年収600万円の住宅ローンの借り入れ目安と注意点を解説!

「年収600万円なら理想のマイホームが買えるんじゃない?!」

「でも、住宅ローンが負担にならないためにはどうすればいいの?」

「住宅ローンの借り入れ額ってどうやって計算するの?」

たしかに、年収600万円もあれば住宅ローンの借り入れ可能額はかなりの金額になりますし理想のマイホームが購入できるかもしれませんね。

とはいえ、数千万円の借り入れを何十年と返済していくわけですから、住宅ローンを借り入れすることによってリスクもありますし、知っておいて欲しいこともあります。

この記事では、住宅ローンの借り入れ可能額の計算方法や現在の家賃から無理のない住宅ローンを組むための借り入れ可能額や注意点、イメージしやすい返済額を解説していきます。

さらにこの記事を読むことで、無理のない住宅ローンを組むために必要な計算ができるようになり、住宅ローンで失敗しないポイントを知ることができます。

住宅ローンとは?住宅を購入する際に借り入れできる制度

住宅ローンとは、住宅を購入するための購入資金を借り入れすることで、住宅の購入を資金の面で手伝ってくれる住宅の専用ローンになります。

住宅ローンには、固定金利型・変動金利型・固定期間選択型と3つの商品があります。

固定金利型

固定金利型は、住宅ローンの借り入れ開始時期から住宅ローンの返済が終わるまで金利が固定される商品になります。

金利が固定ということは、金利の変動によって返済額が増加したりすることなく、返済額が安定していることから金利変動からの返済額に影響がないことが特徴としてあります。

変動金利型

金利が定期的に変動していく商品が変動金利型となります。

変動する期間については6ヶ月ごとに金利が変更され、金利変動に合わせて6ヶ月ごとに返済額も見直されます。

金利の変動ごとに比例して5年ごとに返済額が見直される特徴があると同時に、返済額の変更もありますが、上昇した金利に対しての返済額には上限があり、今までの返済額の1.25倍以内と決められています。

変動金利は、金利が0.4%台からの商品があり金利が低いというメリットがある商品になります。

固定期間選択柄

固定期間を選択できる商品で、例えば5年固定や10年固定といったように選択して決められた期間中の金利が固定になるという商品になります。

選択した固定期間が終了した時点で、その後の金利を固定金利にするのか変動金利にするのかといったように、選ぶことができるメリットがあります。

但し、固定期間選択型はデメリットがあり、万が一固定期間終了後の金利が大幅に上昇するなどしてしまった場合でも、返済額の上限設定がないために金利の上昇に比例して返済額も増額になってしまうことからリスクの大きい商品でもあります。

年収600万円で住宅ローンを組むことによるメリット

住宅ローンを組むことで「もらえるお金」のひとつに住宅ローン控除という還付金の恩恵を受けられる制度があります。

住宅ローン控除とは、年末の住宅ローンの残債に対して残債の1%を還付されるという国の制度で、サラリーマンの人は会社の年末調整(住宅ローン借り入れ初年度のみ確定申告)で算出されて還付されます。

但し、上限が住宅ローンの残債の1%ですから3,000万円の住宅ローンの残債がある人は30万円が上限となっていて、4,000万円の住宅ローンの残債がある人は40万円が上限となります。

さらには、残債の上限以外に「年間の所得税分の還付が上限」といったルールがあり、年収600万円の人の所得税は年間で20万円程度のため、年末時点で住宅ローンの残債が3,000万円あったとしても、住宅ローン控除での還付は20万円となります。

年収600万円の人が支払い可能な月々の住宅ローン返済額は?

年収600万円の人は毎月いくらの返済なら住宅ローンが無理なく返済できるのでしょうか。

年収600万円の平均的な手取り額を簡単に計算する方法は、年収に対して80%が手取り額になります。

(例)

年収600万円×80%=480万円(年間の手取り額)

この手取り額を元に、賞与が年2回で各1ヶ月分支給されると仮定し、合計14ヶ月で割り算してみると、月々の使えるお金は342,857円ということになります。

総務省統計局のデータを元に、働いている世帯の月々の平均支出額と居住費にかかっている支出の平均額を2019年の1年間分の統計による平均額を算出してみたところ、下記のポイントが出てきました。

・1世帯の平均人数が3人

・1年間の毎月の支出額平均は321,326円

・支出額のうち、住居に関する支出以外の支出額が247,996円

このデータから住居に使えるお金は、321,326円から247,996円を引き算すると73,330円となります。

よって、73,330円が月々の住宅ローンの返済可能額の上限となり、さらに年収600万円の人の手取り額は342,857円になりますので、計算すると342,857円-247,996円=94,861円が月々の住宅ローンの返済額上限の目安になると知っておくといいでしょう。

年収600万円の人の住宅ローンの借り入れ額はどのくらいが目安?

