ローコストで建てる平屋住宅は300~500万円台から叶う!?価格の安さ理由やおすすめの平屋住宅メーカーを紹介

「家を建てよう!」という決心したものの、十分な資金も収入もない……という方に朗報です。

注文住宅を手がける住宅メーカーの中には、比較的低価格で住まいを提供する「ローコスト住宅」があります。

そして、そうした住宅メーカーでコンパクトサイズの平屋を建てれば、夢の注文住宅がなんと予算300万円台から実現するのです。

実際、近年では世帯収入300万円台の20代夫婦や、リタイア後終の棲家を探すシニア層に、ローコスト平屋住宅が人気です。

都心の一等地に大邸宅とはいきませんが、等身大サイズで家族が安心して暮らせるサイズなら、工夫次第で豊かな暮らしが叶うはずです。

そうはいっても、300万円台からの予算でいったいどのような家が建つのか、不安に感じる方もいることでしょう。

安いからと言って安易に飛びついて、後悔はしたくありませんよね。

ご安心ください。

ローコスト住宅が安く建てられる背景には、建材や設備を一括購入して仕入コストを下げたり、スタンダードなグレードのものを採用したり、少数精鋭で対応したりという各社の企業努力があります。

決して「安かろう、悪かろう」ではなく、選び方や考え方次第で非常にお得な買い物ができるのです。

ではさっそく、ローコストで建てる平屋住宅について、一般的な間取りや先輩施主の体験談、メリットとデメリットなどを見てみましょう。

おすすめのハウスメーカーもご紹介します。

もくじ

300~500万円でシンプルでおしゃれな平屋をたてられる!?ローコスト住宅とは?

住宅情報誌やWEBサイトを見ていると、「ローコスト住宅」という言葉を目にすることがあります。

中には1,000万円台でシンプルモダンのスタイリッシュな家を建てたり、北欧風のインテリアが似合うおしゃれな家を建てたりという建築事例があります。

では、「ローコスト住宅」とはそもそもどのような住宅を指すのでしょうか。

ローコスト住宅とはどんな住宅?

ローコストとは文字通り、コストが低い=低価格という意味ですが、実は業界内で「ローコスト住宅」の明確な定義はありません。

後で詳述しますが、目安として坪単価40万円以下で建てられるリーズナブルな住宅と考えてください。

なぜローコストで建てられるの?

では、なぜローコスト住宅はこのように低価格で建てられるのでしょうか。

それには、いくつかの理由があります。

ローコスト住宅を作るハウスメーカーはあらゆる面でコストを削減し、低価格の住まいを実現しています。

では具体的にどのようにコストカットしているのか、詳しく見ていきましょう。

部材のグレードを必要最低限に

柱や梁などの構造に使う木材、外壁、フローリング、壁の仕上げ、間仕切り扉といった建材や、住まいの快適性を保つ断熱材、キッチン、バス、洗面、トイレといった水回り設備など、住宅建築には多くの部材を必要とします。

それらにはすべてスタンダードなグレードからプレミアムクラスのものまであり、ピンからキリまでということになります。

特に、キッチンやバスなど大型の水回り設備は、性能だけでなくデザインや素材などでも差別化されており、上を見ればきりがないという状態です。

ローコスト住宅ではこうした部材を基本的にスタンダードなモデルを採用することでコストを下げています。

もちろんスタンダードだからといって劣悪なものではなく、住むのには十分な機能を備えています。

さらに、希望があればオプションで部分的にグレードアップすることができます。

部材の一括購入で仕入コストを削減

グレードを必要最低限のものに抑えているのに加え、仕入れ先を絞って一括購入しているのもコストダウンの理由。

部材をできるだけ同じメーカーから大量に仕入れることで単価を下げることができるのです。

その結果、ローコスト住宅ではデザインや仕様が統一規格になることが多く、選択肢の幅としては狭くなる傾向にありますが、その点を気にせず提示されたものの中から選ぶことができれば、リーズナブルに家を建てることができます。

