建売住宅を選ぶ際に注意しなければならないポイントがあります。
「建売住宅ってちょっと心配・・・」
「住んでから後悔しないように、絶対に住まい選びで失敗したくない!」
このように建売住宅に不安を持っている方も多いでしょうし、住んでから後悔も絶対にしたくないですよね。
建売住宅は注文住宅に比べ価格が安く、手が届き安い住宅です。
しかしその価格の安さだけに目がいってしまうと欠陥住宅や、資産価値のない物件を購入してしまう可能性があります。
一生に一度の夢のマイホーム、後悔や失敗せずに建売住宅を選ぶ方法をこれから解説していきますよ。
快適な暮らしを実現するためにも、賢い住宅選びをしましょう。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでいる)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。
はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。
もっと安くてもっと条件にあった住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては何千万円という大きな損をしてしまうことになるのです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物であり、一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめましょう。
とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いはず。
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また、上場企業が厳しい審査をしているのも大きなメリットです。
審査に通った優良住宅メーカーのみ掲載が許されているので、悪質な会社に騙されたりしつこい悪質営業をされることもありません。
家を建てる前には1番最初にカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
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それではここから、詳しく解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
建売住宅はどう選ぶ?失敗しない建売住宅の賢い選び方4つ
建売住宅で失敗してしまったという方に多いのが以下の4つです。
- 価格の安さにつられ、実際に住んでみたら生活しづらかった
- 入居後のトラブル対応がされず、とても不満があった
- 売った時の価格がすごく低く、当初からもっと資産価値を考えておくべきだった
- ローンの返済が苦しい
全てにおいて言えるのが、入居後や将来の生活をよく計画していないことです。
住宅はそのまま長く住み続けるものです。
そのため購入時だけではなく、その後の生活をイメージして住まい選びをすることがとても大切になってきます。
こちらでは失敗しない建売住宅の選び方を説明していきます。
ポイントは4つ。
- 希望するポイントに優先順位をつける
- アフターサービスの期間・内容を確認する
- 将来的な資産価値(リセールバリュー)が見込める物件を選ぶ
- 中長期的な資金計画を立てる
順に見ていきましょう。
1.希望するポイントに優先順位をつける
住まいへの理想が膨らんでしまうと、あれもこれも欲しくなってしまい、結果として大事なことを見落としてしまうケースが多くあります。
そうすると以下のようなトラブルが起きることが多いです。
- 実際に住んでみたら駅まで遠くて、毎日がつらい
- 夜は周りがとても暗く、子供の帰りが毎日心配
- 洗濯するのに毎回リビングを通るのが大変だし、家事がしづらい
このようなトラブルの原因は購入時に物件の「優先順位」を考えられていなかったことです。
子供の安全を重視したいのか、毎日の家事を優先したいのか、通学や通勤を重視するのかといったように何を優先すればいいのか決めていなかったケースですね。
このような場合は住み始めてから「後悔」することになります。
たしかに色々な物件を見ていくうちに、あれもこれもと目移りしてしまうのが物件選びです。
しかしそうならないためにもまずは希望する「優先順位」を決めてから住まい探しをしていきましょう。
2.アフターサービスの期間・内容を確認する
住宅は購入して終わりではなく、そこからがスタートです。
