<記事の情報は、2022年5月1日時点のものです>
注文住宅を建てるのは人生の一大イベントです。
ほとんどの人は銀行からお金を借りて、定年まで借金を返済していきます。
大金を借金するわけですから、全員が「後悔しない注文住宅を建てよう!」と考えているはずです。
しかし、家は3回建てないと納得しないとよく言われます。
私も2017年に注文住宅を建ててから「ここはこうしとけばよかった」という後悔がもちろんありますし、逆に「こうしといて良かった」ということもありますので、私の経験談がこれから注文住宅を建てようとしている皆さんいとって少しでも参考になると嬉しいです。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させない為に、1番重要なことをお伝えさせて下さい。
マイホーム計画を立てる際に、まずはじめに絶対にしておくべきことがあります。
それはお住いの地域に対応している、住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
家を建てようとする人が良くやってしまう失敗として、情報集めよりも先にモデルハウスや住宅展示場に足を運んでしまうことがあげられます。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでいる)家を見つけ、そのまま営業マンの勢いに流されて契約まで進んでしまう人も少なくありません。
もっと安くてもっと条件にあった住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見たことで気持ちが高まってしまい、十分な比較・検討をせずに決めてしまう人は本当に多いです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物であり、一生の付き合いになるわけですから、軽い気持ちで住宅メーカーを決めるのは絶対にやめましょう。
とはいえ、自力で0から住宅メーカーの情報や資料を集めるのは面倒ですし、そもそもどうやって情報収集すればいいのか分からない人も多いはず。
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偏見で住宅メーカーを絞り込まず、幅広い視野で情報を集めることで、結果として後悔しない納得のいくマイホームづくりが実現できますよ。
ぜひマイホームの第一歩としてカタログ請求をしてみてくださいね!
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それではここから、詳しく解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
北海道で寿建設で注文住宅を建てた理由・決めて
私は北海道在住です。北海道で注文住宅を建てる時に私が重要視したことが3つあります。
その3つをすべて満たすことができたことと予算が合致したことが寿建設に決めた理由です。
寿建設に決めた3つの理由について詳しく解説します。
①建築工法
建築工法は住宅を建てる際の根幹です。在来工法や枠組壁工法が日本では一般的な工法となっています。
私は枠組壁工法(2×6工法)を標準で採用していることを条件としました。
なぜ2×6工法なのかといいますと、北海道の冬は皆さんご存じのとおりとても寒いです。
私が住んでいる地域は冬場の気温が氷点下20度前後まで冷え込みます。
このため2×6工法にすることにより、柱がより太く断熱材を充てんするスペースが大きくなるのです。
断熱材が多いことは、直接冬の温かさに繋がります。これが私が枠組壁工法を選んだ理由です。
②暖房機器
①建築工法でも申し上げましたが、北海道の冬は本当に寒いです。
そのため工法の次に重要なのが暖房機器です。
北海道ではセントラルヒーティングや薪ストーブ、石油ストーブ、床暖房が多くの家に設置されています。
私は暖房は床暖房のみと決めていましたので、全館床暖房システムを標準仕様としている会社を選びました。
床暖房の利点は、なにより足元から暖かく他の暖房機器よりも暖かく感じられるところです。
また、全ての部屋、全ての場所にパイプが循環していることから寒暖の差がないことも利点のひとつです。
③熱損失係数(Q値)、相当すき間面積(C値)
注文住宅を建てる際には必ずQ値とC値を業者に確認しましょう。
現在は外皮平均加熱灌流率(UA値)という基準もあるようですが、私が建てた時はQ値とC値がメインでした。
温かいで有名な一条工務店ではQ値が0.51、C値が0.59というとんでもない数字をたたき出しています。
寿建設ではQ値0.8程度、C値0.8以下という家の性能を売りにしていましたので、決め手の一つとなりました。
注文住宅を建てようと考えたきっかけ
私が家を建てたようと思ったきっかけは、子供が小学校へ入学するからです。
小学校へ入学してから家を建てるために土地を探すと、もしかしたら学区内に良い土地がなく転校の必要性もあるかもしれません。
なるべく転校させるのは避けたかったため、小学校へ入るタイミングを見て土地を探しました。
また、私が住んでいる地域では、あまり分譲マンションはありません。
