「一戸建て」と「マンション」買うならどっち?メリット・デメリットや特徴をそれぞれ紹介

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<記事の情報は、2023年9月7日時点のものです>

これからマイホームを購入するなら「一戸建てがいいか、マンションがいいか」で迷っている方が少なくないと思います。

それぞれメリットとデメリットがあるので、既にマイホームを購入した経験がある人に意見を聞いても、どちらがオススメなのかは人によって様々です。

そこであなたに合ったマイホームを選択するために、購入費用や住み心地、将来的な資産価値、リフォーム・増改築のしやすさなど、多方面から「一戸建て」と「マンション」を比較してみたいと思います。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。

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それでは、本文の解説をしていきます。

「一戸建て」と「マンション」に住んでいる人の割合

総務省の調査によると、全国の住宅の比率は一戸建てが54.9%、マンションに代表される共同住宅は42.4%となっています。

マンションの割合は年々増加傾向にあり、30年間で15%近く上昇しています。

特に高層マンションの増加は顕著で、15階建以上の高層マンションは平成20年から平成25年までの5年間で増加率47.6%と、急速に増えつつあることが分かります。

一戸建てとマンションの割合

ここ30年で住環境は大きく変化しているようです。

それでは実際に一戸建てとマンション、どちらが住みやすいのでしょうか?

参考:統計局ホームページ/日本の住宅・土地−平成25年住宅・土地統計調査の解説− 結果の解説

「一戸建て」と「マンション」それぞれの特徴を7項目で徹底比較

「一戸建て」が良いのか「マンション」が良いのかは、それぞれの価値観や嗜好、ライフスタイルなどによって意見が分かれるところです。

他の人にはメリットになることが、自分にとってはデメリットになってしまうこともあるでしょう。

したがって一概にどちらが良いと判断することはできません。

しかし「一戸建て」と「マンション」のそれぞれの特徴を良く理解することで、自分にとってのベストな選択肢が見えてくるはずです。

この章では「一戸建て」と「マンション」のそれぞれの特徴を7つの観点から詳しく見てみたいと思います。

  1. 物件購入時の費用
  2. 住み心地
  3. 将来的な資産価値
  4. リフォーム・増改築のしやすさ
  5. 維持費・生涯コスト
  6. 売りやすさ
  7. ライフスタイル

マイホームを購入した後で後悔しないようにするためにも、是非参考にしてください。

1.物件購入時の費用を比較

一戸建てとマンションの取得費用を比較するにあたって、一戸建てとマンションでは、ほぼ同じ条件の物件が販売されることはほとんどないので、単純に両者の販売価格を比較することにあまり意味はありません。

そこで、物件購入時の費用を比較してみたいと思います。

一戸建てでもマンションでも不動産を購入する際には、物件の売買代金のほかに様々な費用が発生します。

ここでは一戸建てとマンションの物件購入時にそれぞれ発生する費用について見ていきましょう。

共通する費用

まずは一戸建てでもマンションでも、新築分譲住宅を購入する際に共通して発生する費用から見てみましょう。

  • 契約書の印紙代
  • 登記費用
  • 住宅ローンを利用する際の融資手数料、信用会社に支払う保証料
  • 融資を受ける場合の担保設定費用
  • 火災保険料

これらの他に、住宅購入後にかかる費用として不動産取得税、固定資産税、都市計画税があります。

「一戸建て(建売分譲住宅)」に発生する費用

  • 不動産仲介手数料

不動産仲介手数料とは、不動産会社の仲介業務(売買や賃貸)に対して支払われる報酬のことをいいます。

仲介手数料の仕組み

一戸建てでもマンションでも、物件の売主から直接購入しない限りは、仲介手数料が発生します。

したがって物件を不動産会社の仲介により購入するのが一般的な中古住宅の場合には、一戸建てでもマンションでも仲介手数料の支払いが発生します。

一方、新築マンションを購入する場合や一戸建て注文住宅を建てる場合には、仲介手数料はかかりません。

しかし、新築でも建売の一戸建て住宅を購入する場合は、不動産会社の仲介で購入するケースが多く、その場合には売買価格の3%+6万円を上限とする仲介手数料が発生します。

売買価格が5,000万円の場合の仲介手数料は156万円にもなるので、決して少なくない負担になります。

「マンション」に発生する費用

  • 修繕積立基金(修繕積立一時金)