つまり入居してからのアフターサービスがしっかりとしているかどうかが、安心で快適な暮らしをできるかのキーになります。
その際気を付けたいのが以下の2点です。
- アフターサービスの期間はいつまであるのか
- アフターサービスに含まれる内容は何なのか
アフターサービスの期間は長ければ長いほどいいです。
もし雨漏りや給排水管といった主要な部位の損傷や欠陥が見つかった場合、自費で工事すると数百万円かかるケースもあります。
必ず契約前の時点で何がアフターサービスに含まれるのか、そしていつまで期限があるのかを確認しておきましょう。
3.将来的な資産価値(リセールバリュー)が見込める物件を選ぶ
リセールバリューのある建売住宅を選ぶことが、将来的にとても大事になってきます。
リセールバリューとは「将来的に売る時の価値」のことです。
「まだ買う前から売る時の事を考えるの?」
「売るつもりはないし、引っ越すつもりもないです。」
リセールバリューの話をすると、多くの方がこのような反応をします。
しかし今は売却の予定が無くても、急な転勤や引越し、子どもの独立などで将来家を売る可能性は多いにあるのです。
- ライフスタイルは多様化しており、将来的に住む場所を変える可能性がある
- 将来売却した時の価格は物件ごとに大きな差が生まれる
- 将来売った時に住宅ローンを消せず、残ってしまう可能性も
今は昔と違い一つの家に何世代にもわたって住み続ける人は少なくなっています。
家族がいる場合でも親御さんが子供夫婦の近くに引っ越す「近居」であったり、介護付き老人ホームに引っ越すことも多いです。
また、同じ建売住宅であっても物件によって将来の価格に大きな差がでます。
例えばリセールバリューをよく考慮して買った場合とそうでない場合で、将来の売却価格が1,000万円程違うケースもあるんです。
資産価値の低い物件だと将来売却時に住宅ローンを全部返せないことにもなります。
そうなると手持ちの貯金で住宅ローンを返すことになってしまいますね。
将来的にいつかは売却する時が来ます。
その際に豊かな暮らしをできるのか、後悔することになるかはリセールバリューにかかっていると言ってもいいのです。
資産価値をよく考えたうえでの建売住宅選びをしましょう。
4.中長期的な資金計画を立てる
「住宅ローンの返済が苦しい。」
「子供を好きな学校に行かせてあげたかったけど、予算的に難しそうだから諦めないと。」
将来の資金計画をしっかりたててから購入しないと、後々苦しい選択をすることになります。
こうならないためにも購入時のみの返済計画ではなく、その後のライフプランを含めた中長期的な資金計画をたてるようにしましょう。
- 家族が今後増える予定や、子供の入学のタイミング等のライフプランが大事
- もしもの時に備えて余裕のある返済計画をたてる
子供の教育費や車の購入、子供の独立など様々なライフイベントがあります。
こういったイベントをあらかじめ考えて、資金を準備しておくことが大切です。
家族に何かあった場合や、急な資金が必要なケースも中にはあります。
返済計画にはあくまでゆとりを持たせて手元現金を残しておきましょう。
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建売住宅の品質は?欠陥住宅が多い?
「建売住宅ってどれも同じようにみえるし、安いから不安。」
「欠陥とか寿命とか、品質が心配。」
建売住宅に対してこのようなイメージを持っている方は非常に多いです。
その理由としては価格の「安さ」があげられると思います。
ではこの「安さ」の理由と、建売住宅の「品質」が実際どうなのかをこちらで説明していきます。
建売住宅が安くたくさん建てられるのは何故か?
建売住宅が安く、大量に建設されているのには理由があります。
- 土地や材料を一括仕入れしているためコストが安い
- 同じような作りのため工事期間が短く人件費がかからない
仕入れる土地は一般の方では買えないような大きくて広い土地を一括で取得します。
そのため1区画あたりの土地費用が安く済んでいます。
また、材料も個別ではなく一括仕入れが基本です。
そのためコストが大幅に削減できるのです。
また、同じような作りであるため工事期間が非常に短く済みます。
早い現場だと2カ月~3カ月で完成してしまうほどのスピードです。
期間が短いためコストで一番大きな「人件費」を大幅に削減することができます。
最近では使う材料の品質も高く、ローコスト住宅よりも品質がいいものも多くあります。
建売住宅の寿命はどれくらい?
