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<記事の情報は、2023年7月26日時点のものです>
建築会社探しは家づくりを左右する大きなポイント。
その選択肢の一つとなるのが工務店です。
工務店の特徴を一言で表現すると、「自社で設計から施工までを行う小規模な建築会社」。
工務店は事業規模によって大きく3種類に分かれ、さらに得意分野や営業スタイルなどが一社ごとに異なるため、工務店での家づくりは千差万別と言えます。
建てたい家や家づくりの方針、優先したい点などによって、工務店の特徴はメリットにもデメリットにもなります。
特にハウスメーカーと比較した場合、完成する家も家づくりの進め方も大きく異なります。
また、アフターメンテナンスにも影響するので、住んでからの暮らしにも関わります。
まずは工務店の特徴を知り、建築会社選びの参考にしてください。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
家を建てようとする人がよくやってしまう大きな失敗が、情報集めよりも先に住宅展示場やイベントに足を運んでしまうこと。
「とりあえず行ってみよう!」と気軽に参加した住宅展示場で、自分の理想に近い(と思い込んでいる)家を見つけ、営業マンの勢いに流され契約まで進んでしまう人がかなり多いのです。
はっきり言って、こうなってしまうと高確率で理想の家は建てられません。
もっと安くてもっと条件にあった住宅メーカーがあったかもしれないのに、モデルハウスを見ただけで気持ちが高まり契約すると、何百万円、場合によっては何千万円という大きな損をしてしまうことになるのです。
マイホームは人生の中でもっとも高い買い物であり、一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめましょう。
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それではここから、詳しく解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
注文住宅を建てる場合の主な3つの依頼先
注文住宅を建てる時、主な依頼先となるのは「工務店」「ハウスメーカー」「設計事務所」の3つです。
いずれも名称は聞いたことがあるものの、明確な違いを理解している方は少ないのではないでしょうか。
まずは3つの違いから説明します。
一般的に三者の特徴は上記の通りです。
順に見ていきましょう。
工務店
工務店は、比較的小規模な建築会社。
従業員数数名~数十名の会社が多いですが、中には社長が営業と職人を兼ね、一人でまたは家族と経営している会社もあります。
住宅建築のみならず、リフォームや設備の修理なども請け負います。
ハウスメーカー
「ミサワホーム」「セキスイハイム」「へーベルハウス」など、全国ネットのテレビCMで社名を耳にするのは、大手ハウスメーカーです。
多くの場合、全国あるいは関東圏、関西圏など広範囲に拠点を構え、従業員数は数百~数千人規模。
「○○ハウジングプラザ」などの総合住宅展示場にモデルハウスを出展しています。
設計事務所
設計事務所は、名前の通り住宅の設計を専門に行う会社です。
設計士が所属しない工務店から依頼を受けて設計を担当することもあれば、施主から直接依頼を受け設計を行うこともあります。
施工は行いませんが、着工後は設計通りに工事が進められているかどうかを現場で確認する「施工監理」の業務を担当します。
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「工務店」ってどんな会社なの?
それでは次に、工務店と呼ばれる会社について詳しく説明していきます。
工務店には主に3つの種類がある
一般的に工務店と呼ばれる会社は、事業形態によって大きく3つに分かれます。
しかし明確な定義があるわけではなく、看板や事務所の見た目で判断できるものではありません。
地域密着型
最もイメージしやすいのは、地域密着型の工務店です。
規模としては最も小さい一方で、先代、先々代から事業を受け継ぎ、何十年もの実績がある会社が多いです。
何代にもわたって地域の家づくりを手がけ、住民からの信頼があることからさらに地域密着となっています。
建築だけでなく、建具の調整や雨戸の修理など住まいのことを丸ごと引き受けてくれるので、「家のことなら○○工務店」と一貫して任せている施主も見受けられます。
フランチャイズの加盟店
本部で定められた工法、規格を用いて施工するフランチャイズ加盟店の工務店もあります。
社名としては「フランチャイズのブランド名+○○店」のように看板を掲げていることが多いです。
フランチャイズに加盟することで、本部が一括仕入れした資材を使ったり、ほかの加盟店と情報共有したりできるメリットがあります。
一社の工務店が複数のフランチャイズに加盟し、ニーズに応じて工法やデザインテイストを使い分けていることもあります。
広域に渡り施工を行う「ビルダー」
年間施工棟数が100件を超える大きな規模の会社は、工務店の中でも「ビルダー」と呼ばれます。
ビルダーは地域に密着しているものの、いわゆる工務店に比べると施工範囲が広く、複数の県にまたがって事業を展開しています。
ハウスメーカーほどではないものの、街中にモデルハウスをもっていたり住宅展示場に出展していたりするビルダーもあります。
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注文住宅を工務店で建てる場合のメリット・デメリットとは?
