 建売住宅だからといって質が悪いわけではない
- 建売住宅ならではの利点もある
建売住宅は注文住宅に比べて価格が安く設定されています。
例えば注文住宅が5,000万円するような地域でも、建売住宅は3,000万円代で購入することができたりします。
建売住宅と聞くと、その品質を心配する人もいますよね。
「安いから品質が悪いのでは?」
このように思う人も多いと思います。
しかし実際には建売住宅の品質は悪くなく、昔と比べて品質はかなり向上しているのです。
また、建売住宅ならではの利点とも多くあります。
- 完成した物件を見て選ぶことができる
- 将来売却しやすい
建売住宅は多くの場合完成した物件をみて選ぶことができます。
注文住宅では実際に建物がたつまで、現物をみることができません。
そのためいざ完成した家を見に行くと、予想していた物件と違う家だったということもあるのです。
しかし建売住宅なら完成物件をみて選ぶことができるので、購入後のギャップがありません。
また、建売住宅は万人に住みやすい住宅として設計されています。
そのため将来的に売却するさいにも、買い手がつきやすいのです。
注文住宅でこだわりすぎてしまうと、なかなか買い手がみつからず売却できないなんてこともあるのです。
注文住宅だけではなく、建売住宅を購入の選択肢にいれることで、より安く家を買うことができます。
ローコスト住宅を選ぶ方法もある
ローコスト住宅とはハウスメーカーや工務店が格安の価格で建てる家のことです。
通常の注文住宅価格からすると、大幅に価格を安くさせることができます。
- ハウスメーカーや工務店により自分の理想の家を建てられる
- 安い場合は1,000万円台で建てることも可能
ローコスト住宅を選ぶことで、自分の理想の家を設計することができます。
どうしても自分の好きな間取りがあり実現したいけれど、注文住宅を建てる予算がないというかたにおすすめです。
郊外エリアでは1,000万円台で住宅を建てることが可能な場合もあります。
ただし設備の使用やグレードは低いものとなるので、注文住宅ほどの高いクオリティを望むことは難しいでしょう。
中古住宅で価格を抑える方法も
新築住宅ではなくて、中古住宅を購入してリノベーションするという方法もあります。
中古住宅であれば新築住宅の6割~7割ほどの価格で購入することができ、リノベーションをすることで新築と変わらないような住宅にすることも可能です。
- 価格が注文住宅の6割~7割ほど
- リノベーションで理想の家をつくることができる
郊外エリアであれば1,000万円台の中古戸建も多く、リノベーションを含めても2,000万円ほどで新築と同じレベルの住宅を手に入れることもできます。
ただし中古住宅の場合は品質の悪い住宅もまぎれています。
購入後に建物の内部をみたら思わぬ欠陥がみつかり、大きな修復費用がかかってしまったというケースもあるのです。
中古住宅を買う際には購入前によく品質を見極める必要があります。
一都三県で新築戸建てを買うなら仲介手数料無料の「うちハピ」⇒
注文住宅を建てるなら無料で一括資料請求ができる「LIFULL HOME’S」⇒
家を安く買うときに気を付けるべき注意点3つ
家を安く買うことで、経済的に大きなメリットを得ることができます。
しかし家の価格にばかり気を取られてしまうと、思わぬところで家を買うことを失敗してしまうケースがあるのです。
こちらでは家を安く買う場合の注意点について、ご説明していきます。
資産価値のある物件を買う
資産価値のある物件を買うことはとても重要です。
安い家を求めすぎて、資産価値のない物件を購入してしまうと、将来売却時に大きな損をすることになります。
住宅ローンを利用して家を購入した人が自宅を売却する場合、住宅ローンをすべて抹消してからでないと売却することができません。
将来売却するときに資産価値の低い物件は売却価格が高くつきません。
つまり住宅ローン残債よりも売却金額が低い価格になり、売却時に手持ちの現金をつかって住宅ローンを抹消する必要があるのです。
安く家を買う時には、きちんと資産価値のある物件を選ぶようにしましょう。
資産価値のある物件を選ぶ際には以下の3つに気を付けましょう。
- 駅や公共交通機関への便がいい
- スーパーや病院などの生活利便性がいい
- 建物の品質がいい
資産価値を決める際に重要なのは利便性の高い立地です。
そのため住宅価格の安い住宅は利便性の悪い立地にあることがほとんどとなります。
また、建物の品質に関してはホームインスペクションを利用するのが安全です。
ホームインスペクションとは建築士などの専門家が建物の内部や目にみえないところまで検査をしてくれるサービスです。
住宅契約前に利用することで、建物の品質をみてから購入することができます。