企画住宅で設計費を省く

ローコスト住宅の多くは、間取りやデザインテイストが予め決められた「企画住宅」として提案されています。

いくつかのプランを作っておき、その中から選んだものをベースとして家づくりを進める方法です。

このやり方なら、一棟ごとに設計士がプランニングする必要がなく、また打ち合わせの時間も短縮できるため、設計にかかるコストを削減することができます。

ベースプランからどれだけカスタマイズできるかは住宅メーカーによってさまざまですが、奇をてらわないスタンダードで住みやすい間取りになっているので、極端な変形地や傾斜地でなければそのまま建てても問題ないプランです。

広告宣伝を行わない

大手ハウスメーカーのように、テレビCMや新聞広告で宣伝をしようとすると、一回につき数百~数千万円の広告費が必要になります。

ローコスト住宅なら家が一棟建つような価格です。

ローコスト住宅メーカーでは、このような大規模な宣伝を行わず、新聞折り込みのチラシや口コミなどで新規顧客を増やしています。

同様の理由で、出展と維持に莫大な費用がかかる住宅展示場のモデルハウスも持たず、施工例を公開する際には引き渡し前の完成宅や、施主に協力を得て入居後の住まいを見学させてもらうなどの方法をとっています。

このような工夫でコストを下げているのです。

少数精鋭で対応し人件費をカット

ローコスト住宅メーカーでは、多くの場合数人~十数人という小規模で運営しています。

大手ハウスメーカーが部門ごとに仕事を分担しているのに対し、ローコスト住宅メーカーでは社長が棟梁を兼ねていたり、営業担当が設計からアフターサービスまで行ったりと、少数精鋭で複数の業務を兼任しています。

こうすることによって人件費を削除しているのです。

大手ハウスメーカーでは一人一人の人件費も高いので、採算を合わせるために人件費が建築費用に上乗せされているとも考えられます。

関連記事→ローコスト住宅で安い家が建つ理由をプロ目線で解説!メリット・デメリットや人気のローコスト住宅メーカーも紹介

ローコスト住宅の平屋は若者に人気?

ローコスト住宅の中でも、平屋であれば広さと地域によっては300万円台から建てることが可能です。

そのため、ローコスト住宅の平屋は、20代の夫婦など若い世代に人気があります。

厚生労働省の調査によると、世帯主が29歳以下の世帯の平均年収は3,761,000円と、400万円を切っています。

ひと昔前なら住宅購入など考えられない収入水準でも、ローコスト住宅であれば手が届きます。

結婚して子育てを考えると賃貸の集合住宅よりも戸建てが望ましく、ローン返済のことを考えると早めに家を建てたい、けれど土地購入にもお金がかかり、住宅建築費用はできるだけ安く抑えたいと考える層にはぴったりです。

また、20代で子育てをしている場合、今後の教育資金も確保しておきたいところ。

夫婦それぞれに趣味がある場合も、住宅建築費用は安ければ安いに越したことはありません。

参考:平成30年 国民生活基礎調査の概況II 各種世帯の所得等の状況|厚生労働省

ローコスト住宅の平屋はシニアにもおすすめ!

一方で、ローコスト住宅はシニア世代にも強く支持されています。

子どもたちが独立し、定年退職して夫婦二人だけの暮らしになった後は、2階建ての大きな家を持て余しがちです。

空きスペースがある分、家財道具を処分する必要がなくなってどんどん物が増えていき、子ども部屋が物置となってしまった結果、2階に上がることがなくなって1階のみで暮らしている、というケースはよくあります。

家の中に開かずの間があると掃除が行き届かなくなって不衛生ですし、目が届かないので防犯上も不安です。

また、冷暖房効率もよくないので、光熱費の無駄にもつながります。

こうした場合、子ども家族と住む2世帯住宅への建て替えや、シニア用の集合住宅に住み替えという選択肢もありますが、誰にも気兼ねなく夫婦で暮らしたいなら、思い切って住まいを売却し、2人の暮らしにちょうどいいサイズの平屋を建てるという方法がおすすめ。

いわゆる「終の棲家」として、最低限の部屋と性能があれば十分と考える夫婦には、ローコスト住宅が最適です。

ローコスト住宅の平屋の価格、建築費用や坪単価は?

