住宅ローンが苦しいときの対処法とは?後悔しないための対策6つとおすすめの相談先を紹介

夢のマイホームを手に入れたとします。

それはうれしいことではありますが、多くの場合住宅ローンも伴うもの。

その住宅ローンは毎月返済することが必要です。

ですが、不幸にして住宅ローンの返済が苦しくなってしまうこともあります。

ここでは住宅ローンが苦しいと感じたときの対処法や原因についてまとめてみました。

今では住宅ローンの滞納が即破産につながることが少なくなっています。

住宅ローンを滞納したらどうなる?

どうしても住宅ローンの返済が苦しく、滞納が発生してしまいました。

ですが、いきなりこわい借金取りがくるわけではありません。

段階を踏んで督促手続きが行なわれるのです。

ここでは滞納が続いた場合にどのような督促手続きや資金回収の手続きが行なわれるかをまとめてみました。

月数は多少異なることもありますが、概ね次のように進みます。

1.1カ月目:督促状

2.3ヶ月目:代位弁済

3.6ヶ月目:競売

ひとつずつみていきましょう。

1.1カ月目:督促状

一度滞納をしてしまうとすぐに督促状が金融機関や保証会社から届きます。

「〇月分の返済がないので〇月〇日までに支払ってください。」といった内容です。

この段階では、まだそれほど深刻ではありません。

預金口座にたまたま残高がなかったことも考えられます。

この段階で滞納を解消し、その後きちんと返済していれば大きな問題となることはありません。

2.3ヶ月目:代位弁済

代位弁済とは、借主以外の第三者が代わりに返済することです。

ここでの第三者は保証会社のこと。

ただし、これで滞納が解消されたわけではありません。

督促をしてくるのが保証会社に代わったに過ぎないのです。

3カ月ほど経過すると、そろそろ任意売却や競売も頭をちらついてきます。

3.6ヶ月目:競売

滞納も6ヶ月程度になると金融機関や保証会社も次の段階へと進みます。

それは競売(けいばい)の申し立てです。

競売は強制換価手続とも呼ばれ、裁判所がオークション形式で家を強制的に売却してしまいます。

こうなると家を失うことになるので大きな痛手です。

できれば競売申し立てになる前に何らかの対策が必要になります。

住宅ローンが苦しい時の対策6選

住宅ローンが苦しくなってきたら、そのまま放っておくわけにはいきません。

何か対策をしないと大変なことになります。

その最後の手段は競売ですが、その前にもできることがいくつかあるのです。

住宅ローンが苦しい時の対策は以下の6つになります。

1.リスケジューリング

2.生活水準の見直し

3.資金調達

4.家の売却

5.任意売却

6.競売

それぞれみていきましょう。

1.リスケジューリング

まずはリスケジューリング、通称「リスケ」と呼ばれる返済計画の見直しです。

月々の返済額を減らしたり、ボーナス払いを併用したりと対策をします。

金利部分の減免もリスケジューリングのひとつです。

金融機関も貸し倒れはできれば避けたいもの。

最近の金融機関は比較的柔軟に対応してくれます。

2.生活水準の見直し

苦しい住宅ローンばかりに目が行きがちですが、ご自身の生活水準も見直してみましょう。

意外なところに無駄使いや不要不急の支出が隠れているものです。

これがないと生活ができないもの、というのは案外少ないもの。

ないならないで何とかなるものです。

任意売却や自己破産するくらいなら生活水準を見直す方が簡単にできます。

3.資金調達

住宅ローンは他のローンに比べると低金利となっています。

このため、住宅ローンを返済するのにサラ金のような金利が高いところから借りるのはナンセンスです。

具体的には両親や親せきなどから借りることになります。

親や親せきが資産家であれば、可能な方法ではあるものの、誰もができる方法ではありません。

4.家の売却

いよいよ返済のメドが立たなくなると、家の売却を念頭に置いた方法になります。

その筆頭が家の売却です。

家の売却代金で住宅ローンを返済してしまえば、住宅ローンに悩まされることはありません。

実際にこうした理由で家を売却する人もいます。

滞納がほとんどない状態なら家の売却も容易です。

家の売却代金でローンを完済できるのであれば、この方法は金融機関にも納得してもらえる方法になります。

5.任意売却

家の売却代金ではローンを完済できない場合には、原則として金融機関は売買を了承しません。

例外のひとつが任意売却です。

任意売却は売却代金でローンが完済できなくても金融機関が主導して売却が行われます。

登記費用や仲介手数料も売却代金で賄うことから、所有者が負担することはありません。

残った残債はリスケジューリングをして少しずつ返済していくことになります。

6.競売

住宅ローンを滞納し続けると行き着く先は裁判所。

そこでの手続きは競売(けいばい)です。

家を強制的にオークションにかけてその代金で住宅ローンの残債を支払います。

競売は時間がかかり、住宅ローンの残債も全額回収できないことも多いことから金融機関も実はやりたくないのです。

今の流れとしては、競売になる前にリスケや任意売却を行うことによって、なるべくローンを返済してもらう傾向となっています。

住宅ローンの返済が苦しい時の相談先3選

住宅ローンの返済が苦しくても、誰にも相談しないで頑張ろうとする人もいます。

頑張ることは美徳ではありますが、無理がたたってより状況が悪くなることもあるもの。

住宅ローンの返済が苦しい場合にはしかるべきところに相談をすべきです。

ここでは困ったときの相談先として3つの窓口をご紹介します。

1.融資元の金融機関

2.弁護士や司法書士

3.任意売却専門の不動産会社

それぞれ詳しくお話しします。

1.融資元の金融機関

まずは貸し手である金融機関です。

金融機関は住宅ローンをきちんと返済してくれないと困ってしまいます。