本体価格だけじゃない?トータル予算を考える
本体価格を値引きする以外にも、家を安く買う方法はあります。
- 家を買うときには様々な諸費用がかかる
- 諸費用にかかる予算を減らすことで、トータルでかかる住宅購入費用を安くする
家を買う時には、通常物件価格の5%から8%の諸費用がかかります。
諸費用の中には節約できる費用があり、諸費用を減らすことでトータルの費用を減らすという方法もあるのです。
仲介手数料無料の不動産会社を利用することや、住宅ローン保証料を抑えるためにネット銀行を利用する方法などが一例です。
また、火災保険や引っ越しに関しては複数社に見積もりをだすことで、安い価格にできる可能性があります。
特に仲介手数料と住宅ローンの保証料はあわせて100万円を超えてくる費用なので、賢く節約することが大切です。
家を買う目的を忘れない
家を安く買うことに焦点をあてすぎて、本来の目的を見失わないようにしましょう。
- 本来の目的と違う家を買ってしまうと後悔する
- 家を購入するさいに優先順位をつけておく
よくあるケースでは、家の価格だけを見て選んでしまい、大事にしていた条件をないがしろにしてしまうことです。
駅から近く通勤に便利な家を探していたのに、利便性の悪い家を買ってしまうケースなどがありますね。
家をたくさん内覧していくうちに当初の目的を見失ってしまう人はたくさんいます。
もちろん価格は重要ですが、あらかじめ家を買う前にどんな条件を最優先にするか決めておくといいでしょう。
一都三県で新築戸建てを買うなら仲介手数料無料の「うちハピ」⇒
注文住宅を建てるなら無料で一括資料請求ができる「LIFULL HOME’S」⇒
家の価格以外にかかる諸費用を安くする方法
先ほど少しお話しましたが、家を安く買うためには諸費用を安くするという方法もあります。
諸費用は物件価格の5%~8%ほどかかるので、例えば3,000万円の物件であれば150万円~250万円が諸費用としてかかります。
諸費用を100万円安くすることができれば、それは家を100万円安くかったことと同じ意味をもちますよね。
こちらでは家を安く買うために節約できる諸費用についてご説明していきます。
仲介手数料無料にする
仲介手数料無料の不動産会社を利用することで、かかる諸費用を大幅に安くすることができます。
仲介手数料は不動産会社に支払う諸費用です。
仲介手数料は物件価格の3%+6万円に消費税をかけた金額となります。
つまり3,000万円の家を買う時に支払う仲介手数料は105万円6,000円となるのです。
家の値引きを100万円するのは簡単ではありませんが、仲介手数料無料の不動産会社をみつけることは難しくありません。
近年仲介手数料無料の不動産会社は増えているので、インターネットでも多く見つけることが可能です。
ネット銀行を使い保証料を安くする
ネット銀行を利用することで住宅ローンにかかる諸費用を安くすることができます。
通常住宅ローンを利用する場合は、銀行に保証料という費用を支払います。
そして保証料は3,000万円の住宅ローンであれば、60万円~70万円ほどかかるのです。
しかしネット銀行を利用すれば保証料はかかりません。
ただしかわりに事務手数料という金額がかかりますが、保証料ほど高くはありません。
ネット銀行を利用することで住宅ローンにかかる費用を節約することが可能となります。
火災保険や地震保険を安くする
火災保険や地震保険を安くすることも可能です。
- 火災保険は複数社に見積もりをとる
- 地震保険は住宅の耐震等級によってかわる
火災保険は住宅ローンを利用する銀行から必ず提案されます。
しかし必ず複数社に見積もりをとりましょう。
なぜなら保険会社ごとにプランや費用が変わるため、場合によって保険料を安くすることができるからです。
また、地震保険に関しては建物の耐震等級によって、最大半額にまで価格を下げることができます。
住宅を選ぶ際に耐震等級が3以上の物件を選ぶことで、地震保険を安くすることができるのです。
一都三県で新築戸建てを買うなら仲介手数料無料の「うちハピ」⇒
注文住宅を建てるなら無料で一括資料請求ができる「LIFULL HOME’S」⇒
建売住宅を安く買うときのポイント3つ
家を安く買うために建売住宅を選ぶ場合、気を付けたいポイントがあります。
建売住宅は注文住宅に比べて価格が安いのですが、ポイントを抑えることでさらなる値引き交渉が可能となる場合があるのです。
こちらで建売住宅を安く買うためのポイントを押さえておきましょう。
未完成物件ではなく完成物件を狙う
建売住宅には未完成物件と完成物件があります。
しかし値引き交渉をするなら完成済みの物件を狙いましょう。
- 売主側は未完成物件を値引きしてまで売る理由がない