基本的に一軒家がほとんどを占めていて、新築では建売か注文住宅のどちらかを選ぶような環境でしたので、注文住宅を選びました。
注文住宅を建てる際にまず取り組んだこと
今注文住宅を建てようと考えている人は、まず何をすればいいのかわからないなんてこともあるでしょう。
私の場合は、まず、家を建てるにあたって重要視することは何なのか考えました。
現在どのような家が主流なのか、暖かい家を作るためには何が必要なのかなどをインターネットでリサーチすることから始めると、ある程度の理想の一軒家像が見えてくると思います。
また、リサーチすることはすごく重要です。いきなりモデルハウスに行ってあれこれ説明されても、正直全部良く見えてしまって本質が見えてきません。
私は自分がリサーチした情報をもとに各業者の営業に質問することによって、「この会社はいいなぁ」とか「ここはないな」という判断ができました。
営業が質問に答えられないような建築会社は、あなたの重要視している点に力を入れていない可能性が高いので注意してください。
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注文住宅を建てようと思い立ってから完成までにかかった期間
私は2016年の6月~7月くらいから注文住宅を建てようと検討を始めました。
実際の引き渡しが翌年2017年の3月でしたので、約6カ月~7カ月くらいで商談から建築まで完了したことになります。
私の周りではだいたいこれくらいの期間の人が多いように思いますが、私の場合は建築会社を3社に絞ってから悩んだ思い出があります。
また、枠組壁工法だと建築期間が短いので、契約からあまり時間がかからないで引き渡しになった印象です。
家を建てる際にかかった費用とその内訳
私の場合は家の総工費2150万円程度(税抜き)でした。内訳は↓のとおりです。
- 基礎工事関係 約220万円
- 大工工事関係 約910万円
- 屋根関係 約90万円
- 住宅設備関係 約220万円
- 電気・給湯関係 約250万円
- 暖房関係 約310万円
- 給排水関係 約150万円
家を建てる際にやっておいてよかったこと
ライオン先生
私が思うことは、やはりモデルハウスに行く前のリサーチです。
モデルハウスや営業からの説明では、もちろん良い事しか話しません。そこを自分でリサーチした内容で補っていくことが、満足のいく注文住宅を建てるための第一歩だと思っています。
また、友人ですでに家を建てた人がいれば、必ず感想を聞くようにしてください。良かった点や不満な点は実際に建てたことがある人だからこそわかるものです。
また、私は土地の売買において不動産会社を通さずに購入しました。その際に、地権者との交渉や売買契約書作成、登記の仕方などを自分で勉強しました。
不動産会社を通すだけで手数料として何十万円もかかってしまいます。
さらに、登記を代行してもらうことで土地家屋調査士や司法書士にも何十万円もの手数料が必要です。
自分で手続することによって約80万円程度経費の削減ができました。
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家を建てる際にやっておけばよかったこと
家を建てる際に、大まかな工法や暖房、設計などは皆さん真剣に考えると思います。
しかし、コンセントやスイッチの位置はまだしも排水溝の位置まで考える人はいるでしょうか。
私が後悔しているのは洗濯機の排水溝の位置です。洗濯機は基本的に右側から排水ホースが出ています。
しかし、私の家では洗濯機の左側に排水溝があったのです。おそらく建築業者と私で洗濯機を置く向きに相違があったのだと思います。
このような本当に小さな点なのですが、家が建ってしまったら後戻りはできません。
家を建てる際は設計の段階で細かな点まで確認することを怠らないようにしてください。
これから家を建てる方へのアドバイス
ライオン先生
注文住宅の建築は、間取り図を作る際などとても楽しいです。
しかし、一時の感情に流されてはいけません。あなたの造る住宅は今後30年、いや40年以上住むことになる住宅です。
年齢を重ねた時のことを考えていますか?利便性を考えた間取りになっていますか?
例えば子供部屋などは、下手したら10年~15年程度で使わなくなる可能性もあります。
使わなくなった部屋が物置になったらもったいないですよね。注文住宅を建てる際は、今後の在り方を考えて設計することをオススメします。
まとめ
この記事では、北海道に住む私の経験談について書かせていただきました。
北海道などの寒冷地に住む人にとって、冬の過ごし方はとても重要です。
せっかく新築をたてたのに寒い家だったら何のために建てたのだろうと思ってしまいます。
これから家を建てていくうえで、特にリサーチや友人への聞き込みは理想的な家を造る第一歩ですので、積極的に行いましょう。
後悔の少ない家を建てられるように。あなたの注文住宅が自慢のできる素晴らしい家になるように。
私の経験談が一つの参考になることを願っています。
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