家を買うメリットは?タイミングはいつ?買う前に知っておくべき知識を総ざらい!

結婚したり、家族が増えたりすることは、家を買うタイミングのひとつです。

家を買うことは多くの経済的、心理的なメリットがあります。

その一方で経済的な負担、デメリットも大きなものです。

ここではどんなメリットとデメリットがあるのかをまとめました。

また、若いうちに買うべきか、40代過ぎてから買ったほうがよいかも考えています。

家を買うか迷っている人には必見の内容です。

もくじ

家を買う経済的なメリット5選

家を買うメリットは多岐にわたります。

物理的に不動産を所有するメリットの他にも、高額の資産を所有する満足感もあるのです。

つまり、家を買うことは、経済的なメリットと心理的なメリットがあることになります。

まずは経済的なメリットのご紹介です。

  1. 財産が残る
  2. 家賃と異なり捨て金にならない
  3. 団体信用生命保険による救済措置
  4. リフォームができる
  5. 税制の優遇措置が受けられる

1.財産が残る

資産として不動産が残ります。

戸建住宅であれば、建物を取り壊しても土地は残るのです。

マンションは長寿命なので、築年数が経過したとしても住むことができます。

また、敷地の持分権は消滅しません。

不動産、特に土地の価値がゼロになることはないのです。

これが、不動産が車や消費財と異なる点といえます。

2.家賃と異なり捨て金にならない

家賃を払い続けていても、その不動産が自分のものになることはありません。

家賃は利用料金だからです。

家を買う場合、多くの人はローンを利用します。

それは場合によってはアパートの家賃よりも高いものです。

それでもローンを支払い続けるのは、自分の家に対してだから、という人が多くいます。

住宅ローンは家賃と違って捨て金にならないのです。

3.団体信用生命保険による救済措置がある

団体信用生命保険は多くの住宅ローンで加入が要請される生命保険です。

ローンを借りている人が死亡した場合、保険金で住宅ローンが完済され、遺族に請求されることはなくなります。

この救済措置があるおかげで遺族が路頭に迷うことはありません。

賃貸住宅だと一家の大黒柱の死亡はすぐに家賃の支払いに響いてしまいます。

4.リフォームができる

戸建住宅であれ、マンションであれ、家族構成やライフステージに合わせてリフォームが可能です。

壁に釘一本打つのも気を使う賃貸住宅ではこうはいきません。

本来、家はその住む家族の事情に応じて可変的であるべきです。

所有物件ならばそれをかなえることができます。

5.税制の優遇措置が受けられる

住宅ローンを借りた際の住宅ローン減税、譲渡益が出た場合の買い替えの特例等、日本の税制は自宅を購入した際には大きな恩恵を用意しています。

相続税も自宅への控除額は大です。

税制も自宅を所有すること誘導するかのように優遇措置があります。

こうした恩恵を受けられるように国の諸制度が整備されているのです。

家を買う心理的なメリット4選

家を買うということは、物理的な資産を得るばかりではありません。家は何千万円もの大金がかかります。

人生の買い物の中でもトップクラスの高額なものです。

当然にその満足感は大きくなります。

家を買うことによる心理的なメリットは以下のとおりです。

  1. 家を買うという満足感が得られる
  2. 社会的な信用を得られる
  3. 終の棲家を得た安心感
  4. 愛着がわく

家を買うことの心理的な側面に迫ります。

1.家を買うという満足感が得られる

人は大きなお金を使って買ったものほど大きな満足感を得ます。

その点、大金を払って購入する家はその満足感もひとしおです。

中には何軒も買い替える人がいるものの、多くの人は家を買うのは一度きりとなります。

そうなると一生で一回しか家を買うという満足感は得られません。

それだけ家を買うインパクトは大きいのです。

2.社会的な信用を得られる

家を買うことを報告すると、年配の人ほど「これで一国一城の主だな」といった祝福、激励をしてくれます。

かつては家を持つ、車を買うという行動がステータスや目標になっていたことがありました。

若い人ほどこうした感覚は薄れているものの、今でも社会的な信用を得る指標のひとつとなっています。