続いてマンションにのみ発生する費用を見ていきましょう。

新築マンションを購入する場合には、20~40万円台の修繕積立基金(修繕積立準備金または修繕積立一時金ともいいます)の支払いが必要になるケースが多いようです。

これは入居後に毎月支払いが発生する修繕積立金とは別で、マンション購入後の月々の修繕積立金の負担額を抑えるために、最初にまとまった額の修繕積立基金を購入者全員から集めておくことが目的です。

2.住み心地で比較

一戸建てとマンションのどちらを選ぶか決める際には、取得費用や維持費、将来の資産価値などのお金に関することも大事な要素ですが、長く快適に暮らしていくためには「住み心地」は絶対に欠かせない要素です。

ここでは、それぞれの住み心地に関するメリットをご紹介します。

「一戸建て」のメリット

一戸建てには、次のような住み心地に関するメリットがあります。

  • 庭付きの家に住むことができる
  • 騒音問題が起こりにくい
  • プライバシー面で優れている
  • 日当たりや通風が良い
  • 近隣住民との関係性が高くなる

・庭付きの家に住むことができる

戸建て志向が強い人にとっての最大のメリットは、庭があることでしょう。

マイホームに庭があると、ガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、ペットを自由に飼育出来たり、庭でバーベキューを楽しんだりすることができます。

また車を所有している人にとっては、駐車場代が節約できると共に、いつでも自由に洗車ができるなどのメリットがあります。

・騒音問題が起こりにくい

一戸建てでは、マンションほど上下階や隣との騒音によるトラブルが発生することはありません。

また生活していく上でも、マンションのように隣近所に対して気兼ねする必要が少ないのがメリットです。

・プライバシー面で優れている

一戸建ては建物が独立していて庭があるので、マンションと比べるとプライバシーがより守られています。

・日当たりや通風が良い

立地にもよりますが、一戸建ては窓が多くとれるので日当たりや通風が確保しやすくなります。

また一般的にマンションよりも住戸面積が広くなる傾向があります。

・近隣住民との関係性が高くなる

近隣住民との人間関係が希薄になりがちなマンションに対して、一戸建てでは住民同士のコミュニケーションが密になりやすい傾向があります。

「マンション」のメリット

次に、マンションで生活していく上でのメリットを見ていきましょう。

  • 利便性が高い
  • 防犯性が高い
  • バリアフリーな暮らしができる
  • メンテナンスの手間がかからない
  • 光熱費を節約できる
  • 日当たりや眺望が良い
  • 共用施設が充実している

・利便性が高い

一戸建てよりもマンションの方が、最寄り駅へのアクセスが良く、利便性が高い立地条件の物件に手が届きやすくなります。

1戸あたりの土地面積が少なくて済むマンションでは、駅近で便利な立地の物件でも販売価格が抑えやすいためです。

・防犯性が高い

マンションは、防犯カメラやオートロックなどの防犯設備が充実しています。

さらに管理人が常駐していることも多く、共用部分には他の住民の行き来があるので空き巣や放火などの犯罪の抑止力があります。

・バリアフリーな暮らしができる

マンションにはエレベーターが設置されていて、住戸部分もワンフロアーです。

室内には戸建て住宅ほど段差がないので、高齢者や障害を持つ人でも安心して暮らすことができます。

・メンテナンスの手間がかからない

マンションには月々の管理費の支払いがある分、敷地内や共用部分の清掃やメンテナンスを住民が自ら行う必要がありません。

またゴミ出しも、24時間可能であるなど比較的楽に行うことができます。

・光熱費を節約できる

マンションは一戸建てと比べて屋外に面している外壁の表面積が少なく、窓の数も少なめです。

そおためマンションの気密・断熱性能は、一般的に一戸建てよりも高いので冷暖房費の削減につながります。

特に南向きで日当たりが良い部屋では、冬の暖房費を大幅に削減することが可能です。

・日当たりや眺望が良い

周辺環境によって変わりますが、マンションの高層階であれば日当たりや眺望が非常に良いことが多いでしょう。

この点はマンション、特に高層階を希望する人にとって大きな選択理由となります。

・共用施設が充実している

近年の新築マンションでは、宅配ボックスやキッズルーム、パーティールーム、ゲストルーム、防災倉庫などの共用施設が充実していることが多く、住民なら誰でも利用することができます。