一般的にローコスト住宅というと「坪単価40万円以下」というのが目安となります。

この「坪単価」とは、建築費用算出の際に使われる指標の一つで、「一坪あたりの建築費」という意味です。

坪単価=建築費用÷延床面積

坪単価は上の計算式で求められますが、予め坪単価が設定されている場合は、設計した住宅の延床面積にかけることで建築費用を算出します。

なお、延床面積とは住宅のうちバルコニーや外構、駐車場、玄関ポーチなど屋外部分を除いた、室内の面積のことを指します。

2階建てであれば2階分の床面積を計算します。

坪単価は住宅メーカーによってまちまちです。ざっくりとイメージするならば、

  • ローコスト住宅 20~40万円台
  • 一般的な工務店 40~60万円台
  • 大手ハウスメーカー 50~90万円台

というように、大きな幅があります。

例えば、同じ延床面積40坪の住宅を建てる費用でも

坪単価30万円なら 30×40=1,200万円

坪単価90万円なら 90×40=3,600万円

と2,400万円もの差になるのです。

ローコスト住宅の小さい平屋なら「300万~500万円」から建てられる!?

坪単価40万円以下のローコスト住宅で、コンパクトな平屋であれば、建築費用300万円~500万円で建築が可能です。

例えば、坪単価25万円で16坪の住宅なら400万円で建てられます。

16坪というと狭そうに感じられますが、2018年度に新規購入されたマンションの平均床面積が約20.6坪ですから、極端に狭いというわけではありません。

参考:2018年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

ローコスト住宅の平屋を建てるなら20坪以上がおすすめ!

とはいえ、せっかく平屋を建てるなら20坪以上の広さで建てることをおすすめします。

というのも、将来家族が増えたりお子さんが成長したりした時に狭いと感じ住み替えることになれば、また大きな費用が必要になるからです。

住まいには人の居住スペースだけでなく、暮らす人数分の荷物を収納するスペースが必要です。

お子さんの成長に伴って、おもちゃや勉強道具、洋服なども増えていきます。

よほどのミニマリストでない限り、窮屈に感じられるほどのギリギリの広さより、ほんの少し余裕をもった家づくりがおすすめです。

先述したように近年購入されているマンションの平均延床面積を考えると、20坪あれば広すぎず狭すぎず、等身大のサイズで暮らせるということになるでしょう。

坪単価30万円で20坪の住宅を建てた場合、費用は6,000,000円。

これは住宅建築費用としては非常に低価格です。

ローコスト住宅で人気の輸入住宅の平屋が建てられる?

ローコスト住宅だからといって、デザイン性を諦める必要はありません。

人気の輸入住宅だって、ローコストで建てることができます。

輸入住宅には、その国のテイストを活かした色々なスタイルがあります。

  • アメリカ西海岸のテイストを取り入れたカリフォルニアスタイル
  • 17~18世紀のアメリカによく見られる素朴なデザインで別名コロニアル様式とも呼ばれるアーリーアメリカン
  • 明るい色の木材でぬくもりを感じられる北欧風
  • 白い塗り壁にカラフルな瓦を載せた南欧風
  • 豪奢な飾りつけでドールハウスのような趣の英国風

一般的には、こうした輸入住宅は比較的値段が高いとされています。

本格的になればなるほど、現地から資材を調達したり凝ったデザインになったりするためです。

しかし、中には輸入住宅を1,000万円台から提案する住宅メーカーもあります。

ただし、どの住宅メーカーでも対応できるわけではありません。

なぜなら輸入住宅の建築にはそのための建材が必要だからです。

ローコスト住宅メーカーが、仕入れ先を絞って資材を一括購入することでコストを抑えていることは先述しました。

もともと輸入住宅を専門に扱っている住宅メーカーでは、石目調の外壁材やヨーロピアンな建具など輸入住宅用の資材を確保しており、設計や施工についても知見があります。

ところが通常輸入住宅を施工していない住宅メーカーでは、そのような資材の用意がなく、資材メーカーともパイプがないため低コストで調達するのが難しいのです。

ローコスト住宅で建てた平屋はどんな間取り?