「建売住宅って実際どのくらい住めるの?」
建売住宅への不安から、寿命を気にする方もいると思います。
現在の建売住宅は品質もよく、使う部材も良い品質のものを使っています。
そのためメンテナンス次第によってはかなり長く住めるんです。
建売住宅の寿命は以下のようになります。
鉄筋コンクリート造 | 40年~90年 |
鉄骨造 | 30年~60年 |
木造 | 30年~80年 |
必要なメンテナンスを必要な時期に行っていれば、木造でもかなり長い年数住み続けることができます。
しかし逆にメンテナンスを全くしていないと、後々修繕費だけではなく部材の交換費用などが大きくかかってしまいます。
これは注文住宅にも言えることですが、物件はメンテナンスによって寿命が大幅にかわるものです。
住宅の品質を保証する法律
新居に引っ越してから住宅に欠陥がみつかることや、大きな損傷が見つかることもあります。
そんな時、自分で費用を出して修理しなければならないのでしょうか。
- 住宅品確法により引き渡しから10年間は保証がある
- 売主や建築業者が倒産した場合に備えて住宅瑕疵担保責任保険がある
- 売主は買主に対して契約不適合責任がある
住宅品確法とは簡単にいうと買主が住宅を安全に購入できること、そして売主が良質な住宅を建てることを目的とした法律です。
この品確法により引き渡しから10年以内に見つかった瑕疵に対して、売主が保証することになっています。
ここでいう瑕疵とは「建物構造上主要な部分(柱、土台、基礎等)」もしくは「雨水を防止する部分(屋根、開口部、外壁)」においての欠陥を指します。
さらに万が一売主業者が既に倒産していた場合に対しても保証があるんです。
それが「住宅瑕疵担保責任保険」です。
売主業者はあらかじめ瑕疵保険に入り保証金を支払うか、供託金として万が一の時に備えお金を預け入れておくことが義務づけられています。
もし倒産してしまってもその保険や供託金から補修費用が支払われることになっており、買主を守る制度ができています。
これらに加えて2020年4月の民放改正によって変更となったのが「契約不適合責任」です。
これは、契約内容に適合していない住宅の品質に関して売主が責任を負い、買主が保護されるという制度です。
このため、建売住宅購入時にかわされる契約書の内容はしっかりと確認する必要があります。
万が一住宅に欠陥があった場合は、これらの法律をもとに売主に補償を求めることができるのです。
↓契約不適合責任の詳しい解説はこちらの記事を参考にしてみてください↓

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建売住宅の「品質」を見極めるためのポイント4つ
一口に建売住宅と言ってもその品質はピンからキリであり、それを見極めることは確かに難しい側面があります。
しかし、重要なポイントをしっかりと押さえればある程度建売住宅の品質を見極めることは可能です。
ここでは4つのポイントをご紹介します。
- 「住宅性能評価書」を確認する
- 業者の過去の実績をチェックする
- 建築中の物件であれば工事現場を直接見学する
- 建物診断(ホームインスペクション)を行う
順に見ていきましょう。
1.「住宅性能評価書」を確認する
住宅性能評価書とは簡単にいうと「住宅の性能を数値化したもの」です。
住宅品確法にもとづいた制度で、買主が性能をよく吟味しながら住まいを選べるようにと様々な項目を数値化し、目で見えるようになっています。
この住宅性能評価書があることで得られるメリットがこちらです。
- 地震保険料が安くなる
- 将来売却時に資産価値が残る
- 契約においてトラブルがあった場合、指定の機関が間に入ってくれる
住宅性能評価の項目の中に耐震等級という項目があります。
耐震性を表した基準なのですが、この等級によって地震保険が安くなるんです。
耐震等級3級を取得している物件だと、地震保険料は通常の半額まで安くなりますのでかなりお得になります。
また、住宅性能評価書を取得していれば当然住宅の品質が保証されています。
そのため将来売却時にも資産価値として残りやすいんです。
売買契約や請負契約といった契約にまつわるトラブルがあった際にも、指定住宅紛争処理機関に紛争の処理をお願いすることができます。
こちらは無料ではありませんが1万円で弁護士や専門家の調停や仲裁を受けることができます。
2.業者の過去の実績をチェックする
建売業者や不動産業者の中には健全で信頼できる会社もあれば、その反対でトラブルが多く不安な業者もあるのが事実です。