注文住宅を工務店で建てる場合、おおまかに以下のような流れで建築が進みます。
- プランの提案
- 土地の調査
- 概算見積もりの提示
- 詳細なプラン設計
- 契約
- 着工
- 上棟式
- 竣工・引渡
- アフターサービス
自由設計の場合は一からプランを練ることになるため、打ち合わせの回数も増え全体的な期間も長くなります。
工務店で注文住宅を建てる場合には、いくつかのメリットとデメリットがあります。
ほとんのど人にとって一生に一度となる大きな買い物ですから、後悔しないように依頼を決める前によく確認しておきましょう。
工務店のメリット
まずは、工務店のメリットから見ていきます。
設計自由度が高い
建売やマンションと異なり、自分の好きな間取り・デザインにできるのが注文住宅最大の魅力ですが、中でも工務店に依頼すると、ハウスメーカーのような規格や制限が少ないためより自由に設計することができます。
工務店によって得意な工法、デザインなどがあるので、マッチすれば工務店の特徴と自分たちの個性を活かした家づくりが可能になるでしょう。
対応が柔軟
少数精鋭のスタッフで経営している分、対応面でも工務店は柔軟です。
マニュアル化された手法ではなく、施主一人ひとりの考えや状況に応じて対応してもらえます。
例えば、「洗面台は自分たちで買ったものを取り付けたい」「外構は知り合いの業者にお願いしたい」といった要望にも応えてくれることが多いです。
価格が安い
同じ広さ・同じグレードの家を建てたときにハウスメーカーに比べて工務店の方が価格が安くなる傾向があります。
これは、膨大な費用がかかるテレビCMなど、広告宣伝を行っていないためです。
また、大企業であるハウスメーカーでは従業員数が多く一人当たりの人件費も高いため、それらを賄える価格設定となっています。
一部でローコストを謳うハウスメーカーもありますが、全体としては工務店の方が安いといえます。
地域に精通している
土地探しから工務店に相談する場合、地域に精通した工務店は強い味方です。
公開されていない不動産情報を扱っていたり、地主との交渉をスムーズに行えたりすることがあります。
また、もともとの住まいとは別の地域で土地探しをする場合、学区や買い物、交通の便などについてアドバイスをしてもらえます。
工務店のデメリット
反対に、工務店のデメリットもあります。
施工品質にばらつきがある
工法や素材が規格化されているハウスメーカーと異なり、工務店の施工品質は会社によってまちまちです。
腕の良い職人がそろっているところもあれば、残念ながら床の水平がとれていなかったり、細部の仕上げが荒かったりということがあります。
地元での評判を聞いたり契約前に必ず施工宅を見学したりするようにしましょう。
工期が長い
工務店では、材料のカットや組み立てを職人が手作業で行います。
あらかじめ工場でカットされた材料を現場へ運び入れて組み立てるハウスメーカーに比べると、着工から竣工までの工期はやや長くなる傾向があります。
学校の入学や前の住まいの退去の関係などで早く家を建てたいという場合は慎重に選びましょう。
経営体制にリスクがある
今や大企業も経営不振の危機に直面する時代ですが、規模の小さな工務店はより基盤が不安定です。
取引先の不渡りや資金繰りの小さなトラブルが、倒産や民事再生など会社の存在自体を揺るがしかねません。
建築中に倒産してしまう可能性や、建てた後の点検やメンテナンスを頼むことを考えると、あまりに小規模な工務店では不安が残るかもしれません。
モデルハウスがない
常設のモデルハウスを持っている工務店は少なく、施工例を見学する場合は一般のお宅に行って見学するしかありません。
完成後、引き渡し前に見学会が行われる場合もあれば、住んでから数年経った状態を見学できる場合もあります。
ただし、いずれの場合も「見学会」となると決められた日に参加しなくてはならず、自分たちの都合で見学することはできません。
工務店での住宅作りにはどんな人が向いている?
