<記事の情報は、2023年9月7日時点のものです>
家を買う時に戸建てとマンションどちらがいいか、多くの方が迷うポイントです。
「マンションのほうが維持管理も楽そうだし、将来売ったり賃貸に出したりしやすいのかな。」
「庭付き一戸建てが欲しかったし、子育てを考えるとマンションは気を遣うかな。」
このように戸建てなのかマンションなのか、どちらにするか悩んでいる方は非常に多いですよね。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらがいいのかは各家庭によって変わります。
こちらでは戸建てとマンションを様々な角度から比較して、どちらを買うほうがいいのかについて徹底解説していきます。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでいる)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。
はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。
もっと安くてもっと条件にあった住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては何千万円という大きな損をしてしまうことになるのです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物であり、一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめましょう。
とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いはず。
そこでおすすめしたいのが、東証プライム上場企業のLIFULLが運営している「LIFULL HOME'S」のカタログ(資料)一括請求サービスです。
LIFULL HOME'Sカタログ一括請求サービスのすごいところは、家を建てる予定のエリアや希望の条件を入力するだけで、簡単に条件にあったハウスメーカーや工務店がピックアップされ、まとめて資料請求ができるところ。
メーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。
また、上場企業が厳しい審査をしているのも大きなメリットです。
審査に通った優良住宅メーカーのみ掲載が許されているので、悪質な会社に騙されたりしつこい悪質営業をされることもありません。
家を建てる前には1番最初にカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
また、より慎重に住宅メーカーを決めたい方には、同じく東証一部上場企業のリクルートが運営している「SUUMO」の一括資料請求サービスもおすすめです。
正直、LIFULL HOME'SとSUUMOで資料請求をすればハズレないでしょう。最初は検討もしていなかったハウスメーカーや工務店の中から、予算や理想にぴったりの会社が見つかったということも意外と多いもの。
マイホームは一生に一度の大きな買い物。大きな損をしないよう、面倒くさがらずに必ずHOME`SとSUUMOのカタログ請求をしてくださいね!
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME'Sで資料をまとめて取り寄せる⇒
【あわせて利用をおすすめ】SUUMOで資料をまとめて取り寄せる⇒
それではここから、詳しく解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
【6項目で徹底比較】家を買うならどっち?戸建vsマンション
家を買う際には利便性や資産価値、コスト、住み心地といった様々な角度から物件を検討する必要があります。
戸建てとマンションにはそれぞれ特徴があり、違った良さがあるため選ぶのが非常に難しいです。
こちらでは角度を変えて、6つのポイントから戸建てとマンションそれぞれの特徴と違いを比較検討していきます。
- 利便性
- 資産価値
- 費用
- 住み心地・生活面
- セキュリティ
- メンテナンス・リフォームのしやすさ
順に見ていきましょう。
1.利便性での比較
利便性という面ではどのような違いがでるのでしょうか。
一般的にはマンションは利便性が高いといわれています。
- 駅等に近く、通勤や通学の利便性がいい
- 24時間ゴミ出しが可能であることや、管理会社にセキュリティを委託できる
マンションは駅近に建設されることが多く、立地の上での利便性は非常に高くなっています。
また、管理会社が間に入っているためゴミ出しの自由や防犯面の対策という面で、居住者の負担が少なく利便性に富んだ特徴があります。
2.将来的な資産価値で比較
将来売却をすることになった場合、資産価値はどのような違いがでるのでしょうか。
- 建物部分についてはマンションのほうが資産価値の減少がすくない
- 戸建ては建物に加えて土地の価値があり、長期的な資産価値が残りやすい
マンションは基本的に鉄筋コンクリート等でできているため、建物部分についてはマンションのほうが資産価値の減少がすくない傾向にあります。
建物の価値がなくなるのはマンションの場合50年程といわれていますが、戸建ての場合は30年前後で評価額が0になってしまいます。
しかし戸建てには土地部分があり、土地の評価は建物のように大きな値下がりをしません。
そのため長期間でみると土地の評価が残る戸建てのほうが、資産価値として残りやすいといえるでしょう。
将来的に売りやすいのはどっち?