そういった業者が建てた物件は何かとトラブルに巻き込まれがちです。
トラブルに巻き込まれないためにも業者の過去をチェックしておきましょう。
- 「国土交通省ネガティブ情報等検索システム」で業者の過去をチェック
国土交通省のサイトで業者が過去に何かトラブルがないかをチェックすることができます。
過去に業務停止や免許取り消し等があった場合、多くの顧客トラブルを抱えていた可能性があります。
事前に確認して、不安の要素を取り除いておきましょう。
3.建築中の物件であれば工事現場を直接見学する
建売の中には未完成物件で、現在建築中のものもあります。
そういった場合はできれば工事現場を直接見学して、確認しておきましょう。
- 現場がきちんと整理整頓されているのか
- 工事監理者がしっかりとスケジュール通りに進めているのか
現場が整理整頓されていないと、施工品質もしっかりと管理されていない可能性があります。
その日の工事が終わる夕方頃に行って、帰りの現場が整っているかどうかを確認しておきましょう。
工事監理者に今どんな工事をしていて、いつ頃完成するのか聞いてみるのも一つの手です。
あまり現場にこない監理者だとあいまいなスケジュールしか話してくれないこともあります。
そうすると工事自体の管理も甘くなっている可能性がありますね。
専門的な話を聞いてもわからないと思いますが、話してみることでその工事がきちんと行われているかどうかはわかります。
現場周辺の雰囲気も含めて確認しておきましょう。
4.建物診断(ホームインスペクション)を行う
建物の外観はチェックできても、目に見えない部分はチェックできないですよね。
そういった時に役に立つのが「ホームインスペクション」です。
- 建築士や専門家が建物の内部まで細かく調査してくれる
- 屋根裏や床下などもチェックしてくれ、施工状況や品質などもあわせて検査してくれる
- 相場としては10万円~15万円
専門家が目に見えない部分までしっかりとチェックしてくれるのは、とても安心できますね。
建物の状態を細かく知っておくことで、将来のメンテナンスについての情報も把握できます。
費用はかかりますが、入居後の長く安心した生活と比べてみましょう。
住んでから欠陥が見つかると、不安や心配はもちろん補修の必要があるなど安心して暮らすことができません。
この先の安心に比べるとそれほど高くないのではないでしょうか。
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新築の建売住宅を買う時の売主・仲介会社の仕組み
「仲介会社不要ってどういう意味?」
「仲介手数料ってなんの費用?」
不動産を購入する時に出てくるこの「仲介会社」の役割についてよくわからない人も多いですよね。
新築建売を購入する時に、仲介会社を利用する場合と利用しない場合があります。
この違いをよく理解していないと契約時にトラブルになったり、無駄に費用がかかって損をしてしまうこともあります。
こちらで建売住宅を買うときに出てくる仲介会社と売主、買主の関係をよく理解しておきましょう。
売主・仲介会社・買主の関係
不動産の仲介会社の役割っていまいちピンとこない方もいますよね。
まずは仲介会社の役割から解説していきます。
- 売主と買主の間にたち、安全な取引を成立させる
- 買主には物件の内覧から住宅ローン手続き、契約から決済まですべてのサポート
- 売主には物件の宣伝、広告から契約、引き渡しまでのサポート
- サービスの対価として仲介手数料が発生する
仲介会社は不動産売買を安全に進めていくために存在しています。
買主と売主の間に中立の存在として立ち、専門的な知識と経験でサポートをするのが本業です。
仲介手数料とはこのトータルのサービス対価として払われる報酬のことを指しています。
そして売主と仲介会社、そして買主の関係は以下のようになります。
- 買主は安全に不動産を購入するために仲介手数料を支払い、仲介会社に依頼
- 売主は安全に不動産を売却するために仲介手数料を支払い、仲介会社に依頼
- 仲介会社は両者の間にたち、不動産契約・決済を安全に成立させる
仲介会社が間にいないと場合は、買主と売主が直接不動産契約を進めることになります。
売主が法人の場合は不動産のプロが取引相手となるので、どうしても買主が不利な立場に立たされます。
仲介会社が間に入ることでお互いフェアな取引ができるという仕組みです。
売主から直接物件を買う場合vs仲介会社から物件を買う場合 どちらがいいの?