それではここで、ローコストで建てた平屋住宅の間取り例を2つご紹介します。

20坪 1LDKのプラン

南面中央に玄関を配し、廊下を兼ねたホールを挟んで東側にリビング・ダイニング・キッチン、西側に洋室と水回りを設計するスタンダードな間取り。

LDKは合わせて16帖で、急な来客があっても大丈夫。

引退後夫婦2人住まいなら、子ども世帯が遊びに来た時には、リビング側で遊ぶ孫をダイニングから見守りながら団らんすることができます。

玄関と同じ南面に掃き出し窓を設ければ採光も十分です。

プライベートゾーンとなる西側も、リビング同様南面からの採光。

洗面所と一続きのパントリーはキッチンともつながっていて、一直線の家事動線が実現しています。

18坪 2LDKのプラン

18坪とコンパクトサイズでも、無駄のない設計で2LDKの間取りを実現することができます。

南東の玄関を入ってすぐ左に14帖のLDK。

キッチンは対面ではなく壁付けとすることで空間をより広く使えます。

北西に6帖の洋室を配し、子ども部屋に。南西には4.5畳の和室。

子どもの独立前は主寝室として、独立後は客間として使うことができます。

水回りは北東に集約。

リビングから直接行き来できるので来客の際も便利です。

ローコスト住宅を建てる時のローンの組み方

住宅ローンを組む際には、生涯にわたる収支計画をたて無理のない返済プランを練ることが重要です。

それにはまず、将来的なライフイベントを挙げて収支予測を書き出してみましょう。

将来的な家のメンテナンス費用は忘れがちですが、必ず計算に含めます。

そこから毎月のローン返済に充てられる「返済可能額」を導いていきます。

住宅ローンは、借入額・返済期間・金利・金融機関などによって返済計画が異なりますので、複数のパターンで比較検討することが大切です。

ここでは2パターンの住宅ローン返済例を挙げますので、参考にしてみてください。

パターン➀

  • 借入条件:借入額500万円、借入期間20年、固定金利1.5%、元利均等、ボーナス払い無し
  • 毎月の返済額:24,127万円
  • 総返済額:5,790,408万円

パターン➁

  • 借入条件:借入額500万円、借入期間30年、固定金利1.5%、元利均等、ボーナス払い10万円
  • 毎月の返済額:16,910円
  • 総返済額:6,212,300円

住宅ローンを申し込む際には、借り入れる金融機関の事前審査・本審査があります。

ローンの返済能力や勤務状況などが審査ポイントとなりますので、事前に確認することが大切です。

ローコスト住宅で平家を建てて失敗した人はいる?実際に家を建てた人の口コミ・評判

ローコストの平屋ってどうなの?という方には、実際に建てた人の口コミを知るのが一番です。

良かった・悪かった両方の口コミをご紹介します。

ローコスト住宅で平屋を建てた人の良い口コミ・評判

「建てるまでは親戚や友人に、『ローコストは壊れるからやめた方がいい』と言われましたが、震災を経験してもまったく問題ありませんでした。外壁やキッチンは既製品からしか選べませんでしたが、好みに合ったものがあったので満足しています」
「基本の間取りはありましたが、収納や階段の仕様は好きなようにオーダーできました。床もペットがすべらないような仕様にしてもらえました。建売住宅では叶わないことが、建売住宅と同じくらいの価格で実現できたので満足しています」
「ローコストでありながら、耐震等級3のとても頑丈な家を建ててもらいました。耐震保証つきで将来も安心です」
「家づくりにそこまで大きなこだわりがなかったので、シンプルな間取りでデザインも素朴な分、インテリアや雑貨をコーディネートしやすくて気に入っています」