売主側は未完成物件に対して値引きに応じることはほとんどありません。
なぜならまだ完成してもいないのに、値引きしてまで売る理由がないからです。
一方の完成済み物件は、完成したのになかなか売れない場合があります。
なかなか売却できない時期であれば、値引き交渉に応じてでも売り切りたいというのが売主側の本音なのです。
新規物件ではなく完成後期間が経過したもの
新規物件ではなく完成後しばらく経過した物件のほうが値引き交渉が成功しやすいです。
- 完成して期間が経過していると、売主側に焦りがでてくる
- 完成後1年を経過すると新築としては販売できなくなる
完成してからしばらく売却ができないと、売主側は焦りがでてきます。
建売業者は素早く建設して、素早く売りさばくことで経営を成り立たせています。
そのため建売業者にとっては完成したら値引きをしてでも売却したいという気持ちになるのです。
また、新築戸建ては完成後1年たつと中古戸建という表記になってしまいます。
中古戸建になってしまうと、新築なら受けられたはずの税制優遇などが受けられなくなってしまいます。
新築として買えないとなると、買い手がさらに見つかりにくくなってしまうのです。
建売住宅の値引きを狙うのであれば、完成してから少なくても3か月以上経過した家のほうが成功確率は高くなります。
年末か年度末がねらい目
建売住宅の値引き交渉をするなら12月末か3月末がねらい目です。
- 建売業者は年末と年度末において契約実績がほしい
- 多少の値引きなら応じる
年末と年度末は建売業者にとっても非常に重要な月です。
契約実績がほしいため、多少の値引きに応じる可能性が非常に高くなります。
ただ、他の買い手も同じ時期を狙っているため、あまり待ちすぎると他の人に取られてしまうので注意が必要です。
一都三県で新築戸建てを買うなら仲介手数料無料の「うちハピ」⇒
注文住宅を建てるなら無料で一括資料請求ができる「LIFULL HOME’S」⇒
頭金がなくても家は買える?
家を買うときには頭金が必要なのかというと、そういうわけではありません。
最近では頭金なしでも住宅は買うことができます。
こちらでは頭金がなくても家を買う方法と、頭金を貯めることによりどのようなメリットがあるのかについてお伝えしていきます。
頭金がなくても家を買う方法
頭金がなくても家を買う方法は2つあります。
- 住宅本体価格を住宅ローンで借入するフルローンを利用する
- 住宅本体価格と諸費用、すべてを住宅ローンで借入するオーバーローンを利用する
フルローンを利用することで、頭金がなくてもすべて住宅ローンで賄うことができます。
ただしフルローンの場合はかかる諸費用を現金で用意しなければなりません。
一方でオーバーローンであれば諸費用も含めてまるごとすべてを住宅ローンで借入することができます。
ただし不動産契約時に一時的に手付金を現金で用意する必要があるので、現金なしで家を買うことはできません。
また、どちらの住宅ローンも借入金額が大きくなるため、銀行の審査は厳しくなります。
特にオーバーローンは物件のもつ資産価値よりも高い金額で、住宅ローンを組むことになります。
つまり将来売却時に売却価格よりも住宅ローン残債が高くなってしまう可能性が非常に高くなるのです。
どちらの場合も利用するのであれば審査が厳しくなることを理解し、借り入れ後は繰り上げ返済で早めに住宅ローン残債を減らしていくことが大事です。
頭金を貯めてから買うのとどっちがお得?
頭金なしで家を買うのと頭金を貯めてから家を買うのでは、そこまで変わらない場合が多いです。
- 頭金なしで買う場合は住宅ローン返済を早く始めることができる
- 頭金を貯める間にも家賃などの費用が発生し続ける
頭金を貯めてから住宅ローンを利用したほうが、借入金額が少なくなるのでお得なのではと思う人も多いですよね。
しかし頭金を貯める間にも、現在住んでいる家賃は発生し続けます。
つまり頭金を貯めるのに5年かかるのであれば、その間の家賃60か月分の支出が発生するということです。
5年間で300万円貯めたとしても、家賃で600万円支払っているとお得になるとは言い切れません。
頭金なしで住宅ローン返済を早く始めることで、将来の完済時期を早めることや、ほしい物件を逃さずに買えるというメリットがあるのです。
まとめ
家を安く買うためには、適切なタイミングで適切な物件に対して値引き交渉をする必要があります。
しかし値引き交渉が成功することもありますし、もちろん失敗することもあるのです。
家の価格を安くすることだけに集中してしまうと、資産価値のない物件や、本来の目的とは違う家を買ってしまうリスクも発生します。
理想の家を手に入れるためにも、家にもとめる優先順位や条件を決めておき、後悔しない家選びをするようにしましょう。
コメントを残す