「仲介手数料を抑えたいから、直接買ったほうがいいのかな。」
「結局のところ直接買うのと仲介会社を通すのはどっちのほうがいいんだろう。」
このように仲介会社を通すのか、通さないかで迷う方も多いですよね。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
仲介会社を利用する場合
- 仲介手数料がかかる
- 内覧から住宅ローン手続き、契約に決済とすべてにおいてサービスが受けられる
仲介会社を利用する場合は一般的に仲介手数料がかかります。
物件価格の3%に6万円を加えた金額に消費税をかけた金額なので、3,000万円の物件の場合は約105万円かかる計算です。
しかしその分物件の内覧から引き渡しまですべてにおいてサポートをしてくれます。
ただでさえ専門用語が多く、また専門知識が必要な手続きになるので、プロの目からアドバイスしてくれることは非常にありがたいです。
住まい選びは一生のこと、住んでから後悔や失敗したと思ってもずっと住み続けなければいけません。
後悔しないためにもプロの存在は必須ともいえるでしょう。
売主から直接買う場合
- 仲介手数料がかからない
- すべての手続きを不動産のプロである売主と行うため、一般消費者が不利な立場
売主から直接買う場合は仲介手数料がかかりません。
その分の費用をオプションや貯蓄といった他の費用にまわすことができますね。
しかし仲介会社のように第三者の立場で間にたってくれる存在がいないため、一般消費者は少し不利な立場となってしまいます。
相手は不動産のプロなので、どうしても売主有利に契約が進んでしまうこともあります。
それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで、仲介会社を利用するかしないかを選んでいきましょう。
建売住宅はどの業者から買う?賢い仲介業者の選び方
「仲介会社を利用したいけど、どの業者を選べばいいかわからない。」
仲介業者を利用する場合、数多くある中からどの業者を選べばいいのかわからないですよね。
中には自社の利益しか考えていない業者もあり、本当に顧客を優先して考えてくれる仲介業者を見つける必要があります。
そんな時に注意するべき仲介業者のポイントをお伝えします。
- 広告コピーが誇張気味
- 宅建資格を持ってない営業マンが多い業者
- 希望の連絡先をメールにしたのに電話してくる業者
- ホームページ更新が全然されていない
- 住宅ローン知識が疎く、変動金利ばかりすすめてくる業者
広告コピーで「絶対」や「完全」といったような誇張気味の広告を出している会社には要注意です。
そもそもこういった過剰な表現は宅建業法により禁止されています。
それを知らないのか、知ったうえでの広告なのかどちらにせよ顧客優先ではないことが明らかです。
また宅建資格をもっていない営業マンも不安です。
宅建の資格には不動産取引において必要な知識がたくさん盛り込まれています。
中にはベテラン営業マンであり、すべて経験でカバーしている方もいます。
しかし不動産の知識や不動産営業マンとしての熱意を判断するには宅建資格が一番わかりやすい基準となるでしょう。
問い合わせをした際に希望の連絡手段をメールにしたのに電話をかけてくる業者も注意が必要です。
なぜなら顧客のことを第一に考えていないことが明らかだからです。
営業マンは電話で話すことが契約への近道だと考えます。
そのため顧客優先ではなく自社の利益や自分の成績優先の営業マンがいる場合は、まず電話でコンタクトを取ろうとしてきます。
今の時代ほとんどの問い合わせがインターネットからです。
そのインターネットの更新をしていないということは、不動産情報が明らかに足りていないか、単に仕事を放棄しているかのどちらかです。
こういった不動産屋につかまってしまうと、希望する住まいがずっと見つけられない可能性もあります。
住宅ローンの話をすると、変動金利且つ一つの銀行しか勧めてこない業者も要注意です。
