マイホームを建てる中で住宅ローンや資金のことが1番の不安だと感じている方は多いです。
- 自分達はいくらで希望の家が建てられるのだろう
- どのくらい借り入れができるのだろう
- どこの銀行で審査をすればいいの?
資金や住宅ローンに関して、他にもたくさんの疑問があると思います。
プランのことは住宅会社に任せればいいし、土地のことは不動産屋に聞けばいい。
では、お金のことは誰に聞けばいいのでしょうか?
・借りないかもしれない銀行に話を聞きに行ったら相手にされない?
・ファイナンシャルプランナーにはどうやって出会えばいいのかわからない
・友人や知人にお金の話をするのは気が引けるな・・・
結局、相談相手が分からず不安を拭えないままマイホームづくりの話を進めてしまう人は多いです。
しかし、相談すべき人に、相談すべき内容を伝えれば、資金や住宅ローンの悩みはスッキリ解決します。
マイホームづくりのお金について不安や悩みを持っている方は、ぜひ今回の記事を読んでください。
もくじ
住宅ローンについて相談したい!おすすめする相談相手5選
資金や住宅ローンについて相談すべき相手は次の5人です。
- 銀行のローン担当者
- 相談会やセミナーの講師
- ファイナンシャルプランナー
- 友人や知人
- 住宅会社の営業マン
他にも、相談相手に親が候補に入る方もいると思いますが、あまりおすすめはしないです。
なぜなら、住宅ローンの相談をしても親がローンを組んだ時代とは金利が大きく違いますので、あまり参考にはなりません。
また、自分の子供の支払いが心配ですので、大きい額のローンを組むことに対して反対をしてくることも多いです。
資金の援助についての相談ならいいですが、資金や住宅ローンについては相談ではなく報告程度で十分でしょう。
銀行のローン担当者
住宅ローンを担当している銀行マンの特徴は、実際に住宅ローンの審査に関する実務が多いことです。
実務経験を活かして、借り入れに対する不安に具体的な解決策などを提示してくれることもあります。
また、住宅ローンの商品を扱っていますので、住宅ローンの基本的な知識は詳しいです。
しかし、自分の銀行の審査基準をベースとして考えているため、他の銀行では審査が通るような案件でも難しいと判断されることもあります。
また、自分の銀行で住宅ローンを借りてほしいので、とりあえず事前審査を提出するように言われる可能性も高いです。
銀行へ相談に行く場合は、ある程度借りたい銀行を絞ってから相談へ行きましょう。
相談会やセミナーの講師
相談会やセミナーの講師は、住宅ローンの基礎知識や資金計画の立て方を教えることを得意としています。
また、住宅ローンの知識のない方に対していつも説明をしているので、専門用語も少なくわかりやすい説明をしてくれることが多いです。
しかし、講師は住宅ローンの審査や手続きの実務経験がない人も中にはいます。
実務経験がないと審査に関する相談や具体的な銀行の商品内容に関する知識はあまりありません。
一般的な住宅ローンの知識や資金計画の立て方を学びたい方は気軽にセミナーに参加することから始めてみましょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーとは、暮らしとお金に対する幅広い分野に対して相談に乗ってくれる専門家です。
今回紹介した相談相手の中で、1番幅広い分野を扱っています。
ファイナンシャルプランナーが相談に乗ってくれる分野は、下記のようなことです。
- 住宅資金
- 日々の家計管理
- 老後の生活設計
- 保険
- 相続や贈与
他にも様々な知識を持っています。
暮らしに関するお金のスペシャリストです。
ファイナンシャルプランナーに相談するときは、住宅ローンのことだけではなく人生プランについてトータル的に相談することをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーによる人生のトータル提案は「ライフプラン」と呼ばれ、相談することで人生の資金計画を立てることができます。
しかし、相談後には自社の保険の加入などを進められる可能性もありますので注意しましょう。
友人や知人
最近マイホームを手に入れた友人や知人の意見も参考にするとよいでしょう。
しかし、友人や知人は資金や住宅ローンのプロではないため、知識を蓄えるというよりも口コミを見る程度な気持ちで話を聞いてみてください。
友人や知人からの話で参考になるのは次のような意見です。
- どこの銀行マンや住宅会社の営業マンの説明がわかりやすかったか
- こんなセミナーに参加したら役に立った
- 子供を預けて相談できる場所はどこか
上記のような具体的な資金や住宅ローンの内容ではなく、相談してよかった相手について聞くことをおすすめします。

具体的な費用の相談をして、気まずくなったり他人へ情報が洩れたら嫌な思いをしますので、なるべく話題に出さないようにしましょう。
住宅会社の営業マン
住宅会社の営業マンは、住宅ローンや資金に関してオールマイティな相談相手です。
住宅ローンの基本知識はもちろん持っていますし、他のお客様で取引した銀行の情報や審査の豆知識なども教えてくれます。
また、土地や建物の金額の相場もわかるので、より具体的な資金計画を立てることができます。
しかし、住宅会社の営業マンは住宅ローンのプロではありません。
営業マンの知識量や経験値によって、相談の質に大きな差が出ます。
信頼できそうな営業マンを選んで相談しましょう。
住宅ローンの相談相手は悩み事によって変わる!最適な相談相手は?