ローコスト住宅で平屋を建てた人の悪い口コミ・評判

「経験が少ないのか営業さんの対応が遅く、質問しても『確認して後日お返事します』という返事ばかり。打ち合わせがなかなか前に進みませんでした。さらに、いざ契約となると、打ち合わせで決まったことが一切契約書に反映されておらずがっかりしました。早い段階で担当者を変えてもらえば良かったですね。」
「低価格で住宅を建てられたことはよかったのですが、震災の際に外壁がはがれてしまいました。周囲の家はそのようなことはなかったので、やはり材料費を削っている分、品質も劣ってしまうのだと感じ残念でした。」
「初回に提示された金額はあくまでも『標準仕様』。わかってはいたもののグレードが低く感じたのでオプションを追加することになり、結果的には一般の工務店と変わらない金額に。事前にオプションも確認すれば良かったですね。」

平屋のローコスト住宅のメリットとデメリットとは?

平屋住宅をローコストで建てる場合のメリットとデメリットとは何でしょうか。

低価格で建てられることがメリットにもデメリットにもつながっています。

ローコスト住宅を購入する際は、メリット・デメリットを理解したうえで決断することが大切です。

それぞれの特徴を詳しく説明していきましょう。

メリット1:建築費が安い

ローコスト住宅最大の魅力は、もちろん建築費を安く抑えられること。

小さめの平屋であれば300万円台から建てられるというのは、多くの人にとってメリットとなります。

建築費が安いということは、単に低所得でも手に入るというだけではありません。

住宅建築に予算をかけない分、駅近で好立地の土地を購入できたり、旅行や車などほかのことに予算を使えたりします。

できるだけ子どもの教育にお金を費やしたいという方にもおすすめです。

メリット2:暮らしがコンパクトに

シンプルな間取りの平屋に暮らすと、余計なものを買わない・置かないという習慣が身につき、自然と暮らし方がコンパクトになります。

また、シンプルな四角い形状の部屋で物が少なくなるので「掃除が楽になる」という声も多く聞かれます。

近年流行の「持たない暮らし」「ミニマムライフ」に憧れて平屋を建てる方も多いようです。

メリット3:階段の上り下りがない

シニア世代の中には、「毎日階段を上り下りするのが負担」という方も多いはず。

足腰を悪くしているなら危険もあります。

階段のないフラットな平屋なら日々の生活が圧倒的に楽に、安全になります。

室内の段差を一切なくしたバリアフリー設計にすれば、将来車いすを使うことになっても移動しやすいです。

子育て世代にとっても、階段のない平屋はメリットです。

小さなお子さんが落ちてしまう心配がありませんし、目が届きやすいので何かと安心です。

部屋数が限られていれば、将来子どもが独立した後に持て余すこともありません。

メリット4:建て替え・住み替えがしやすい

高いお金を払って手に入れたものは、できるだけ長く使いたいし「元をとりたい」と考えるのが人間です。

その点、ローコストで建てた家なら、将来家族構成やライフスタイルが変わったり、転勤などで住まなくなった際、建て替えや売却の決心がしやすくなります。

あくまでも気持ちの問題ですが、あえて「一生暮らすつもりはない」というスタンスで建てるならローコストに抑えたいですよね。

デメリット1:収納スペースが少ない

同じ建築面積でも、平屋は2階建てに比べて床面積が約半分になるので、居住スペース・収納スペースともに少なくなります。

とはいえ居住スペースはある程度確保する必要があるので、必然的に収納スペースを減らすことになります。

特に、ウォークインクローゼットや納戸といった大きな収納スペースは難しくなります。

これまでマンションに住んでいた世帯であればほぼ同等かもしれませんが、2階建てから平屋に住み替えるという場合は、家財をだいぶ処分する必要があるでしょう。

デメリット2:設計の自由度が低い

ローコスト住宅では予め決められたベースプランをもとに設計するため、間取りやデザインの自由度が比較的低いです。

クロスの柄や外壁材の種類などを選ぶ場合も、絞り込まれた数種類の中から選ぶことになります。

そのため、住まいのオリジナリティは低く、どこか似ているデザインになりがちです。

間取りについても、シンプルでスタンダードな間取りが採用されるため、スキップフロアやロフトといった凝ったつくりはできないことが多いので、自分たちだけのこだわりの住まいを作りたい!という方には不向きです。