3.終の棲家を得た安心感

家を買うのは大変な作業ですが、売却することも同じくらい大変です。

家を買ってしまえば、それが終の棲家と思って買う人も多くいます。

やや大げさにいえば安住の地を見つけることができたのです。

誰にも邪魔されない自分の家があるという安心感は代えがたいものがあります。

4.愛着がわく

賃貸マンションに住んでいてもその部屋に愛着がわくこともありますが、自分の家であればそれがより一層強くなります。

分譲マンションでは共用部の管理は管理会社がしてくれるものの、専有部や戸建住宅の管理は自分で行わなければなりません。

設備が急に壊れて大変なこともあります。

そうしたトラブルを乗り越えていくと、徐々に愛着がわいていくのです。

家を買うデメリット5選

家を買うことは経済的にも心理的にも多くのメリットがあります。

ただ、もちろんいいことばかりではありません。

むしろ経済的にはローンに縛られることもあります。

返済がうまくいかないと心理的にもダメージです。

ここでは家を買うことのデメリットをまとめてみました。

  1. 多額の購入費用が必要
  2. ライフスタイルの変化についていけない可能性がある
  3. 転勤に対応できない
  4. 売却がうまくいかない場合がある
  5. 「負」動産になる可能性がある

それぞれ見ていきましょう。

1.多額の購入費用が必要

頭金、住宅ローン、諸費用のお金。

普段使うお金とは文字通り桁違いのお金を工面しなければなりません。

この金額は年収の何倍にもなるのです。

住宅ローンも何十年にも及びます。

働いている間は住宅ローンがついて回ることになるのです。

これを考えただけで気持ちがなえてしまう人もいます。

それほど日常は意識しないほどのお金を扱うのが家を買うことなのです。

2.ライフスタイルの大変化についていけない可能性がある

先ほどはリフォームによってライフスタイルの変化に対応できるとお話ししました。

ただし、この方法にも限度があります。

大きな変化には対応できない可能性があるのです。

例えば離婚。

家族が減ることに対してはリフォームやリノベーションでは対応が困難です。

減築も現実的ではありません。

家族構成やライフスタイルの大きな変化には住宅はついていけないのです。

3.転勤に対応できない

転勤もライフスタイルの大変化のひとつです。

当然ながら転勤先に家を持っていくことはできません。

戻ってくる時期が定まっているならば、賃貸に出す手段も残されています。

それでも住宅ローン控除が使えなくなるなどの不利益があるものです。

転勤を機にせっかく買った家を売却することもあります。

転勤族にとっては家を買うことはリスクでもあるのです。

4.売却がうまくいかない場合がある

何かの事情で売却しようとしても、売れない場合があります。

売れたとしても想定する金額を下回る場合も。

現物資産である不動産は株式のように簡単に売買はできないのです。

よほどの人気物件でない限り、売却を始めてから引き渡しまで数カ月以上かかります。

年単位に及ぶ場合も珍しくありません。

何事もスピードが速くなった時代においても、不動産の売却は時間のかかるものなのです。

5.「負」動産になる可能性がある

売却できない結果、資産である不動産が、負債である「負」動産になってしまうことがあります。

人口が減少する世の中になり、都市が際限なく拡大する時代は終わりました。

郊外の住宅地や地方都市などでは売るに売れない不動産も増加しています。

投げ売りでも売却できれば幸運です。

場所によっては、不動産が資産ではなく負債となる時代が近づいています。

いつごろ家を買うべきか?おすすめのタイミングを紹介

「家は若いうちに買ったほうがいい」「頭金をしっかり貯めたほうがいい」といつごろ家を買うべきかについては多くの意見があります。

若いほうがローンの返済期間は長くできます。

年功序列は崩れたとはいえ、年齢を重ねたほうが高い給与水準です。

年齢と購入時期についてまとめてみました。

家を買うのは何歳が多いか

住宅金融支援機構が2017年に発表した“民間住宅ローン利用者の実態調査”では、20代で家を買った人は購入者全体の約9%、30代が約53%、40代は約30%という結果でした。