またマンションによっては、敷地内に公園や緑地、子供の遊び場なども備えています。

3.将来的な資産価値で比較

不動産を将来家族へ残すための資産として購入する方も少なくないと思いますので、将来的なそれぞれの資産価値についても見ておきましょう。

「一戸建て」と「マンション」とでは、将来の資産価値はどのくらい違うのでしょうか。

「一戸建て」の資産価値

  • 建物の価値は経年とともに低下するが、土地の価値は残る
  • 長期的な資産価値は高い

一般的に木造の一戸建て住宅の場合には、建物の資産価値は築20年で新築時の15%までに低下し、築30年でほぼ価値がなくなると言われています。

しかし、適切なメンテナンスや定期的な修繕を行っていれば、築30年で建物が使用できなくなってしまうことはないので、実際に物件を売却する際には、購入希望の人がいる限り建物の価値はゼロにはなりません。

また不動産の資産価値は土地と建物で決まります。

一戸建て住宅の場合には、経年劣化によって建物価格が下落したとしても土地の資産価値が残るので、一定の資産価値を長期的に保ち続けることが可能です。

すなわち一戸建て住宅の場合は、建物の資産価値は早く目減りしても、土地の価値はずっと残り続けます。

したがって、短期的な資産価値の低下はマンションよりも大きくなる傾向がありますが、50年以上先の長期的な資産価値はマンションよりも高くなるといえます。

「マンション」の資産価値

  • 資産価値の下落率は緩やか
  • 立地条件に大きく左右される

マンションは1住戸当たりの土地所有面積が一戸建てと比べて僅かなので、建物の経年劣化に合わせて資産価値が徐々に減少していきます。

しかしマンションの場合には、建物の資産価値が築50年程度まで残るので、一戸建てと比較して資産価値の下がり方は緩やかになります。

20年後の建物の資産価値は、一戸建て住宅が新築時の15%程度といわれるのに対し、マンションは新築時の60%程度といわれています。

したがって築20年程度で売却するのであれば、マンションの方が高値で売却できる可能性が高いでしょう。

また近年では、利便性の高い立地のマンションや、一部のビンテージマンション、近隣地域の再開発などによって分譲当時よりも高値で取引されるマンションも少なくありません。

一方、新築マンションが供給過剰になれば、立地に難のあるマンションは安値でも売却できないといった事態にもなりかねません。

将来のマンションの資産価値は、立地条件に大きな影響を受けると言えるでしょう。

4.リフォーム・増改築のしやすさで比較

住まいは一戸建て、マンションに関わらず、築年数の経過にともない経年劣化や設備の老朽化が進行するので、適切な修繕、メンテナンスが欠かせません。

また子供の成長や家族構成の変化にともないライフスタイルも変化するので、長く快適に暮らしていくためには将来的にリフォーム・増改築が必要になるでしょう。

そこで「一戸建て」と「マンション」のリフォーム・増改築のしやすさを比較して見ました。

それぞれ、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

「一戸建て」のメリット・デメリット

  • 自由にリフォームが可能
  • リフォーム費用は割高になる傾向

「一戸建て」では、屋根や外壁などの外周りのリフォーム、外構のリフォーム、室内のリフォーム、増築、物置小屋の設置、駐車スペースの増設など、基本的には法律の範囲内で何でも自由に行うことができます。

特に太陽光発電パネルの設置や、オール電化リフォーム、断熱サッシへの変更、子供部屋の増築など、マンションでは不可能なリフォームでも行うことができるのが最大のメリットになります。

一方、一戸建てのリフォームには構造躯体が絡むことが多いので、一般的にリフォーム費用はマンションよりも割高になってしまう傾向があるのがデメリットになります。

「マンション」のメリット・デメリット

  • リフォームに大きな制約がある
  • 技術的な側面ではリフォームしやすい

「マンション」は、屋根や外壁の修繕、共用部分のリフォームなどを自分で行わなくても良い反面で、専有部分(室内の住戸部分)のリフォームを行う上でも管理規約による制限や、建物構造上の制約が数多くあります。