デメリット3:中心部が暗くなりがち

平屋の意外なデメリットとして挙げられるのが、日当たりです。

平屋は部屋が水平につながっているため、建物が大きくなればなるほど、日が届きにくい建物の中心部が暗くなってしまいます。

そのため、L字に間取りを作り採光を確保する方法もありますが、多くの場合敷地を最大限に活用するため四角形に間取りをとることが多いです。

中心部に階段や収納を配置することが多いのはそのためです。

デメリット4:資産価値が低い

バブルの時代と違って、不動産が購入価格よりも高く売れるということはまずありえません。

ローコストで建てた住まいをもしも将来売却することになった場合、築年数や劣化の状態によって購入時の数割に目減りしますので、資産価値としては期待できません。

売却した資金で次の家を買おうとする場合、ある程度の自己資金が必要になります。

ローコスト住宅で平屋を建てる時の注意ポイント2つ

ローコストで平屋住宅を建てる時に注意するポイントは2つあります。

どちらも確認を怠ると、あとから後悔する大切なポイントですのでしっかりと押さえましょう。

①オプション工事費用の確認

ローコストで平屋住宅を建てる場合には、まず提示された価格に何が含まれているのかを確認する必要があります。

見積書の段階では、あくまで本体の工事価格のみでオプション料金が記載されていないことも。

ローコスト住宅は価格の安さに目を奪われがちですが、標準仕様には無い設備を追加した結果、予算オーバーになってしまったというのはよくある話。

また間取りやデザインが決まっている規格型プランでは、あとから変更しようと思っても出来ないこともあります。

  • 見積もり価格に含まれるもの
  • 間取りや設備の変更は可能か?
  • オプションで追加する場合の費用

この点を契約までにしっかりと確認することで、「こんなはずじゃなかった」を減らせます。

➁保証内容・アフターサポート・メンテナンス費用を確認

住まいは作ったら終わりではなく、住み始めてからが本当の始まり。

長く快適に住むためにも保証やアフターサービス、メンテナンスは欠かせないものです。

長期保証をうたっている会社でも、有料メンテナンスを実施しないと保証期間が延長されないといったケースも珍しくありません。

またローコスト住宅ではコストカットのため耐久性の低い資材を使用していることもあります。

このため初期費用は抑えられてもメンテナンス費用がかさんでしまうということも。

あらかじめ素材や設備の耐久性、メンテナンス頻度や費用を確認しておくことも大切です。

以下のポイントしっかりと把握して契約にのぞみましょう。

  • 保証内容・期間
  • 無料で受けられるアフターサービスの内容と期間(時期)
  • 有料アフターサービスの内容
  • メンテナンスにかかる費用

ローコスト住宅で平屋を建てられるハウスメーカー5選

最後に、ローコストで平屋を建てられるハウスメーカーをご紹介します。

はなまるハウス

東京都千代田区に本社を置くケイアイネットクラウド株式会社が運営するハウスメーカー。

「無理しない。でも、妥協しない。」をコンセプトに、713万円から注文住宅を手がけています。

施工エリアは関東と九州で、埼玉・群馬・栃木・千葉・福岡にモデルハウスを展開しています。

ベースプランは100種類以上から選ぶことができ、平屋プランは5プラン。

1LDKから2LDKまで、多彩なプランが人気です。

「本当に表示されている総額の通りでした。こんなに安い会社はほかにないと思います」

「定価からさらに値引きしてもらうことができました!」

「オプションをつけなくても標準仕様が十分なグレードでした」

と好評です。

タマホーム

タマホームは、大手ハウスメーカーの中でもローコストで知られています。

大手だけあって施工エリアは北海道から九州まで全国対応。

平屋のプランは「ガレリアート」という商品で、平屋プランの中では珍しくガレージと融合した住まいを提案しています。