住宅ローンや資金を相談する相手を紹介しましたが、それぞれに得意分野があります。
自分の悩み事を内容に合った相談相手に打ち明けることで、より明確な回答を受けることができます。
今回はよくある住宅ローンや資金の悩みを元に、最適な相談相手をお伝えします。
金融機関を迷っている
相談すべき相手 住宅会社の営業マン
どの金融機関から住宅ローンを借りるのか迷っている人は、住宅会社の営業マンに話をしてみましょう。
住宅会社の営業マンは様々な金融機関の情報を持っているので、自分達に合った金融機関を紹介してくれる可能性が高いです。
ポイントは自分達の気に入っている住宅会社の営業マンに相談することです。
初めて入った展示場でいきなり住宅ローンの相談をしてはいけません。
営業マンから会社や商品の説明を聞いた後でいいなと思った場合だけ、相談を持ち掛けてください。
なぜなら、住宅ローンなどの相談に乗ってもらうと、相談の流れで事前審査をやる場合が多いからです。
事前審査をやる時には、源泉徴収票などの個人情報も渡すことになります。
買う気がない住宅会社に色々と相談に乗ってもらい金融会社の斡旋を受けると、後々断りにくくなります。
金融機関の相談をするときは、気になる住宅会社の信頼できる営業マンに相談しましょう。
金利タイプを迷っている
相談すべき相手 相談会やセミナーの講師、銀行のローン担当者、住宅会社の営業マン
金利についての知識を増やしたい方は、セミナーに参加して学ぶことをおすすめします。
セミナーに参加するメリットは、正しい知識をまんべんなく得られることです。
セミナーでは、大衆が理解するべき基礎知識をわかりやすく教えてくれます。
まだ全然金利について知らない方や、金利タイプを選べない方は、住宅ローン系のセミナーに1度参加してみましょう。
また、ある程度借りたい金融機関が決まっているのであれば、銀行に足を運んでください。
相談した銀行の金利が何%なのか、金利の対タイプによって銀行独自の優遇があるのかなどを知ることができます。
借りたい金融機関は決まっていないがいくつかの銀行の金利について知りたい場合は、住宅会社の営業マンに相談をしましょう。
営業マンは、良く取引するエリアの銀行の資料は一式持っていますので、金利タイプや商品の違いを見比べることができます。
借入可能額が知りたい
相談すべき相手 住宅会社の営業マン、銀行のローン担当者
借入可能額が知りたい場合は銀行に事前審査を提出しましょう。
直接銀行のローン担当者に持参してもいいですが、おすすめは住宅会社の営業マンにまず相談することです。
2つの理由をお伝えします。
1つ目は、希望の借入額が借りられそうな金融機関を選んでくれるからです。
金融機関によって審査基準に違いがあります。住宅会社の営業マンは審査基準の内情を把握した上で、お客様におすすめの金融機関を紹介してくれます。
何も知らずに審査が厳しい金融機関に事前審査を提出して非承認が出てしまうと、気分が落ち込みますし時間の無駄です。
住宅会社の営業マンに相談すれば、承認の可能性は上がります。
2つ目は、手間が省ける点です。
住宅会社の営業マンに相談すると、書類の準備や銀行とのやり取りなどを全て代理で行ってくれます。
もちろん費用は発生しません。
お客様は、展示場で書類の記入と運転免許証や源泉徴収票などの必要書類を用意すれば、あとは結果を待つだけです。
1度に何件もの金融機関に事前審査を出すと、とても手間になりますので、住宅会社の営業マンに動いてもらいましょう。
住宅ローンの基礎知識が知りたい
相談すべき相手 相談会やセミナーの講師、ファイナンシャルプランナー
まずはとにかく情報収集!と思っている方は、相談会やセミナーの講師やファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
講師やファイナンシャルプランナーは住宅ローンや資金に関してのプロです。
資格も持ってしっかりとした知識を身につけているため、情報の信ぴょう性はとても高いです。
もちろん銀行のローン担当者や住宅会社の営業マンも知識は持っています。
しかし、銀行員や営業マンは人の当たり外れがある危険性があるのです。
例えば、住宅ローン担当1年目の銀行員だったり、入社して2年目の経験の少ない営業マンに当たる可能性もあります。
対して講師やファイナンシャルプランナーはある程度経験を積んでいる人が多いので安心です。
まずは相談会やセミナーに気軽に参加して、正しい知識を習得することをおすすめします。