したがって、玄関ドアやサッシを勝手に交換したり、オール電化にしたり、構造躯体に手を加えたりすることはできません。

また、水回りの位置を大きく動かしたり、フローリングに貼り換えたりすることもできない場合があります。

さらにマンションでリフォームを行う際には、事前にリフォームの内容を管理組合に届け出て承認を得るなどのルールがあるのが一般的です。

一方、マンションの室内の間仕切り壁は比較的容易に撤去することができるので、ライフスタイルの変化に合わせた間取り変更のリフォームは、一戸建てよりも簡単に行うことができます。

5.維持費・生涯コストで比較

「一戸建て」か「マンション」か、を選ぶ際に、生涯コストが気になる方も少なくないのではないでしょうか。

マイホームは購入してからもお金がかかるので、購入後にかかる費用についても知っておく必要があります。

一般的には、マンションには毎月管理費や修繕積立金、駐車場代などの支払いが発生するので、マンションの方が一戸建てよりも、圧倒的にコストがかかると思われがちですが、果たしてその通りなのでしょうか。

マイホームの生涯コストは大きく分けると、以下の3つに分かれます。

  • メンテナンスコスト
  • 光熱費
  • 税金(固定資産税、都市計画税)

ひとつずつ見ていきましょう。

メンテナンス費用

  • マンションは修繕積立金+管理費+駐車場代
  • 一戸建ては修繕費を自分で積み立てる必要あり

マンションには毎月修繕積立金の支払いがあり、共用部分の定期的な大規模修繕工事費用に充てられます。

月々の修繕積立金の額が2万円とすると30年間では720万円にもなり、このことがマンションは生涯コストがかかると言われている一番の理由です。

マンションにはこのほかにも管理費や駐車場代などの支払いがあります。

一方一戸建ての場合でも、屋根や外壁の定期的な修繕を行うためには費用を自分で蓄えておく必要があり、30年間では最低でも500万円程度の積み立てが必要です。

ただし一戸建ての場合には、自分の懐事情に合わせて積み立てることができる点がマンションとは異なります。

大規模な修繕費用のみを比較すれば一戸建てとマンションでは大きな差はありませんが、マンションは日々の清掃等が「管理費」としてかかるため、トータルではマンションの方が金額は大きくなるでしょう。

光熱費

  • 断熱性・気密性の高いマンションの方が割安傾向

光熱費の中でも、電気代は毎年値上がりしているので、家計に対する負担の割合が最も大きくなります。

一戸建とマンションとでは、一般的に断熱性能が高いマンションの方が冷暖房費を節約できるので、長い間で考えると両者の電気料金の差額はかなり大きな金額になると思われます。

したがって光熱費の面では、マンションが優位であるケースが多いでしょう。

固定資産税・都市計画税

  • 一戸建ての方が割安傾向

固定資産税・都市計画税とは不動産をもつことで毎年かかってくる税金です(都市計画税は地域によってはありません)。

固定資産税、都市計画税とは

税額は物件によって大きく異なるので単純に比較することはできません。

しかし長期的に見ると建物の耐用年数が長いマンションの方が固定資産税の高い状態が長く続くので、同じ物件価格であれば一戸建ての方が割安といえます。

以上のことから生涯コストの面では、一戸建ての方が若干有利といえます。

6.売りやすさで比較

  • 築年数が浅いうちはマンションは売りやすい
  • 一戸建ては土地の価値があるため、経年劣化しても色々な売り方が可能

マイホームを購入するのにあたっては、将来売却する可能性があることを視野に入れて物件選びをする方もいるのではないでしょうか。

そこで、一戸建とマンションの売りやすさを比較してみたいと思います。

マンションは比較的好立地で、資産価値の低下が一戸建に比べて緩やかです。

そのため築年数が浅いうちは、立地さえ良ければ比較的短期間での売却が容易で、高値で売却できる可能性が高いといえます。

しかし建物の老朽化が進むと、土地の価値が僅かなので売却が困難になってしまいがちです。

一方一戸建ては、築年数が経過して建物の資産価値がなくなっても土地の資産価値が残るので、古家付土地として売却することが可能です。

しかし築年数が比較的新しいうちは、土地と建物を同時に売りに出すため、希望の売却価格で販売するには時間がかかるという傾向があります。

7.ライフスタイルで比較

マイホームを購入する時にどんなライフスタイルであるかは、家の選択肢に大きく影響します。

一戸建てやマンションは、どんな人にとって向いている住宅なのでしょうか?