住宅ローンはそれぞれ人によってベストな選択が変わります。
しかし住宅ローン知識がないと目先の金利が低い変動金利や、提携している銀行のローンをすすめてくることがあります。
こうなると将来住宅ローン返済で苦労したり、資金計画で失敗することが非常に多いんです。
最初の段階で住宅ローンについての質問をいくつかして、見極めていきましょう。
宅建資格や住宅ローンなどの金融知識が豊富な仲介業者を選ぶことで、安全安心に住まいを選ぶことができます。
間違っても、最初に問い合わせた業者ですぐに決めないようにしましょう。
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買ってから後悔しないために~建売住宅の内覧で押さえておきたいチェックポイント4つ
建売住宅の内覧時には実生活をイメージして、よく注意しながら見ないといけません。
「こんなはずじゃなかった。」
「思っていたのと違う。」
建売住宅を買ってからこのような後悔をしないようにするには、いくつか内覧時にチェックするポイントがあります。
こちらで内覧時に必ず押さえるべきポイントを説明していきます。
ポイント1.水回りは最重要確認ポイント
水回りは生活するうえで一番大切なポイントです。
ここを押さえていないと、日々の暮らしでストレスを抱えながら生活することになってしまいます。
- キッチンの使いやすさ、家電の置き場所は十分か
- お風呂の機能や浴槽の大きさ、洗い場の広さは十分か
- トイレの個数や換気扇等の設備の有無
キッチンでは使いやすさはもちろん、冷蔵庫や食器棚といった置き場所のスペースを確認しましょう。
入居して冷蔵庫がおけなかったなんてことになると、買いなおすことになってしまいます。
お風呂は追い炊き機能があるかどうかや、窓の位置なども確認しておきましょう。
トイレは4人家族でしたら2つあると便利です。
換気扇や吊戸棚があるかないかもよく見ておきましょう。
ポイント2.建具の建付けを確認する
以外と忘れやすいのが建具のチェックです。
不具合のチェックはもちろん、何がオプション工事で必要なのか確認しておく必要があります。
- 網戸やカーテンレール等、オプション仕様の設備を確認
- すべての扉や収納を一度は開け閉めしてみる
何がオプションか確認しておかないと、後々あれもこれも必要で大きな出費になることにもなります。
また、すべての扉を開け閉めして動作がスムーズであるかも確認しておきましょう。
ポイント3.生活動線をイメージする
実生活の中でかなり大事なのが生活動線です。
これを確認しておかないと毎日の家事でストレスを抱えることになります。
- 洗濯機からベランダまで階を移動するか
- キッチンから洗面所までは遠くないか
- 廊下でぶつかることのないつくりかどうか
洗濯機は1階でベランダは2階という間取りは多いですが、この場合毎日洗濯物を持って2階へ上らなければなりません。
また、キッチンと洗面所が近いと家事はまとめて行うことができて便利です。
見落としがちなのが廊下の扉の間取りです。
トイレのドアを開けてすぐ前がリビングの扉だと、家の中でぶつかってしまうことにもなります。
廊下と扉の位置も事前によく確認しておきましょう。
ポイント4.周辺環境は昼と夜確認する
周辺環境は、昼間と夜とどちらも確認しておきましょう。
「夜になったらとても静かで、暗くて怖い。」
「昼間は静かだけど夜はトラックが多くて騒音がすごかった。」
このように昼と夜では生活環境がかわるケースがあります。
- 通勤、通学ルートは必ず昼夜確認
- 周辺道路や街頭についても昼夜の変化を確認
特にお子さんがいる場合は通学ルートや駅、習い事などの行き帰りが心配ですよね。
街頭の有無や交通量なども含めて確認しておきましょう。
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買ったら終わりではない!建売住宅を購入してからかかるお金を把握しておく
住宅は買ったらすべてが終わるわけではありません。