自然との一体感を感じられるワイドな空間に、リビングダイニング、和室、デッキ、坪庭、そしてガレージをセット。

ローコストの平屋だからといって諦めることなく、趣味を愉しむ豊かな暮らしが実現します。

「廊下や余計な収納を作らず、敷地形状を活かした設計で日当たりのよい住まいになりました」

「21歳での家づくり。子どもが2人欲しかったのでマンションよりも経済的な戸建てを建てたくて選びました」

「家が低価格で建てられた分、薪ストーブを導入できました。冬場暖かくて最高です」

と、こちらも高評価。

アイダ設計

埼玉県さいたま市に本社を構えるアイダ設計。

沖縄県でも施工を行う、数少ないハウスメーカーです。

「『正直価格』でお客様に向き合う」という理念のもと、独自の企業努力により坪25万円という超ローコストで住まいを手がけています。

高齢者の目線に立って設計した平屋プランは、引き戸や電動シャッター、トイレの手すりなどが標準仕様。

細かい部分まで配慮し、安心・安全な暮らしを提案しています。

「モデルハウスで対応してくれたスタッフの方がとても親切で押しつけがましくなく、安心できました。

住み始めて1年以上が経ちますがとても快適で、ローコストとは思えない

品質です」

「なんと555万円で住まいを建てることができました。

悪天候が続いたにもかかわらず工期は半年もかからず驚きました。

正直、ローコストってどうなんだろう?と不安もありましたが、きちんと要望を取り入れてもらえましたし、アフターサービスにも満足しています」

との声が集まっています。

秀光ビルド

秀光ビルドも、ローコスト住宅メーカーとしてよく名前が挙がります。

石川県加賀市の会社で、主な施工エリアは北陸・近畿・東海地方と宮城県。

建物の建築費用はもちろん申請に必要な経費、エアコンや照明といった設備まですべて含めて価格を明確に提示。

高性能な断熱シートや発泡ウレタンを使った断熱施工で快適性も十分。

多くの施主から評価が高いハウスメーカーです。

「平屋でバリアフリーの住まいを建てたいと考え秀光ビルドに相談。

収納も多く作りたいと要望をだしましたが、快く対応してくれて、予算内で理想の住まいを建てることができました」

「この値段でこんな家が建つの!?と驚きました。

担当者とも話が合い、楽しく家づくりができました。

リフォームや建て替えの需要が出てきた際もお願いしたいと思っています」

ロビンスジャパン

千葉県八千代市に本社を構えるロビンスジャパンは、輸入住宅を得意とするローコスト住宅メーカー。

「建築家と創る輸入住宅」をコンセプトに掲げ、おしゃれな輸入住宅をローコストで手掛けています。

中でも人気なのは、アメリカ西海岸・カリフォルニアのライフスタイルを取り入れた「ウエストコーストの風」。

海や自然を感じられるビーチハウス風の平屋を1,085万円から提案しています。

「デザインが気に入り、価格も予算に合っていたので施工を依頼。

台風のあと心配だったのでメンテナンスを頼んだのですが、嫌な顔ひとつせず対応してくれました」

「輸入住宅はローコストでは難しいと思っていたのですが、予算内に収まり大満足です」

と、喜びの声が聞こえてきています。

まとめ

住宅建築にあたっては、予算のことで多くの方が不安を抱えています。

高額な買い物のうえに、一生暮らす家だと思うと「失敗したくない」と考えるのも当然です。

ローコスト住宅となると、さらに「本当に大丈夫なの?」と思いがちですが、ここまで見てきたようにローコスト住宅には低価格で提供できる理由があり、多くの方が低価格で納得の住まいを実現しています。

少しでも安く家を建てたいと考えるならば、イメージだけで敬遠するのでなく、一度資料を取り寄せたり、話を聞いたりしてみてはいかがでしょうか。

新しい発見があり、選択の幅が広がりますよ。

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