将来的な資産価値の高さは、購入後どの時点で売却するかによって変わってきます。
- 購入後10年~20年以内であれば、マンションのほうが売りやすい
- 20年以上の場合は、戸建てのほうが資産価値を高く保てるので売りやすい
マンションの建物評価はゆるやかな直線で下降していきますが、戸建ての評価はそれ以上の速度で下降していきます。
しかし戸建ての土地部分に関しては価値が下がりにくいため、20年を超える住宅であれば戸建てのほうがマンションよりも資産価値が残りやすいのです。
将来的な資産価値が見込めない物件とはどんな特徴があるのか?
資産価値が見込めない物件には、どのような特徴があるのでしょうか。
- 戸建てとマンションともに利便性が悪い物件
- マンションは管理が正しくされていない物件
- 戸建ては土地の形や建物の質が悪い物件
戸建て、マンションともに利便性が悪い立地にある物件は将来の資産価値が低い傾向にあります。
特にマンションの場合は駅から遠い、周辺環境が悪いことはその資産価値を大きく下げる要因となります。
戸建ての場合も、近所にスーパーや病院、薬局等がないような立地だと資産価値を下げてしまう可能性が高いです。
マンションで気を付けたいのが、管理の面です。
例えば管理費や積立金が高い、共用部分が管理されていない、修繕が行われていないといったマンションの管理がずさんであると、マンション全体の評価が下がってしまいます。
そうなると将来的に買い手がつきにくくなり、資産価値も大きく下がることになりますので注意が必要です。
戸建ては土地の形や物件の質が資産価値に影響を与えます。
土地が整形地ではなく歪んだ形、間口が狭い形だと評価は低くなりますし、建物の機能や性能がしっかりしていないと将来的な価値も低くなります。
3.費用面での比較
「マンションは購入費用が安く済みそうだけど、管理費や積立金がかかるって聞いた。」
「戸建ては月々にかかる費用が安いけど、メンテナンス費を用意しておかないと。」
マンションと戸建てはそれぞれ費用が発生する部分が違ってきます。
マンションと戸建て、購入時や購入後の費用の面から見るとどのような特徴があるのでしょうか。
物件購入時の費用
物件購入時の費用を全国エリア別にみていきましょう。
戸建て購入時の費用
全国平均 | 首都圏 | 近畿圏 | 東海圏 | |
戸建て | 3,494万円 | 3,915万円 | 3,340万円 | 3,025万円 |
マンション | 4,251万円 | 5,033万円 | 4,285万円 | 4,138万円 |
マンションのほうが、特に首都圏等において購入時費用が多くかかる結果となっています。
戸建て、マンションともに都心に近づけば近づくほど利便性が高くなるため、価格は高くなる傾向にあります。
参考:2019年度 フラット35利用者調査|住宅ローン:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
物件購入後にかかる維持費・固定資産税等のランニングコスト
戸建てとマンションの購入後にかかる費用を考慮して、生涯コストはどちらがかかるのかをシミュレーションしてみます。
4,000万円の物件を全期間固定1.5%の金利、フルローンで購入して35年住んだ場合を想定してみましょう。
マンション | 戸建て | |
借入金額 | 4,000万円 | 4,000万円 |
総支払額 | 5,144万円 | 5,144万円 |
維持管理費 | 管理費・修繕積立金 3万円/月 駐車場代 1万円/月 | 住宅メンテナンス費 35年で500万円リフォーム・建て替え費 数百万~3,000万円 |
税金等 | 500万円 | 400万円 |
合計 | 7,324万円 | 6,044万円~9,000万円程度 |
住宅のメンテナンスや維持費は戸建ての方がかかると思いきや、実はマンションのほうが大幅に高くつくことがわかります。
管理費や積立金、駐車場代は長く住めば住むほど金額が増えるため、50年住んだ時のシミュレーションをすると更にひらきがでます。
しかし一戸建ての場合、35年住むと大規模リフォームや建て替えを行うケースが多くなります。
リフォームの規模によりますが、建物の構造に関わるような大規模リフォームであれば1,000万円以上かかることも珍しくありません。
さらに建て替えとなれば3,000万円程度はかかるでしょう。
リフォームを行うかどうかで金額に大きな差が出ます。
また税金は、固定資産税が建物にたいして多くかかる税金のためマンションの方が高くなるケースが多いです。
全体的にみると生涯コストは戸建てのほうが1,000万円近く安く抑えられますが、その後に建て替えを行うかどうかで大きく違ってくるでしょう。
