注文住宅の体験談シリーズです。
今回の記事では、「ヘーベルハウスで家を建てたIさんのケース」を紹介します。
ぜひ参考にして下さい。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させない為に、1番重要なことをお伝えさせて下さい。
マイホーム計画を立てる際に、まずはじめに絶対にしておくべきことがあります。
それははじめにお住いの地域に対応している、住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
『家を建てたい!』と思ったら土地探しよりも、住宅ローン等の資金計画よりもまずはカタログ集めからはじめて下さい。
多くの方が、何も知識がない状態で住宅展示場を訪れますがそれは大変危険です。
実際、しっかりと比較検討せずに3、4社見学しただけで契約してしまい、後から取り返しのつかない後悔をしてしまう方も少なくありません。
最初に地域に対応している様々な住宅メーカーのカタログを取り寄せておくことで、各社の特徴や相場を知ることができますし、メーカーとの値引き交渉も非常に有利になります。
ちなみにカタログ集めは、一社一社調べて取り寄せるのではなくHOMESの一括カタログ請求が便利で簡単ですし、安心して使えます。
100%納得のいくマイホームづくりのためにも、少しの手間を惜しまず最初にカタログ集めをしてしまうことをおすすめします。
それでは解説を進めていきます。参考にしてください。
もくじ
岐阜県でヘーベルハウスで注文住宅を建てた理由・決め手
ヘーベルハウスを選んだ一番の理由は、耐震性です。
建設中の家の内部構造を見られる見学会などにも参加しましたが、丈夫であることが素人目にも一目瞭然。
ほかのメーカーと比べても耐震性と耐久性に対する自信と熱意がまったく違うように感じました。
また、ヘーベル独自の壁は、60年耐久と言われており、メンテナンスにかけるコストもほかのメーカーの壁に比べて断然少なく済むことも魅力でした。

価格は高く、デザインはそこまで好みではなかったのですが、最終的にはデザインよりも地震や災害に強い家であること、購入後にかかるコストが抑えられることを考えてヘーベルハウスに決めました。
注文住宅を建てようと考えたきっかけ
出産を経て子どもが1歳を超えたタイミングで一軒家を検討し始めました。
当時は愛知県に住んでいましたが、もともと家を建てるのであれば主人の実家である岐阜県にと考えていたので、土地探しと並行して家を建てることを検討し始めました。
建売は価格の安さが魅力的ではありましたが、やはり画一的な見た目であること、安い分、使う素材や構造に不安がありました。
一生に一度の大きな買い物なので、自分たちで選んだり決めたりしながら家づくりを楽しみたいという思いもあり、注文住宅を選びました。
注文住宅を建てる際にまず取り組んだこと
住宅に関する知識がなかったので、住宅購入に関する本を買って読みました。
失敗しないために、営業の方に質問する内容や、税金のこと、補助金のことなどあらかたの知識を頭に入れました。
まずは多くのメーカーのモデルハウスが並ぶ住宅展示場に行って、いくつかのメーカーの家をみて回りました。
また、可能なかぎり現地見学会や実際に住まわれている方のお宅にも訪問しました。
大きな住宅展示場は、大手メーカーのモデルハウスが中心だったので、比較するために低コストメーカーのモデルハウスにも見学に行きました。
住宅に関する知識がほとんどゼロでしたが、色々なメーカーの家をみて、営業の方の話を聞くうちに、それぞれのメーカーの個性や強みが分かるようになってきました。
例えば「ここはデザインや機能性押しだけど、あまり内部構造には触れないな。
構造についてはあまり触れられたくないのかも」や「使う木材の産地にまで踏み込まないな。
ということはあまり産地にこだわりがないんだろうな」など、弱みと思われる部分もおのずと分かってくるようになりました。
注文住宅を建てようと思い立ってから完成までにかかった期間
見学などを始めてから約1年間です。
家を建てる際にかかった費用とその内訳
総額で約4000万円かかりました。内訳としては、住宅で約3000万円、地盤の強度を高めるための工事費約100万円、土地代約700万円、外構約150万円です。
家を建てる際にやっておいてよかったこと
構造見学会に参加し、複数のメーカーの構造を見ること
ライオン先生
構造見学に参加したことがとてもよかったです。
完成見学会というのはよくありますが、クロスを張ってしまうと中身は見えません。