工務店での注文住宅づくりはメリット・デメリットの両側面がありますが、ではどんな人が工務店での施工に向いているのでしょうか?
工務店での住宅づくりは、オリジナリティの高い家に住みたい人、じっくりと腰を据えて家づくりに取り組みたい人に向いています。
設計士や担当者と一緒になって家づくりを楽しめる人にとって、工務店は最適なパートナーとなり得るかもしれません。
またコスト重視の人も、工務店に相談することをおすすめします。
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工務店とハウスメーカーの5つの違いを比較してご紹介!
それでは、比較されることの多い工務店とハウスメーカーの違いを5つご紹介します。
詳しく見ていきましょう。
1.企業規模や施工エリア
工務店は企業規模が小さく、従業員数は1人~数十人。
施工エリアは市区町村単位で絞っています。
中には、迅速に対応するため「本社から車で15分圏内」という狭域に限定している会社もあります。
一方、ハウスメーカーは企業規模が大きく、数百~数千人の従業員を抱えています。
リフォームや不動産取引、設備、資材など関連事業を担当するグループ会社も多いです。
施工エリアは全国規模、もしくは海外にも拠点を構えています。
2.プランの自由度
工務店では、敷地条件や建築法規を踏まえ、施主の要望に合わせて自由に設計します。
「家の中心にガレージがある家」や「間仕切りがない家」など、斬新な間取りも可能です。
デザインテイストも多彩で、和風からシンプルモダン、カントリー、ログハウス風など自由度は高いといえます。
ハウスメーカーでは、まず基本の間取りや素材などの仕様が決められたベースプランを選び、予算と要望に応じてカスタマイズしていくという方法が一般的です。
そのため設計自由度は工務店に比べると低くなります。
ベースプランは整地された四角い土地を想定して作られているため、極端な変形地や高低差がある土地などでは施工ができないとして断られてしまうケースもあります。
3.施工の精度
工務店の施工の精度は、会社によって差があります。
熟練の職人を集めて丁寧かつ正確に施工できる工務店もあれば、職人が経験不足のため仕上がりが美しくなかったり、ガタついてしまったりする工務店もあります。
一方ハウスメーカーでは、全国どこで建てても同じ品質で建てられるように施工のマニュアルが決められており、誰が施工しても一定の品質を保つことができます。
木材や部材は規格化されて使い慣れているものなので、扱いやすくミスが少ないということもあります。
4.工期の長さ
工務店では、工程のほとんどを手作業で行います。
部材も現場で長さを測りカットします。
そのため工期は平均して約4~4.5ヶ月かかるのが一般的です。
これに対しハウスメーカーでは、部材は規格に合わせて工場で予めカットされており、現場では組み立てるだけです。
工程一つ一つが効率化されておりスムーズなため、工期は平均して約3.5ヶ月と工務店に比べると短くなります。
5.アフターメンテナンスの有無
規模が小さい工務店でも、基本的に引き渡し後の定期点検とアフターメンテナンスは行っています。
ただ、引き渡し後何年まで点検を行うか、どこまでが無料の範囲かという点は工務店の判断で決めるためバラバラです。
ハウスメーカーの中にはアフターメンテナンス専門の部署を設けている会社もあり、内容も比較的充実しています。
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工務店選びで後悔しないための6つのポイント
ここまで工務店の特徴やハウスメーカーとの違いを見てきましたが、工務店に注文住宅の建築を依頼する場合、チェックしておくべき6つのポイントがあります。
希望の住まいが完成するかどうかは、どの工務店を選ぶかという選択に大きく左右されます。
ポイントをしっかりと押さえ、信頼できる工務店を選びましょう。
1.得意とする工法が自分の希望に合致している
工務店には、一般的にそれぞれ得意とする工法があります。
最も多いのは木造軸組工法、または在来工法と呼ばれる木造です。
そのほかRC造(鉄筋コンクリート)や2×4工法、さらには工務店やフランチャイズ独自の工法を採用している会社もあります。
普段施工していない工法だと設計段階で不備が起きたり、段取りがうまく組めず工期が長くなってしまうおそれがあります。
希望する工法がある場合、その工法を得意としている工務店を選びましょう。
2.住宅完成保証制度に加入している