何から始めていいのかわからない
相談すべき相手 住宅会社の営業マン、ファイナンシャルプランナー
何から始めて良いかわからない場合は、住宅会社の営業マンかファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
住宅会社の営業マンに相談すると、マイホームを手に入れるために何をすればいいのかの順序を教えてくれます。
家を建てるためには、土地の流れや資金の流れも重要な手順の1つです。
手順を理解すれば、まず何から始めればいいかが明確にわかります。
また、ファイナンシャルプランナーのライフプランを受けることもおすすめします。
ライフプランのメリットは、人生の将来像を具体的に考えられる点です。
ライフプランを行うことで、自分達が将来不自由なく暮らすためには、住宅にいくらお金をかければいいかがわかります。
おおよその費用が見えてきたら、費用に合った住宅会社を探してください。
マイホームが欲しいけどお金の事が不安だと漠然と感じている方は、ファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
住宅会社の営業マンかファイナンシャルプランナーのどちらかに相談することで、マイホーム購入のためにやるべきことが見えてきます。
いくら借りれば家が建てられるの?
相談すべき相手 住宅会社の営業マン
いくら借りれば家が建てられるかを知りたい方は、気になる住宅会社の営業マンに資金計画を作ってもらいましょう。
大体の建物の大きさや土地のエリアなどから総額を計算し、ローンの借入額と月々の支払いを算出してくれます。
そして、計画された額が自分達が希望する支払額とかけ離れていないか、借り入れできるかを営業マンに相談してください。
どちらも大丈夫そうであれば、実際に銀行へ事前審査を出してみることをおすすめします。
借り換えをしたい
相談すべき相手 相談会やセミナーの講師、銀行のローン担当者
既にマイホームを建てて住宅ローンの借り換えを検討している方は、銀行に相談するか、借り換えのセミナーなどに参加してみましょう。
借り換えに対する基礎知識を知りたい場合はセミナーをおすすめします。
借り換えの手順や、メリット・デメリットなどを教えてくれます。
そうではなく、借り換えによって具体的にどのくらい得になるかが気になる場合は、借り換えをしたい銀行に相談してください。
銀行で相談すると、諸費用の計算やシミュレーションをしてくれますので、借り換えで得をするかがすぐにわかります。
審査に落ちたことがある
相談すべき相手 住宅会社の営業マン、銀行のローン担当者
1度事前審査を出して落ちたことがある方は、すぐに他の銀行に審査を出さず原因を突き止めましょう。
住宅会社の営業マンに現在組んでいるローンや過去の借入などがあれば伝えてください。
営業マンの過去の経験から打開策を見つけてくれる可能性が高いです。
また、難しいと判断した場合でも、大体何年後にはローンが組めるようになるなどの目安を教えてくれます。
また、ローンの個人情報を開示している状況であれば、直接銀行のローン担当者に相談に行ってもいいです。
資料を見てもらい、何か策はないか考えてもらいましょう。
住宅ローンの相談をする前に準備すること
住宅ローンや資金について相談する前に、準備する物や考えておくことを紹介します。
相談前に準備する物
事前審査を出すかもしれないという可能性も考えた上での準備物をお伝えします。
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
- 収入がわかるもの(源泉徴収票・確定申告書など)
- 既存の借入書類(現在、他にローンを組んでいる方)
- 土地がある場合は土地の資料
- 印鑑(事前審査の用紙に押印します)
相談前に考えること・確認すること
相談前に何に悩んでいるのかと、現状の整理をしておきましょう。質問事項などは紙に書き出して言って、解決方法もメモを取ると後から見直せるのでおすすめです。
- 質問事項
- 月々支払っていけると思う金額
- ボーナスの金額と安定性
- 土地を買うのか、持っているのか
- 奥さんもローンを組めるのか(相談してから決めても大丈夫です。)
- マイホーム購入に使える自己資金の額
- 今後の車の購入予定
- 他に組んでいるローンの残債額、すぐに完済できるか
住宅ローンについて相談はどうやって始めればいい?