子どもも生まれ、賃貸住宅が手狭になった人たちが多く家を買うことが考えられます。

次は子育てには目途がついたものの、教育費が大きい時期の40代です。

20代は全体の9%と少数派となりました。

若い時期に家を買う2つのメリット

20代などの若い時期に家を買うメリットを考えてみましょう。

若い世代にあって他の世代にないもの、それは時間です。

働くことができる期間が他の世代よりも長いことが挙げられます。

このため、若い時期に家を買うメリットは以下の2点です。

  1. 余裕を持った返済計画が立てられる
  2. ローン返済後に老後資金も貯められる

それぞれ解説します。

1.余裕を持った返済計画が立てられる

現在20代であれば、残り40年近くは働くことができます。

定年が今よりもさらに伸びる可能性もあるくらいです。

住宅ローンも比較的長期間のものを選択することができます。

長期間の返済では月々の返済額を減らすことが可能です。

家計への負担を最小限にとどめ、余剰金を生活費や貯蓄に回すことができます。

2.ローン返済後に老後資金も貯められる

老後には年金以外に2000万円が必要、との話題が持ち上がるように、老後資金は自分でも手当てをしないといけない時代になりました。

ただ、ローンを支払いながら2000万円ためるのは至難の業。

それでも若いうちからローンを組んでおけば、ローン終了後に老後資金を貯めることもできます。

例えば25歳でローンを借り、30年ローンなら55歳で完済です。

65歳定年であれば、10年間は老後資金に専念できます。

これも早い時期からローンを返済していたからこそ、できることです。

若い時期に家を買う3つのデメリット

若い時期に家を買うのはメリットばかりではありません。

デメリットも存在します。

先ほどのデータでも20代で家を買った人が少なかったのは、こうしたデメリットを避けたからです。

20代では収入的にもライフプランにおいても不安定で不確定なことが多くあります。

若い時期に家を買うデメリットは以下の3点です。

  1. ライフイベントに不確定要素が多い
  2. 頭金が少額になる傾向
  3. 収入が低く安定しない

それぞれまとめました。

1.ライフイベントに不確定要素が多い

晩婚化が進む日本では20代で結婚する人が減っています。

20代では独身なのが当たり前です。

その状態で家を買う判断はしにくくなります。

今は独身でも結婚をするのか、子どもが何人生まれるのか、など不確定要素がたくさんあるのです。

結婚や出産だけではありません。

今の仕事をずっと続けるかもわかりません。

最近の20代は堅実な人も多いとの話もあるものの、家を買うよりも友達や恋人と遊びたいと考えるもの。

将来が不確定な中で家を買う決断は下しにくいものです。

2.頭金が少額になる傾向

一般的に入社したて、働き始めの給与水準は低いものです。

大卒22歳で働き始めても20代で頭金を貯められる期間は7年ほどしかありません。

この期間内で貯められる頭金は少額となってしまいます。

頭金が少ないと住宅ローンの返済が負担となり、ゆくゆく苦しくなるものです。

頭金が貯められないために家を買うことを断念している20代は意外と多いものです。

3.収入が低く安定しない

年功序列が崩れたとはいっても、働き始めの20代は給与水準も高くありません。

また、入社3年以内に多くの新入社員が転職することを考えると、20代の収入はなかなか安定しないものです。

安定しない収入では余裕をもってローンを返済することが難しくなります。

ローンは収入があってこそ、返済できるものです。

収入が不安定な世代ではローンを組むこと自体が困難となっています。

40代以上で家を買う3つのメリット

若いうちに家を買うメリットはご紹介したとおりです。

ですが、ある程度の年齢になったからといって、家を買うタイミングを逸したわけではありません。

40代以上になっても家を買うメリットは多くあるのです。

それは若い世代にはできないこともあります。

40代以上で家を買うメリットは以下のとおりです。

  1. ライフプランが立てやすい
  2. 頭金を貯められる
  3. 返済額を多くできる