4.住み心地・生活面での比較
入居後の住み心地や、暮らしやすさといった面は戸建てとマンションどちらがいいのでしょうか。
生活環境面での比較
生活環境面を様々な要素から戸建てとマンションで比較していきましょう。
・間取りや広さ
戸建ての方が建築面積が広いため、マンションよりも1部屋あたりの広さを確保できます。
また、間取りも豊富なためご自身により適した、好みの間取りを見つけやすいのが特徴です。
同じ畳数でもマンションは一戸建てよりも小さめサイズの畳を使用していることも多いため、実際は狭いということもあります。
・生活動線
通勤動線や家事動線を考えると、マンションのほうが生活動線は整っています。
駅や利便性のいい立地が多いこと、水回りが集約されているので家事がしやすい、全室フラットなので階段の上り下りが不要であることなどが特徴として挙げられます。
・設備
戸建てのグレードにもよりますが、建物金額に対しての設備クオリティはマンションのほうが高いです。
また、マンションは共用施設等も利用できるところが魅力です。
ただ一戸建ての方が広さがあるため、たとえばユニットバスは一戸建ての方が大きめのものが使用されることが多かったりします。
・インターネット・光回線
インターネット光回線の工事費用や月額料金は、マンションの方が安価に済みます。
しかし速度については、一戸建ての方が一戸につき一本の光回線を独占するため、速度が出やすいと言われています。
・防音について
いくら防音性の高いマンションであっても、子供が走り回る音は下の階に伝わってしまいます。
戸建てのほうが周りとの距離があり、子供の声や音を気にせずに子育てを行うことができます。
・ご近所問題について
マンションのトラブルで多いのが、近隣との騒音等のトラブルです。
ご近所と距離をとって暮らせる戸建てのほうが、近隣トラブルは少ないのが一般的です。
子育てのしやすさでの比較
子育てをする環境としては、戸建ての方がマンションより良い環境といえるでしょう。
子育ての際に気になるのが周囲への音です。
戸建てであれば赤ちゃんの泣き声や子供が駆け回る音、ピアノを練習する音等で苦情を受けるリスクを減らすことができます。
また、庭があれば子供を遊ばせたり、バーベキューをしたりと子供を安全に楽しく子育てすることができますね。
老後の住みやすさでの比較
老後の住みやすさで考えた場合、マンションのほうが住みやすいです。
マンションはセキュリティがしっかりしていること、階段の上り下りが不要であることなどから老後に適した住まいとなっています。
ただし管理費や修繕積立金といった毎月の支払負担があるので、経済的に許容できる人にのみおすすめできます。
5.セキュリティ面での比較
戸建てとマンション、セキュリティ面ではどちらが優れているのでしょうか。
- 管理会社と共用設備によりマンションのほうが防犯性は高い
- マンションはコンクリート造なので、災害にも強い
マンションはオートロックや防犯カメラ、管理人の常駐など様々な防犯設備が整っています。
そのため戸建てと比べると防犯性が高く、安全といえるでしょう。
またコンクリート造であるため災害にも強く、セキュリティや防災の面でも優れています。
6.メンテナンス・リフォーム(増改築)のし易さでの比較
将来リフォームをする場合や、修繕を行う際は戸建てとマンションどちらがしやすいのでしょうか。
- リフォームのしやすさはマンション
- ただしリノベーションやリフォームができる自由度の幅は戸建て
マンションは基本的に設備や造りが一定であるため、リフォームをする際にも設備交換や修繕が容易にできます。
ただし大規模なリノベーション等を行う場合は、できる範囲が限られてしまいます。
将来的に大幅なリノベーションを考えるのであれば、戸建てのほうが可能性を大きく広げることができるでしょう。
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME'Sで資料をまとめて取り寄せる⇒
【あわせて利用をおすすめ】SUUMOで資料をまとめて取り寄せる⇒
都心部と郊外で変わる?戸建・マンションのメリット・デメリット
「戸建てとマンション、住む場所によってよさが変わるのかな?」
「郊外ならマンションよりも戸建てのほうがいいのかな?」
戸建てとマンションを考える際に、住む場所による違いは気になりますよね。
実際都内で住む場合と郊外で住む場合、戸建てとマンションのメリットとデメリットが変わってきます。
こちらでは東京都内と、郊外のエリアでのメリット・デメリットの変化を解説していきます。
東京都内で住むなら戸建て?マンション?