先述した通り、企業規模の小さな工務店は、倒産や経営不振のリスクがあります。
住宅完成保証制度は、万が一施工会社が倒産したりトラブルが起きて工事が中断してしまった場合、それに伴って発生した引継ぎにかかる費用や損失額の一部を補填するという制度です。
この制度は施主側ではなく建築会社が加入するものなので、加入している工務店を選ぶことで万が一の際の保証を受けることができます。
どうしても未加入の会社に依頼したい場合、住宅保証機構へ登録審査を申請し事契約までに登録完了すれば保証の適用対象となります。
3.事業者登録をしている
工務店を選ぶ際には、業界団体に事業者登録をしている会社を選びましょう。
業界団体には例えば、一般社団法人JBN(全国工務店協会)があります。
全国2,300社以上の工務店が登録している組織で、国土交通省や経済産業省といった省庁、連携する業界団体と協力しながら、新たな技術の研究開発や人材育成を行っています。
登録には申請が必要なため、事業者登録している工務店は一定の基準を満たしているという点で安心感につながりますし、業界の最新情報をチェックし家づくりに前向きに取り組んでいるといえます。
4.建築現場が整理整頓されている
街の住宅建築現場で、道端にタバコの吸い殻が捨てられていたり、材料や工具が乱雑に放置されているのを見たことはないでしょうか。
刃物や工具、塗料などを扱う建築現場では整理整頓は基本です。
火の不始末で火災を引き起こすなど言語道断。
少しの心のゆるみが危険な事故を引き起こしたり、欠陥住宅につながったりすることがあります。
また、現場周辺が汚いと近隣の住民に迷惑がかかり、クレームになる可能性もあります。
その後の暮らしを考えると近隣との関係は良好に保ちたいものです。
建築現場の整理整頓ができていない工務店は、施工の品質が悪いと考えてください。
5.有資格者が在籍している
有資格者が在籍しているかどうかも、チェックのポイントです。
住宅建築に関わる資格にはさまざまなものがありますが、工務店のスタッフでよく見られるのは一級・二級建築士、施工監理士、建築構造士、宅地建物取引主任者などです。
スタッフの資格は、ホームページや名刺に記載されています。
なお「建築家」「設計士」は正式に認められた資格ではないので注意しましょう。
6.失敗しない工務店の探し方
やみくもに探してもよい工務店に巡り合えるとは限りません。
失敗しない工務店の探し方をご紹介します。
雑誌、ネットで情報収集
最も手軽に工務店を探せる方法は、雑誌やネットで情報を集めることです。
施工写真つきで会社を紹介し、問い合わせ先も掲載されています。
特にネット検索であれば、住んでいる地域と希望のキーワードで検索できるので、求める情報に最短距離で触れられます。
今は実際に家を建てた人の体験談をブログで読むことも可能です。
ただし、口コミサイトの情報は100%信用しない方が無難です。
特に、特定の工務店に悪い印象を持っている人は、多少誇張を含めて悪い評価を拡散します。
対応面や担当の人柄など数値化できない部分は、感じ方に個人差があるものです。
気になる工務店が見つかったら、口コミサイトやブログで悪い評価があっても一度会ってみて、自分自身で判断することをおすすめします。
紹介サービスを利用
大手住宅情報ポータルサイトでは、希望条件を伝えて工務店を紹介してもらえるサービスを無料で行っています。
複数社と面談することができ、見積もりももらえます。
契約が成立した場合のみ、工務店からサービス提供者側に成果報酬が支払われる仕組みなので施主側の支払はありません。
親戚・知人の紹介
親戚や知人が近くで家を建てた場合、紹介してもらうのが最も安心できる方法です。
親しい人の推薦はインターネットの口コミよりもよほど信頼性があります。
先に挙げたポイントをチェックしたうえで問題がなさそうなら、一度話を聞いてみるとよいでしょう。
ただし、検討の結果、条件が合わず断る可能性があることを考えると、紹介してもらう相手は気兼ねなく断れる間柄に限った方が無難です。
近所の工務店に行ってみる
現在住んでいるエリアで注文住宅を建てるのであれば、思い切って地域の工務店に飛び込んでみるのも一つの手です。
直接スタッフと話してみれば対応もわかりますし、明らかに態度や対応が悪いなどの場合は依頼を控えた方が無難でしょう。
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注文住宅を工務店で建てる場合にかかる費用の相場は?