ですが、金融機関が何よりも恐れるのは貸し倒れです。

自己破産をしたり、借主が死亡したりして資金を回収できないことを危惧しています。

このため、返済の繰り延べや月々の支払額の調整、金利の減免などをしてくれることもあるのです。

金融機関への相談は早ければ早いほうが被害や負担が少なくなります。

2.弁護士や司法書士

弁護士や司法書士はトラブルになった場合の強い味方です。

弁護士を通じて交渉すればよりスムーズに交渉ができます。

また、司法書士も裁判はできないものの、裁判外でトラブルを解決することも可能です。

弁護士や司法書士を直接知らなくても、彼らは頻繁に相談会を開催しています。

弁護士会や司法書士会でも常設の相談窓口があるものです。

トラブルになりそうだと思ったら、迷わず彼らに相談してみましょう。

3.任意売却専門の不動産会社

不動産会社も相談先としては有効です。

家を売却して住宅ローンを返済できるのであれば、一般的な不動産業者でも対応できます。

あとで説明する任意売却を行なう場合には、任意売却専門あるいは任意売却に強い不動産業者でないと難しいものです。

まずは不動産業者に相談し、自分の家がどれくらいで売却できるか査定してもらいましょう。

その金額によってその後の対策を考えればよいのです。

苦しい住宅ローンになってしまう4つの理由

予定通り返済していけば特に苦しい思いもしないはずだった住宅ローン。

それが苦しい返済となるにはそれなりの理由があるもの。

元々の返済計画に無理があった場合もあります。

また、思わぬトラブルが発生して計画が狂うこともあるものです。

今の返済計画に問題があるかを検証する意味でも、苦しい住宅ローンになってしまう理由を考えていきましょう。

1.元々の設定に無理がある

2.病気やケガ

3.勤務先の倒産

4.パートナーローンでの離婚

各項目を検討していきます。

1.元々の設定に無理がある

住宅ローンの目安は給料の20%までとか、25%までと言われています。

金融機関や物件によってはもっと多くの住宅ローンを組むことも可能です。

ですが、金融機関が貸してくれるかといって、それが余裕をもって返済できるかどうか別問題となります。

元々の返済計画から無理があった場合も考えられるのです。

先ほどの住宅ローンの目安はあくまで目安であって、誰もが無理なく返済できるわけではありません。

2.病気やケガ

病気やケガによって働けなくなることは誰にでも可能性があるもの。

死亡したり、高度障害になったりすると団体信用生命保険の適用があります。

ですが、そこまで至らない場合には一部の例外を除いて救済措置はありません。

貯金があれば数カ月は何とかなりますが、住宅ローンを返済している時期に貯金をするのは並大抵のことではありません。

3.勤務先の倒産

自分は一生懸命働いていても、勤務先の業績が傾くことはあります。

あてにしていた残業が思うようにできないこともあるもの。

一番怖いのは勤務先の倒産です。

年収が大きく変わる可能性もあるため、勤務先の倒産をきっかけに苦しい住宅ローンとなってしまう可能性はあります。

4.パートナーローンでの離婚

パートナーローンとは、夫婦で連帯して借りる住宅ローンのことです。

夫婦共働きをしてふたりで返済していけば、多額のローンでも早く返済することができます。

ところがこのふたりが離婚をするとなると話が複雑です。

うまく交渉したとしても本来ふたりで返済するはずだった住宅ローンをいずれか一方が負担する可能性があります。

本来ならふたりで返していく予定だったローンのため、大きな負担です。

住宅ローンが苦しい時の心構え3選

住宅ローンの滞納が始まると、それを回復するには大きな労力が必要です。

住宅ローンは優先順位の高い返済となっています。

これを滞納するというのは、よほどのことだからです。

そうならないためには早めの対策と心構えが必要となります。

ここでは住宅ローンが苦しい時もしくは苦しくなりそうな時の考え方や心構えの紹介です。

1.相談は早めに

2.自分の生活も見直そう

3.親族への無心はほどほどに

さっそくみていきましょう。

1.相談は早めに

相談先は金融機関や弁護士であることはお話ししました。

これらの相談は、少しでも住宅ローンが苦しい時には早めに行いましょう。

滞納が始まると、本来の返済に加えて滞納分も返済することになります。

こうなると負担がさらに増すのです。

この状態から回復するのは簡単ではありません。

このため、滞納が始まる前に相談することをおすすめします。

2.自分たちの生活も見直そう

相談を検討するとともに、自分たちの生活も見直してみましょう。

手取りを増やすには、収入を増やすか支出を減らすかの2通りしか手はありません。

支出を減らしましょう、といってもすでに切り詰めていれば、これ以上は難しい場合もあります。

ここでは、支出を見直すことはもちろん、転職や副業を含めた収入も再度検討しましょう。

転職や副業であれば、収入が増加し、苦しい住宅ローンが少し緩和される場合もあります。

3.親族への無心はほどほどに

資金調達のため、両親や親せきに借金を依頼することもあります。

資産家の一族であればそれも可能です。

ですが、どの家にも生活があります。

親族へのお金の無心や借金の申し入れは親族内での不和を招きかねません。

親族への無心はほどほどにしておきましょう。

まとめ

働き始めの20代や子育て世代が住宅ローンを抱えると、途端に生活が苦しくなることもあります。

何とか乗り切れる人もいるものの、中には家を手放す人もいるものです。

現在の金融機関は借り手を破綻させるよりもリスケジューリングをしてでも返してもらったほうがよいと考えています。

このため、相談に乗ってくれる可能性は高いものです。

早めの相談で苦しい住宅ローンを乗り切りましょう。

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