それぞれ見ていきましょう。

1.ライフプランが立てやすい

40代ともなると、子育て中でお金のかかる時期とはいえ、ゴールが見えてきます。

仕事も軌道に乗り、およその道筋もついてくるものです。

自分がどれくらいまで働き、収入がどれくらいになりそうかも予想がついてきます。

このようにある程度の年齢になると、若い時に比べてライフプランが立てやすくなるのです。

家を買ううえで不確定要素や不安定要因はなるべく少ないほうが計画を立てられます。

2.頭金を貯められる

働きだしてからの時間が経過しているため、ある程度の貯蓄もあります。

若い時よりも収入は増えているはずです。

子どもの教育費や老後の資金も頭をよぎりますが、頭金などの住宅資金も貯める時間が多くあります。

貯金が多いほど、住宅ローンは少なくして負担を減らすことが可能です。

3.返済額を多くできる

長く働いていても頭金を貯められないこともあります。

たとえ頭金を十分貯めることができなかったとしても、ある程度の収入があれば、20代のころよりもローンの返済額を増やすことは可能です。

子どもがいなかったり、独立したりすれば、ローンの返済額はより大きくできます。

かつての年功序列の時代よりも給料の伸びは衰えたとはいえ、20代よりも40代のほうが平均的な収入は高いのです。

40代以上で家を買う2つのデメリット

40代以上で家を買う場合、その年齢がネックになることもあります。

定年は近づいていますし、そろそろ健康面も心配です。

40代以上で家を買うデメリットは以下のようになります。

  1. 返済期間が短くなる
  2. それまでの家賃が捨て金になる

ひとつずつお話しします。

1.返済期間が短くなる

住宅ローンは定年までには完済したいものです。

定年は伸びているものの、定年延長しても65歳程度が一般的となっています。

仮に45歳でローンを組むと、20年、できれば15年で終えたいところです。

15年から20年での返済は当然ながら月々の返済額は大きくなります。

長期間のローンが使いづらいのが、40代以上のデメリットです。

2.それまでの家賃が捨て金になる

これまで家を買わなかったということは、家賃を支払ってきたということです。

残念ながら家賃は資産になりません。

会社の寮や家賃補助がない限り、これまでの家賃はいわば捨て金となってしまいます。

この家賃をローンや頭金のために貯めることができていれば、もっと楽に家を買うことができました。

家を買うときに経済情勢を見るべきか

万全の計画を立てていても、社会状況や経済状況によっては家を買うという決断が下せない場合もあります。

現在のコロナ禍の状況では経済が停滞することが予想され、自分の収入、ボーナスなどに響く可能性も。

こんな時はなかなか決断ができないものです。

これまでもリーマンショック、東日本大震災など、大きな災害や景気後退時には住宅取得は低迷してきました。

このような状況では、家を買う雰囲気ではなくなってしまいます。

ですが、こうしたネガティブなイベントがあっても、1年から2年程度で状況はかなり改善するものです。

むしろ、不動産が値下がりして家が買いやすくなることもあります。

家を買う際には経済情勢も見ることも必要です。

家を買うにはライフイベントと経済情勢をチェック

経済情勢を見るべきとお話ししましたが、自分や家族のライフイベントも同じくらい大事です。

家を買うには、ライフイベントと経済情勢の両方を見る必要があります。

片方だけではひとりよがりの判断となりがちです。

この判断はとても難しいものですし、その答えもすぐにはでません。

何年後かに、あの時買っておいてよかった、とようやくわかるようになります。

このふたつの判断を間違わないようにしましょう。

まとめ

家を買う判断はとても難しいものです。

熟慮しても失敗することもあれば、衝動的に買っても成功することがあります。

それでも計画的に行ったほうが、成功率は上がることは事実です。

自分のタイミングと経済のタイミング。

そして家を買うメリットとデメリット。

これらをしっかりと見計らいましょう。

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