戸建てとマンションで悩む方のうち、東京での住まい探しを検討している方も多くいます。
多くの方が都内で勤務しているため、通勤や利便性を考えるとできるだけ都内に住みたいと考えますよね。
では東京都内で住むなら戸建てとマンションどちらがいいのでしょうか。
こちらでは東京都内で戸建てとマンションを選んだ場合、そして郊外で戸建てとマンションを選んだ場合のメリットやデメリットをお伝えしていきます。
東京都内の戸建てとマンションの比率
東京都内のマンション比率は27%と全国的にみて一番高い数字となっています。
特に23区内はマンション比率が高く、千代田区や中央区、港区等では70%から80%となっています。
土地が狭いことや高いこと、生活環境を考えてマンションを選ぶ人の割合が多いのが特徴です。
参考:都道府県・主要都市の“マンション化率”2018|市況レポート | 東京カンテイ
都道府県・主要都市の“マンション化率”2019|市況レポート | 東京カンテイ
都心部 ×「戸建て」のメリット・デメリット
メリット
- アクセスがよく利便性がいい
- 土地価格が下がりにくいため、資産価値が落ちにくい
デメリット
- 間取りや家全体が狭い
- 駐車スペースが狭い
- 子供を外で遊ばせるのが不安
都心部で戸建てに住む場合、郊外に比べて利便性が高いのがメリットです。
郊外であれば車で30分かかる買い物先が、徒歩圏にあるのも魅力です。
また、都心部は人が集中するため資産価値が落ちにくい傾向にあります。
反対に都心部では土地の価格が高く、同じ値段でも郊外と比べて狭い土地しか手に入りません。
そのため間取りや駐車スペースといった部分が狭くなってしまうのがデメリットです。
また、歩道がないところや車通りの多い狭い道なども多く、子供を安心して外で遊ばせるのが難しいという点もあります。
都心部 × 「マンション」のメリット・デメリット
メリット
- 資産価値が上昇している
- アクセスがよく、利便性が非常にいい
デメリット
- 住居スペースが狭い
- ランニングコストが高い
- 物件価格が高い
東京都内など都心部のマンションは資産価値が落ちにくく、一部の地域では上昇を続けているエリアもあります。
また、アクセスがよく買い物やお出かけに関しても非常に利便性がいいのがメリットです。
一方で郊外のマンションに比べ値段が高いのと、同じ値段でも住居スペースが狭いのがデメリットです。
管理費や修繕積立金、駐車場代といったランニングコストが高いので、都心マンションを選ぶ場合は注意しましょう。
郊外で住むなら戸建て?マンション?