夫婦二人世帯

  • 利便性を重視するならマンションがおすすめ

いわゆるDINKSと呼ばれる、子供がいない共働き夫婦二人世帯では職場へのアクセスなど日々の利便性を求める方も多くいます。

そうした世帯には、やはり駅チカで立地の良いマンションが向いていると言えるでしょう。

通勤のしやすさや、日々の建物の管理を任せられること、生活の利便性を考えるとマンションはとても住みやすい環境です。

一方、夫婦二人で趣味を充実させたり、休日に庭を使った作業がしたいなどの希望がある世帯であれば一戸建てはのびのびと暮らしやすい住居となります。

子育て世帯

  • のびのびと子育てできるのは一戸建て
  • 利便性・セキュリティ面を重視するならマンション
  • 周辺環境も大きく影響

子育て世帯にとって一戸建ての庭がある環境、騒音をあまり気にしなくても良い環境、部屋数の多さは魅力的です。

子どもが生まれたことをきっかけとして車を持つ世帯も多く、駐車場代のかからない一戸建てはこうした点から見てもメリットが大きいと言えます。

一方、マンションは一戸建てよりも防犯性が優れていたり、マンション内のキッズスペースで子ども同士を遊ばせられるといったメリットがあります。

最近では保育園も併設しているマンションもあるため、共働きの夫婦にとって子育てしやすいマンションも多くなっています。

子どもの人数や通う予定の学校へのアクセス、近隣には同じようなファミリー世帯が多いのか、といった周辺環境も大きく影響するポイントです。

老後のシニア世帯

  • 生活の利便性を求めてマンションを選択する世帯が増加
  • 静かな落ち着いた環境を求めるなら一戸建て

子育てを終えてリタイアしたシニア世帯にとってはどちらの住まいが良いでしょうか。

一戸建ての場合、住宅街など落ち着いた住環境で広さも十分にとれることから、夫婦二人でゆったりと過ごせるメリットがあります。

一方マンションでは、家の管理を任せられる点やバリアフリーである点、また防犯面も優れている点が大きなメリットです。

またマンションは利便性の良い立地であることが多いため、買い物もしやすく生活しやすい環境です。

こうしたポイントから近年では老後にマンションを選択する人が増えています。

どのような老後の生活を送りたいかによって、選ぶ住居スタイルは変わってくるのです。

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それでも「一戸建て」と「マンション」迷ったら…どんな人が向いているか知ろう

「一戸建て」と「マンション」にはこれまでご紹介してきた様に、それぞれにメリットとデメリットがあるので、結局のところどちらが向いているのかは何を重視したいのかによって異なります。

そこで最後に「一戸建て」に向いている人と「マンション」に向いている人をまとめてみましたので、自分にはどちらが向いているのかを判断する上での参考にしてみてください。

「一戸建て」に向いている人

・マイホームはとにかく「庭付き」と思っている人

・子供をのびのびと育てたいと思っている人

・住環境を最優先したい人

・月々の住宅ローン以外の固定費の支出をできるだけ抑えたいと思っている人

・子供や家族にマイホームを資産として残したい人

・将来親と同居する可能性が高い人

・自由に増改築・リフォームしたい人

・近所づきあいが好きな人

「マンション」に向いている人

・通勤アクセスや買い物の利便性などを最重要視する人

・セキュリティを重視している人

・老後や身体が不自由になってからも、安心して暮らしたいと思っているシニア世代の人

・近所づきあいが苦手な人

・親の介護や親と同居する予定がない人

・光熱費を節約したい人

・住まいのメンテナンスにできるだけ手間をかけたくない人

・万一大きな災害が発生した際の耐震性や耐火性を重視したい人

・住宅の購入費用をできるだけ抑えたい人

・この先20年前後で売却したいと思っている人

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まとめ

人はそれぞれが違った価値観を持っていて、それぞれのライフスタイルがあるので、「自分が理想とする住まい」も様々です。

また、それぞれの懐事情や家庭の事情も異なることでしょう。

そんな中で、「どのような家が向いているか?」と聞かれても、それは本人にしかわかりません。

利便性、将来の資産価値、ランニングコスト、住み心地・・・など「一戸建て」と「マンション」にはそれぞれの特徴があるので、自分がそこでどんな暮らしがしたいのか、何を最も重視したいのかといったことを踏まえて、自分に最適な住まい選びをしてください。

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