素人はどうしても外見の美しさやオシャレさに気をとられがちですが、やはり長く住むためには基礎や構造が一番重要だと思います。
逆に、それをさらけ出して見せてくれるメーカーは信頼できるメーカーだと思います。
基礎や構造に関しては一つのメーカーからだけではなく、複数のメーカーから話を聞いたことも勉強になりました。
例えば鉄骨住宅、鉄筋住宅、木造住宅のメーカーでは言うことが違っていたりします。
両方の意見を聞いてみないと、どちらが正しいのか間違っているのか、よいのか悪いのかも判断できません。
住宅の営業さんはとても話じょうずな方が多いので、つい話をすべて鵜呑みにしてしまいがちですが、あくまで冷静に一歩引いて客観的に話を聞くことも大切だと思います。
形と壁の組み合わせを実際の家で確認
ライオン先生
ヘーベルハウスの場合は独自の壁がウリなのですが、色が柄などに種類があります。
サンプルで見ているだけだと分かりづらいので、通勤時やでかけた際などにヘーベルハウスの家を見つけては壁と建物の雰囲気を見て、「あの壁だとこういう雰囲気になるんだな」とイメージづけるようにしました。
そのうえで最終的に自分たちが一番いいと思った壁を選びました。
家を建てる際にやっておけばよかったこと
外構業者をもっと早めに決めておけばよかった
外構の業者を決めておらず、あまり吟味せず紹介された業者に依頼しました。
ですが、正直あまり納得いく形になっていません。同じ予算でももう少しいいようにしてくれる業者があったのではないかと思っています。
家が建ってから…とのんびり構えていたのですが、やはり地面が土の状態やポスト、インターホンなしでは生活しづらいことにあとで気づき、焦って業者を決めてしまったことが悔やまれます。
家の外見を大きく左右する外構。もう少し外構を重視し、外構業者選びやデザインに時間を割けばよかったと思います。
カーテンは内装決めの際に合わせて発注した方が失敗なし
インテリア関連は、メーカーから発注すると高くなると思い、あまり頼みませんでした。
でも、カーテンだけは頼めばよかったと後悔しています。1階はメーカーから発注したもので、2階は自分たちで既製品を買ってきてつけたのですが、クオリティが違いすぎました。
メーカー発注のカーテンは、丈や幅も窓のサイズにきっちり合わせて作ってくれているのでやはり見た目の美しさがちがいます。
引っ越しと同時にカーテンがついている状態というのもメーカー発注の魅力。引っ越しのドタバタで、結局取り付けが遅くなってしまうので、やはり最初からメーカーに依頼しておけばよかったと思いました。
これから家を建てる方へのアドバイス
ライオン先生
家を建てるというと途方もなく長い期間がかかるイメージでしたが、はじまってしまえば驚くほどあっという間です。
特に、ヘーベルハウスの場合は、柱部分などを工場で組み立ててから運んでくるので、基礎ができて以降は本当にあっというまでした。
とは言え、実際の建設が始まるまでの間は打ち合わせに次ぐ打ち合わせで、「もう考えるのも疲れた・・・」と、なかだるみした時期もありました。
そういうときは、プロにおまかせしてしまうのもアリだと思います。
設計にしろ、内装にしろ、自分たちよりも知識も経験もある方たちが対応してくれるので、よほどの大きな間違いは起こらないと思います。
あと、その都度確認してくれるので、意見があれば汲んでくれます。
私たち夫婦は、絶対こういう家がいい!という明確なビジョンがないまま、家づくりを始めてしまいましたが、打ち合わせをしていくうちに「こういうのがいいな」というイメージがかたまってきたように思います。
なんとなく何もわからないけど家を建てたいという状態でも、展示場や見学会に足を運ぶうちに、何らかの方向性やビジョンが見えてくると思います。
まとめ
私たちは耐震性、耐久性を考えてヘーベルハウスに決めました。
住み始めてからまだ震度2程度の地震しかきてはいませんが、おかげで安心して住むことができています。
ヘーベルハウスは建物自体の強度だけでなく、土地の強度の審査も厳しいです。
認められた強度の土地でないと家が建てられません。我が家も基礎をつくる前に土地自体にボルトを入れる工事を行いました。
私の隣の家は、地場の工務店で建てられた家ですが、すぐ隣なのにも関わらずそのような工事は行っていません。
金額は高いですが、その分頑丈さはピカイチだと思っています。
自然災害が頻発している昨今だからこそ、耐震性やあとあとかかってくるメンテナンス代も考えて家を選ぶことが大切だと思います。

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