「契約と引き渡しも終わったからもうお金はかからないね。」
このように安心するのはまだ早いです。
マイホームの購入は、入居後にかかる費用もあるんです。
こちらでは入居後にかかる費用や、メンテナンスについて説明していきます。
マイホーム入居後にかかるお金の内訳
- 引っ越し費用
- 賃貸の原状回復費用
- 引っ越しの際のあいさつ回り費用
- 新居用の家具や家電購入費用
- 固定資産税
引っ越し費用と退去費用は時期にもよりますが、大体20万円~30万円程かかります。
引っ越しの際のあいさつ回りは後々の近所付き合いを考えるとしておくほうがいいでしょう。
タオルなど1件あたり500円~1,000円程の品物が一般的です。
新居に備えて家具等を買う場合、程度にもよりますが50万円~100万円程かかります。
また、住宅を購入すると毎年固定資産税を支払うことになります。
大体5万円~10万円前後ですが、これは新築だからこその金額です。
4年目以降からは10万円~20万円程毎年かかるようになります。
これら入居後の費用もあらかじめ資金計画に含めておけば安心です。
メンテナンス・修繕費用は定期的にかかる
住宅も買って終わりというわけではありません。
定期的なメンテナンスを行うかどうかで住める寿命が大きく変わってくるからです。
メンテナンスを怠ってしまうと修繕費用だけではなく、部材ごと交換することになり大きな費用がかかることにもなります。
30年以上安心して住み続けるには10年~15年ごとにメンテナンスを行う必要があり、50万円~150万円近く費用がかかると想定しておきましょう。
住宅の購入は建物代が大きいため購入費ばかりに目がいきがちですが、新生活を始めてからかかる費用もとても大きいものです。
あらかじめ確認し資金計画をしっかりと立てましょう。
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建売住宅と注文住宅どちらを選ぶべき?
建売住宅と注文住宅はそれぞれの特徴をよく理解したうえで比較検討するようにしましょう。
「建売住宅は安いから心配だし、注文住宅にしよう。」
「注文住宅は高いから建売住宅がいいね。」
このように価格だけで住宅を考えてしまう方がいますが、これでは本当にあなたにあった住まいを選べません。
そうなると理想の住まいをみすみす見逃していることになります。
賢い住まい選びをするためにも建売住宅と注文住宅の違いがわかるよう、こちらで説明します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅のメリット
- 安価
- すぐ入居できる
- 完成物件を見学できる
- 周辺環境が整っている
建売住宅のデメリット
- 自由度が低い
- 基礎・構造部分が見られない
早く、そして安く入居できる点は建売住宅の大きなメリットといえるでしょう。
さらに完成した建物を見ることができるので住み始めてからのギャップがありません。
大型分譲地の場合は道路やその区画まるごと整備されています。
そのためきれいな街並みの中に暮らすことができるのもメリットです。
一方で間取りの豊富さやデザイン性については注文住宅に比べて劣る部分があります。
さらに完成済みの物件だと建築途中を見ることができないこともデメリットといえるでしょう。
しかし最近では間取り変更プランがある業者や、完成後にリフォームで間取りを変更することもできます。
また、未完成物件の場合は建築途中を見ることができますし、完成後でもホームインスペクションを用いて建物検査する人も増えています。
注文住宅のメリット・デメリット
注文住宅のメリット
- 自由度が高い
- 細部までこだわれる
注文住宅のデメリット
- 時間・手間がかかる
- 割高
- 売却が難しい場合も
注文住宅の一番のメリットは間取りやデザインを自由に設計できることです。
ハウスメーカーや施工会社を自分の好きな業者でできるのもメリットですね。
一方で価格の高さと、プラン決め等に大きな時間と労力がかかるのも事実です。