年収600万円の人の住宅ローンの借り入れ額の目安を知るための計算方法は2つあります。

ひとつは前述で述べた月々の返済可能額から計算する方法で、もうひとつは現状支払っている家賃から住宅ローンの借り入れ目安額を計算する方法です。

簡単に計算できるのでシミュレーションしてみましょう!

月々の住宅ローンへの返済可能額から計算する方法

前述では、年収600万円の人の月々の手取り額から世帯の平均支出額を引く方法でした。

(手取り額)342,857円-(平均支出額)247,996円=94,861円(返済額上限の目安)

計算方法は、返済額上限の目安を単純に年数(12ヶ月×年数)でかけ算します。

例えば、年収600万円の人が35年ローンで組む際の住宅ローンの借り入れ額の目安は

(返済額上限)94,861円×420ヶ月(35年を月単位で計算)=39,841,620円となります。

次に、現状の家賃から計算してみましょう。

住宅ローンの月々の返済額と現在の家賃から計算する方法

今現状は賃貸物件に住んでいるという人は、今の家賃から又は月々の住宅ローンの返済に払える金額から住宅ローンの借り入れ可能額を計算することができます。

現在の家賃が8万円の世帯の場合

8万円(家賃)÷2,607(定数)×100万円=30,686,612円が無理のない借り入れ可能額です。

※定数2,607円と100万円に関しては金融電卓での算出したことによる数字になりますので、今の家賃から無理のない借り入れ額を計算する際は、定数と100万円をかけるという2点を覚えておくだけで大丈夫です。

現在の家賃が10万円の世帯の場合

10万円(家賃)÷2,607(定数)×100万円=38,358,266円が無理のない借り入れ可能額です。

現在の家賃から無理のない住宅ローンの借入可能額の目安が出せるので、少し余裕をもった住宅ローンを組むことができますし、マイホーム購入後の生活も現状の家賃と変わらずに生活することができるため、おすすめです。

住宅ローンの計算で必要な定数とは

定数というのは、銀行などの審査金利から計算して出した数になります。

「審査金利」というものが金融機関にはあり、店頭金利と呼ばれるホームページや店頭で公表されている金利と実際に住宅ローンを契約する際の「優遇金利」の平均的な数字を元に審査金利を出しています。

その審査金利を元に計算して出たものが「定数」といい、数字に計算すると「2,607」という数字になるのです。

今回の計算では「定数=2,607」これを覚えておいてください。

住宅ローンは「買える額」ではなく「払える額」

実際に住宅ローンを組む際に気を付けて欲しいのが、無理のない返済スケジュールです。

前述の計算式で今の家賃から算出する方法が一番わかりやすい計算方法と、無理なく返済できる住宅ローンの借り入れ額の目安になりますが、年収600万円で住宅ローンの借り入れ可能額を素直に計算すると、最大5,000万円前後は借り入れ可能な範囲になります。

しかしながら「買える額」と「払える額」は全く別物です。

住宅ローンの借り入れ額が1,000万円増えるだけで月々の支払い額が大きく変わりますので「払える額」を目安として住宅の購入をすることをおすすめします。

現在の家賃から計算するほうが住宅ローンはイメージしやすい

実際、住宅ローンというのは住宅購入する際にのみ使用できる商品です。

よって、返済イメージができるかどうかが重要になってきますので、現在の家賃から計算するほうが住宅ローンのような大きな金額でもイメージしやすいのです。

今後のライフイベントや子供の成長などに合わせて生活費の支出は増加していきますので、住宅ローンに依存するのではなく、生活を守ることが必須という考え方を持つことが最適な住宅ローンの選択に繋がります。

住宅ローンの返済以外にかかるお金に注意すること

購入する住宅がマンションの場合、管理費と修繕積立金が毎月かかります。

マンションも定期的に点検や修繕が必要なため、耐久性を維持するために大規模な修繕が10年~15年ごとに必要となります。

その修繕費用は積み立てる必要があり、物件が古くなればなるほど修繕費用は高くなるため、年数が経っていくにつれて修繕積立金が増加していきますので注意が必要です。

一方で購入する住宅が一戸建ての場合、管理費も修繕積立金も徴収はありませんが、徴収がないだけで自分で積み立てておかなければなりません。

10年~15年ごとに外壁や屋根などの塗装や補修が必要になるため、修繕費用として積み立てることもふまえて住宅ローンを組む際の参考としてください。

住宅ローンの返済以外にも住宅にかかるお金がありますので、月々の返済額と合わせて考えていくようにしましょう。

まとめ

年収600万円あれば、自分が欲しい理想の住宅が手に入る可能性は大いにあります。

しかしながら生活していくうえで住宅ローンがすべてではありませんし、無理のない返済を継続できる商品を選ぶからこそ生活の基盤と余裕ができます。

だからこそ、住宅ローンの簡単な計算方法などの知識を少しでも付けて、月々の住宅ローンの返済額が負担にならないことを前提に「払える額」で住宅ローンを組むことをおすすめします。

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