住宅建築の費用は、1,000万円台から1億円以上と幅があります。
施工面積の広さや工法、デザイン、素材など変動要素が多いためです。
ですが、目安にできる相場はあるのでご紹介します。
ハウスメーカーより高い?安い?工務店で建てるときの相場
同じ大きさ、同じ仕様で家を建てると仮定した場合、広告宣伝費や人件費の分、ハウスメーカーと工務店では工務店の方が安く建てられる傾向にあります。
相場としては、ハウスメーカーの坪単価が75万円前後であるのに対し、工務店では45万円前後です。
坪単価については後述しますが、簡単に言うと1坪あたりの建築費です。
例えば延床面積40坪の家を建てた場合、ハウスメーカーなら3,000万円、工務店な1,800万円が建築費となります。
予算2,000万円で建つ注文住宅はこんな家
それでは工務店に依頼した場合、どのような家を建てることができるのでしょうか。
ここでは仮に建築費として使える予算を2,000万円として、一般的な家のスペックを紹介します。
予算2,000万円ということは、実質的には1,000万円台で建てることになるので、全体からするといわゆるローコスト住宅の価格帯となります。
コストを抑える方法はいくつかあります。
例えば、間取りをシンプルにする、塗り壁ではなくビニルクロスにする、造作を減らすなどがあります。
2,000万円で建てられる家を具体的にイメージすると、以下のような感じになります。
- 外観は凹凸の少ない箱型
- 屋根の形状は切妻屋根か片流れ屋根
- 1階にリビングと水回り
- 2階に3部屋ほどの洋室を配置したスタンダードな間取り
- 内装仕上げにはフローリングとクロスを採用
- 水回り設備は国内メーカーのスタンダードモデル
ただしこれらは決して低品質というわけではありません。
最近では集成材のフローリングも無垢材のような質感を実現していますし、クロスも消臭や抗菌など多機能化しています。
シンプルな間取りは掃除がしやすく、カーテンやソファカバーなどのファブリックで自分好みの空間を作ることもできるので、あえて選ぶという人もいるでしょう。
坪単価を見る際の2つの注意点
さて、先ほど「坪単価」でハウスメーカーと工務店の建築費を比較しましたが、そもそもこの坪単価とは何でしょうか。
建築用語として頻出しますが、しっかり理解しておかないとコストアップにつながってしまいます。
坪単価に含まれるものと含まれないものをしっかり把握する
坪単価とは、建物の床面積1坪あたりの建築費です。
本体価格を延床面積で割ったものですが、建築会社が広告やモデルハウスなどで「坪単価○万円」と打ち出している場合、どこまでが含まれるのか、会社によってばらつきがあるので要注意です。
電気やガスの配管、照明器具やエアコン工事まで含んでいる会社もあれば、それらを含まず建物の工事価格のみの場合もあります。
坪単価の算出方法は工務店によって異なる
坪単価の算出方法についても注意が必要です。
基本的に坪単価は建物内部の床面積の総合計である「延床面積」によって算出しますが、まれに玄関ポーチやバルコニーを含む「施工面積」によって計算する会社があります。
この場合、一般的な坪単価よりも安く表示されるので、よく確認してください。
いずれにしても確認すべきは「本体価格」であり、安易に坪単価だけでは比較できないということを覚えておきましょう。
坪単価はあくまで目安と考え、これだけを指標に工務店を選ぶのはやめるようにしましょう。
坪単価を安く抑えるための3つの方法
建築費や工夫次第で安く抑えることができます。
ここでは坪単価を抑えるための3つの方法をご紹介します。
➀1階と2階の床面積を同じにする
1つ目の方法は、1階と2階の床面積を同じにするということです。
正確には、上下階を同じ形状に設計するということになります。
例えば1階が広く2階が狭い建物を建てようとすると、1階のせり出した部分と2階の両方に屋根を作らなければならず、その分コストが上がってしまいます。
できるだけシンプルな、箱型に近い形状の方が使う建材が少なくて済むため、コストを下げることができます。
➁壁紙などの消耗品には費用をかけすぎない
内装はこだわりたい部分ですが、壁紙は日々の暮らしの中で汚れたり傷ついたりする消耗品です。
ゆくゆくは経年劣化して張り替えることを考えれば、あまり費用をかけすぎない方が賢明です。
消耗品よりは交換のしにくい床材や外壁材にコストをかけることを考えてください。
➂屋根を「片流れ」にする
建材を極力減らすという意味では、屋根の形状も重要です。
最もシンプルなのは陸屋根と呼ばれる水平の屋根ですが、防水処理が必要となり工務店によっては扱っていない会社があります。
一般的な形状で最もコストを抑えられるのは、片方を高く、もう片方を低くして傾斜をつけた「片流れ屋根」です。
シンプルですが、本を伏せたような切妻屋根に比べてモダンな印象で近年よく見られる形です。
使う屋根材が少なくて済み、つなぎ目がないため施工費用も安く抑えられます。
工務店は値引き交渉に応じてくれるのか?