東京のような都心部ではなく、ベッドタウンのような郊外エリアで住む場合は、戸建てとマンションどちらのほうがいいのでしょうか。
郊外 × 「戸建て」のメリット・デメリット
メリット
- 住居が広くて暮らしやすい
- 自然環境が多く、子供を遊ばせる場所が多い
- 物件が比較的安い
- 子供を安心して外で遊ばせられる
デメリット
- 勤務先が都内の場合、通勤が長い
- 駅まで遠いため、利便性が悪い
- 車がないと行ける場所が大幅に限定される
- 資産価値が落ちやすい
郊外は自然環境が多く、子供を遊ばせる場所がとても多いのが魅力です。
物件価格も都心に比べて安く、さらに土地や住居スペースを広くとれるのもメリットです。
デメリットとしては勤務先が都心の場合は、通勤時間が長くなってしまうこと、駅まで遠いので利便性が悪いことなどがあげられます。
また、車がないと行ける場所が制限されてしまうので、車は1台~2台は必須となります。
郊外エリアは資産価値の減少率が高いのも注意すべき点です。
郊外 × 「マンション」のメリット・デメリット
メリット
- 都内に比べて値段が安い
- 同じ値段でも間取りが広い
デメリット
- 駅から近くても、都心までは遠い
- 利便性というマンションの利点が生かしきれない
郊外のマンションは都心に比べて価格が安く、同価格でも広いスペースをとることができます。
一方で利便性が高いというマンションの売りを生かしきれず、都心までの遠さや商業施設までの距離などがあることがデメリットとなります。
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME'Sで資料をまとめて取り寄せる⇒
【あわせて利用をおすすめ】SUUMOで資料をまとめて取り寄せる⇒
【戸建vsマンション】経験者は語る~住んで良かった点・後悔した点~
戸建てとマンションで悩んだ方が、結局どのようなポイントで住居を選び、どのようなことで後悔しているのか、気になりますよね。
こちらでは実際に戸建てとマンションで悩んだ方の声をもとに、戸建てとマンションの良かった点、後悔した点を解説していきます。
戸建てに住んで良かった点・後悔した点
戸建てに住んで良かった点
ライオン先生
・子育てするのに、騒音などのストレスを感じない
・近所の騒音が気にならず、気を遣わずに住める
・子ども部屋など、大きくなってから独立した部屋を用意できる
・駐車場が目の前で荷物を運びやすい
・庭で子どもを遊ばせられる
後悔した点
- 駅まで遠く、車がないとどこもいけない
- 自然豊かだが、夏は虫が発生する
- ご近所付き合いが意外と大変
- 日当たりが悪く、冬の寒さが厳しい
子育て環境としては広く、自然も多いため良かったとする方が多くみられます。
ただ、戸建てはマンションと違い立地や利便性の面で劣る部分があり、通勤や日々の買い物などで苦労する人が多いです。
マンションに住んで良かった点・後悔した点
マンションに住んで良かった点
ライオン先生
・メンテナンスが楽だし、家事がワンフロアでできる
・駅に近くて会社も実家もアクセスしやすい
・便利でセキュリティが良い
・引っ越しがしやすい
・ママ友ができやすく、子ども同士友達ができやすい
・共有部に子育て支援をする設備がある
後悔した点
- 隣人がベランダでたばこを吸うため窓を開けられない
- 西向きのため日当たりが悪いのと、西日がつらい
- 上階の騒音や隣の音が気になって安眠できない
- 国道沿いのためトラックの音やホコリに悩まされる
- 修繕積立金の値上げがつらい
利便性がいいことや、最近では子育て施設等が併設しているマンションもあるため生活環境がいいという方が多くみられます。
一方でマンション内外での騒音に対してストレスを感じる人が多いのと、戸建てにはないランニングコストに後悔している人が多いです。
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME'Sで資料をまとめて取り寄せる⇒
【あわせて利用をおすすめ】SUUMOで資料をまとめて取り寄せる⇒
戸建てとマンション、どちらに住めば良いか迷った時の判断ポイント4つ
戸建てとマンションの特徴やメリット・デメリットはわかったけれど、それでもまだ判断に迷う人も多いですよね。
今の生活や理想の暮らしを考え、決めることは容易ではありません。
将来のことを見据えて、豊かでゆとりのある暮らしを実現するためのポイントがあります。
こちらでは迷った時に判断のポイントとなる点を4つお伝えしていきます。
- 将来的なライフプランを明確にする