準備ができたら、悩みを解決しに相談に行きましょう。
しかし、誰にどのようにアポイントを取れば相談できるかわからない方も多いと思います。
連絡方法とかかる費用、相談できる曜日をお伝えしますので、悩みに合った相談相手にアプローチしてみてください。
友人や知人はアプローチ方法が分かると思いますので省きます。
相談予約の取り方は電話?web予約?
まず連絡方法についてです。直接行く場合と、電話やネットで予約を取っていく場合があります。
銀行のローン担当者 | 直接行く、または電話予約 |
相談会やセミナーの講師 | 相談会やセミナーに応じて電話かweb予約 |
ファイナンシャルプランナー | 電話かweb予約 |
住宅会社の営業マン | 直接行く |
銀行と展示場へは予約せずに直接行っても構いません。
銀行の普通の支店では住宅ローン担当者が不在の可能性が高いですが、銀行のローンセンターであればある程度いつ行っても相談に乗ってくれると思います。
相談会やセミナーはweb上で参加を募っている場合が多いですので、気になるイベントに予約しましょう。
ファイナンシャルプランナーに関しては、保険の会社に依頼する場合と個人に頼む場合など様々です。
自分のエリアで相談を受け付けてくれるファイナンシャルプランナーにコンタクトを取ってみてください。
自分が加入している保険の営業に相談してみてもいいです。
相談は無料で出来る?
次に費用についてです。
銀行のローン担当者 | 無料 |
相談会やセミナーの講師 | 無料(一部有料あり) |
ファイナンシャルプランナー | 無料 |
住宅会社の営業マン | 無料 |
たまに有料のセミナーもありますが、基本的にはどこで相談してもお金はかかりません。
しかし、それぞれメリットがあって相談を受けていることを忘れないでおきましょう。
- 銀行はローンを組んでもらえるかもしれない
- セミナーの講師は開催者からの収入を得られる
- ファイナンシャルプランナーは自社の保険に加入してもらえるかもしれない
- 住宅会社の営業マンは建物の契約をしてもらえるかもしれない
それぞれ思惑がありますので、相談だけするならセミナーの講師が1番気軽かもしれません。
ただ、勧誘されてもしっかりと断れば大丈夫ですので、自分の悩みに合った相談相手に相談をしてください。
土日でも相談できるのはどこ?
最後におすすめの日時をお伝えします。
土日相談可能 | おすすめの相談日 | |
銀行のローン担当者 | 〇 | 平日 |
相談会やセミナーの講師 | 〇 | 土日 |
ファイナンシャルプランナー | 〇 | 平日 |
住宅会社の営業マン | 〇 | 平日、土日の午前か夕方 |
全ての相談相手が土日に相談可能です。
銀行はローンを専門に扱う支店であれば、水曜日と祝日休みが多いです。
また、土日はお客様との手続きが入っていることが多いため、平日をおすすめします。
相談会やセミナーは基本的に土日に開催されることがほとんどです。
逆に平日に相談会やセミナーは開催されないので、別の相談相手に相談しましょう。
ファイナンシャルプランナーは土日は打合せや講演などが入っている可能性がありますので、平日の方が予約が取りやすいと思います。
しかし、タイミングによっては土日が空いている場合もありますので、早めに予約をして確認してください。
住宅会社の展示場へ行く場合は、平日か土日の午前か夕方が狙い目です。
なぜなら、来場するお客様が少ない時間帯のため、営業マンが忙しくない可能性が高いからです。
展示場は基本的に水曜日が休みの会社が多いですが、会社によっては火曜日か木曜日も休みの場合もあります。
事前に確認してから行くようにしましょう。
まとめ
住宅ローンの相談は、内容によって相談相手を選ぶことが大切です。
- 一般的な住宅ローンや資金の知識:相談会やセミナーの講師
- 資金計画の立て方、人生設計:ファイナンシャルプランナー
- 具体的な借り入れの相談:銀行のローン担当者
- オールマイティな相談役:住宅会社の営業マン
誰に相談していいかわからなくて困ったときは住宅会社の営業マンを頼ってください。住宅会社の営業マンとは契約すれば長い付き合いになりますので、何でも相談できるような関係性を築くことが大切です。
また、住宅会社の営業マンは様々な業種とパイプがあります。
営業マンに相談すれば、銀行マンやファイナンシャルプランナーとの相談の場を設けてくれることが多いです。
住宅ローンや資金に不安があっては、満足のいくマイホームをつくることは難しいです。
建物の打合せをしていても、予算が足りるかな、支払っていけるかなと思っていると、家づくりを楽しむことができません。
最適な相談相手に住宅ローンの不安や悩みを相談し、すっきりと解決させた上で楽しくマイホームづくりを進めていきましょう。

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