毎週末をプラン打ち合わせに使っても1カ月~2カ月程は最低でもかかります。
また、土地探しから土地の契約、建物のプランと建築と入居まで期間がかかります。
建売住宅が2カ月~3カ月程で入居できるのに対し、注文住宅の場合は12カ月~15カ月程かかるのが一般的です。
出来上がりと自分のイメージとのギャップに悩まされるケースもよくあります。
それぞれのメリット・デメリットをおさえることで、本当にあなたにあった住まい探しをすることができます。
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建売住宅を購入する際の注意ポイント
建売住宅を購入する際に注意すべきポイントは以下の通りです。
- 購入する際の諸費用に何が含まれているのか確認しておく
- オプション仕様と標準仕様もそれぞれ確認する
- 費用をすべて把握したうえでの資金計画を
注意したいのが諸費用の内訳についてです。
建売住宅購入時には通常本体価格の5%~8%の諸費用がかかります。
これを把握しておかないと、急な出費や資金不足になってしまいます。
また、建売住宅にはすべての設備がはじめからついているわけではありません。
例えばテレビアンテナやカーテンレール、網戸などはオプション工事で付ける必要があります。
諸費用とオプション工事の費用を含めたうえでの資金計画をたてないと、資金がショートしたり、必要な設備をつけられない事態にもなりますので注意しましょう。
【Q&A】建売住宅に関する疑問
建売住宅に関するよくある質問にこちらでお答えしていきます。
建売住宅の値引き交渉はどう行うのがべスト?
価格交渉におけるポイントは以下のとおりです。
- 価格交渉をするなら軽い気持ちではなく、確実に購入する意思をもって行う
- 具体的にいくらなら買うという金額を提示
- 販売したばかりの建売は値引きが厳しい
まず「いくらなら下がりますか?」というような交渉の仕方はやめましょう。
売主側はできればもちろん価格を下げたくありません。
それに本当に買うかわからない人に対して値下げしてもしょうがないと判断されてしまいます。
交渉する際には具体的な金額を提示して、その価格なら買うという意思表示をしましょう。
そうすれば売主にも誠意が伝わり、交渉が進む可能性が高くなります。
しかし販売したばかりの建売の金額交渉はかなり難しいです。
なぜなら他にも買い手が見つかるからです。
反対に販売してから期間が経っている建売や、売主業者の決算時期等の場合は価格が下がる可能性があります。
端数を削ることや、100万円~200万円程の値引きが成功する場合もあります。
ローコスト(格安)の建売住宅は買っても大丈夫?
ローコスト住宅と建売住宅を比較検討する方も多いですね。
結論からいうとローコスト住宅もピンキリなため、一概には言えません。
ただし価格が大幅に安いのには理由があります。
部材や人件費、宣伝費といったコストを極限まで安くしているんです。
建売住宅もその点は同じですが、建売住宅はかなりコストを圧縮しています。
そのため設備のグレードが低かったり、アフターサービスの保証が少ない、耐久性等の性能が最低限であるなどのデメリットはあります。
しかしこの特徴は一方で、子どもが独立して夫婦のみでシンプルに暮らしたい人、若い世代で住宅費用をできるだけ抑えたい人、住まいよりも立地を重視したい人などには向いている住宅とも言えます。
こだわりの詰まった高品質な住まいは期待できませんが、一定の品質でマイホームが手に入るという点がローコスト住宅の魅力でしょう。
ローコスト住宅は各社さまざまな工夫を凝らした住まいを展開しているので、検討する際には複数社を比較検討することをおすすめします。
まとめ
建売住宅は価格も安く、すぐに入居できるため非常に人気の住まいです。
しかし価格の安さだけに目がいってしまうと、後々住んでから後悔するケースもあります。
こちらで紹介した4つのポイントを忘れずに、失敗しない賢い住まい選びをしていきましょう。