- 中長期的な収支予測と資金計画をたて、それに見合った住居を選択する
- リセールバリューを見据えた物件を選択する
- 生活のトータルバランスとしてのメリット・デメリットを考える
どれも大切なポイントですので、しっかりと押さえましょう。
1.将来的なライフプランを明確にする
将来どのような暮らしをしたいのかを考えることで、それに沿った住まい選びをすることができます。
- 将来子供が大きくなったら家を建て直したいのか、引っ越して別の場所に住むのか
- 子供はたくさんほしいのか、広いスペースが必要になるのか
- 今後売却する可能性があるのかどうか
住まい選びをする人の多くはお子さんの成長や子育てを考えて住宅選びをしています。
そのため今後子供が増えて広いスペースや独立した部屋を持たせたいなら戸建て、お子さんが大人になって家を出たら引っ越すプランであればマンション、というように将来のライフスタイルにあわせて住まい選びを行うことができます。
住まいに対して何を求め、何に優先順位をおくかを一度考えなおし、それを達成できるのが戸建てなのかマンションなのか考えることが大事です。
2.中長期的な収支予測と資金計画をたて、それに見合った住居を選択する
住まい選びの際に重要なのが、無理のない返済計画です。
- 将来的な収支予測をたてたうえで、資金計画を立てる
- ランニングコストや当初の購入価格は資金計画に大きな影響を与える
多くの方が住宅ローンを利用することになりますが、その際重要なのが将来的な収支予測をしておくことです。
今は返済が可能でも、将来的に子供の養育費や車のローン等色々な費用が重なると返済が苦しくなることもあります。
あらかじめ中長期的な視野で資金計画をたて、それに見合う住宅ローン、そして物件選びをしていく方法も一つの手です。
また、マンションの場合は住宅ローンの月々返済と、マンションの管理費・修繕積立金等の支払いを合わせた金額で資金計画を立てるようにしましょう。
住宅ローンの完済時期が65歳以上になる場合、管理費と修繕積立金、住宅ローン返済額を年金だけでまかなうことになります。
その場合マンションを選ぶこと自体あまりいい選択ではないでしょう。
3.リセールバリューを見据えた物件を選択する
近年では、子供が大きくなってからも親と同居する家庭は少なくなっています。
そうなると今後住宅を売却して夫婦二人の住まいへ引っ越したり、高齢者施設等へ入居したりする可能性がでてきますね。
リセールバリューが高い物件であれば、売却資金をもとに引っ越し代金や老後の生活に充てることができるので、資産価値の高い物件を選択することも必要です。
4.生活のトータルバランスとしてのメリット・デメリットを考える
住まい選びの際に一番優先することは何か、そして他の項目とのバランスはどのくらいなのかをあらかじめ確認しておくことも大切です。
- 物件価格が高くても利便性がいいところに住みたい
- 利便性は悪くても、月々の収支で悩まされない、ゆとりのある生活が良い
住まい選びの際にはあれもこれもと様々な希望条件が出てくるため、結局どれを選べばいいのか分からなくなってしまう人が多いものです。
何を優先して住まい選びをするのかどうか、この点をよく家族で話し合って、一番優先する事項を達成できる住まいを探すようにしましょう。
【当サイトおすすめ】LIFULL HOME'Sで資料をまとめて取り寄せる⇒
【あわせて利用をおすすめ】SUUMOで資料をまとめて取り寄せる⇒
【番外】持ち家と賃貸ならどちらがお得?
よく持ち家と賃貸どちらがお得か気になるという人がいますが、これは物件の賃料や資産価値によるためどちらがお得かははっきりとは言えません。
住宅は購入時に諸費用が発生したりメンテナンス費などがかかったりしますが、賃貸ではこうした費用はかかりません。
しかし持ち家は売却すれば売却資金が入りますので、持ち家の人のほうが大きくお得になります。
賃貸で支払う家賃は自分の資産とはならないので、将来的な資産価値という部分でみると購入したほうがメリットがあるといえるでしょう。
まとめ
家を買う際に戸建てかマンション、どちらがいいか迷う方は非常に多いです。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、なかなか選ぶことができなくなってしまうのです。
そういった時は将来のライフプランをよく考え、優先順位をつけることで、それを達成できる住まいがどちらなのか判断することができます。
後悔しない住まい選びをするためにも、中長期的なプランを再度考え直すことが大切ですね。