注文住宅を建てる際には少しでも安く建てたいと願うのは、誰しも同じでしょう。
コストを下げる方法は色々ありますが、一番大きなウエイトを占める建築費を値引いてもらうことはとても魅力的に映ります。
工務店での値引きにはあまり期待しない
工務店での値引きは、難しいことが多いのが現実です。
大手ハウスメーカーでは本体価格の中に広告費などが含まれていて利益率を多くとっていることから、値引きに応じてもらえることがよくあります。
一方で工務店では、ぎりぎりの予算で価格を提示していることが多く、それ以上の値引き交渉には応じてもらえないことが一般的です。
値引き交渉に応じてもらえたとしても、端数分などの金額になる可能性が高いでしょう。
あまり無理な値引きを要求すると、その後の信頼関係にヒビが入ることにもなりかねません。
提示された金額が現実的なコストだと心得て、交渉する場合も「この工務店で家を建てたい」という誠実な態度を見せることが大切です。
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主要地域のおすすめ工務店ランキング
それでは最後に、東京・大阪のおすすめ工務店ランキングをご紹介します。
東京の工務店おすすめランキング3選
東京でおすすめの工務店です。
ニットー住宅
自然素材を使った家を建てたいなら、ニットー住宅がおすすめです。
内装にヒノキやスギなどの無垢材、壁には調湿効果のある漆喰を使い、健やかな家づくりを実践しています。
価格は28坪で2,200万円とリーズナブル。
坪単価平均は50万~75万円です。
3階建ての実績も豊富で、地価が高い東京都心部でも十分ゆとりのある住まいを建てられます。
近藤建設
近藤建設は、地域密着でありながら200名以上の従業員が在籍し、モデルハウスも展開するビルダー。
設計から施工まで自社の職人が手掛ける一貫対応でコストを抑え、1,700万円からの家づくりが可能。
坪単価平均は55万~65万円。
家事や子育てに配慮したプランニングにも定評があり、共働き世代から高い支持を得ています。
兼六土地建物
武蔵野エリアで50年以上の実績を持つ老舗工務店。
一般的な木造工法だけでなく、金物を使用した独自の工法で耐震性の高い住まいを作っています。
高気密・高断熱やゼロエネルギー住宅など先進の住宅性能も備えています。
坪単価平均は50万~70万円。
1,000万円台での施工実績もあり、予算に合わせた提案で人気です。
大阪の工務店おすすめランキング3選
大阪でおすすめの工務店です。
町田工務店
高品質でリーズナブルなプランから、上質を極めたプレミアムな住まいまで、幅広く手掛けている町田工務店。
自由設計で定額制のコミコミプランは1,848万円で手が届きやすい価格が評判です。
坪単価平均は50万~60万円。
また、耐震等級3相当の高耐久・高耐震で住み始めてからの暮らしも安心です。
野村工務店
野村工務店の最大の特徴はグレードの高さです。
制震ダンパーと漆喰壁が標準仕様となっている工務店はなかなかありません。
プラン決定後もオプションが追加されない定額プランは1,290万円という驚きのコストパフォーマンス。
自然素材を使った家づくりも得意としています。
泉北ホーム
関西の大手ビルダー、泉北ホームは、高耐震の構造躯体に照明、カーテン、エアコンなどすべて含めたオールインワンプライスで住まいを提案。
1,000万円台での施工実績が豊富です。
坪単価平均も40万~60万円とローコスト。
施工はすべて自社職人で行い、顧客管理システムでアフターフォローも充実。
長く付き合えるパートナーです。
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まとめ
一言で工務店といっても、規模や事業スタイルによってさまざまな特徴があります。
また、工務店との家づくりにはメリットとデメリットの両方があることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
土地探しや資金調達など、家づくりにはやることが山ほどあります。
悩んだり困ったりすることもあるでしょう。
そんな時、家づくりのプロとして、安心して相談できるパートナーを見つけられるとよいですね。