木造住宅ってどのくらい住める?リフォームで寿命を延ばす方法や他の住宅との比較も紹介

住宅選びをする際に、木造か鉄骨造やコンクリート等他の造りにするか迷う人も多いです。

「実家も木造だったし、木のほうが落ち着く。」

「でも木造は古くなると建物が心配だし、実際いつまで住めるのか不安。」

このように木造住宅がいいけれど、将来的な建物に対する疑問や不安を持っている人もいますよね。

木造住宅は短い期間しか住めないと思っている人がいるかもしれませんが、現在の木造住宅は設計や造りも丈夫で、メンテナンス次第では長期で住み続けることも可能です。

こちらでは木造住宅の寿命や、長く住むコツ、そしてメンテナンス方法など、木造住宅をあらゆる角度から徹底解説していきます。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させない為に、1番重要なことをお伝えさせて下さい。

マイホーム計画を立てる際に、まずはじめに絶対にしておくべきことがあります。

それははじめにお住いの地域に対応している、住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

『家を建てたい!』と思ったら土地探しよりも、住宅ローン等の資金計画よりもまずはカタログ集めからはじめて下さい。

多くの方が、何も知識がない状態で住宅展示場を訪れますがそれは大変危険です。

実際、しっかりと比較検討せずに1、2社見学しただけで契約してしまい、後から取り返しのつかない後悔をしてしまう方も少なくありません。

最初に地域に対応している様々な住宅メーカーのカタログを取り寄せておくことで、各社の特徴や相場を知ることができますし、メーカーとの値引き交渉も非常に有利になります。

ちなみにカタログ集めは、一社一社調べて取り寄せるのではなくHOMESの一括カタログ請求が便利で簡単ですし、安心して使えます。

100%納得のいくマイホームづくりのためにも、少しの手間を惜しまず最初にカタログ集めをしてしまうことをおすすめします。

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それでは解説を進めていきます。参考にしてください。

もくじ

木造住宅の寿命は何年か?

木造住宅はどのくらいの年数住み続けることができるのでしょうか。

「木造はあまり長くは住めなそう。」

「鉄骨やコンクリートに比べて耐久性が心配。」

このように多くの人は木造に対して、短い期間しか住めないのではないかと考えています。

それでは実際に木造住宅の寿命はどのくらいなのか、こちらで解説していきます。

「寿命」の定義によって異なる年数

建物の寿命は定義によって変わるのをご存知でしょうか。

建物の寿命を表す時に使用される定義は2通りあります。

  • 物理的寿命年数
  • 法定耐用年数

物理的な寿命年数とは、建物にどのくらいの期間安全に住み続けることができるのかを示す指標です。

一方で法定耐用年数とは実際に住むことのできる年数ではなく、減価償却をする際の評価を測る指標として用いられる年数です。

建物は年々劣化が進むため、税金の計算上評価金額が下がるようになっています。

そこで法定耐用年数という、建造物の造りによって資産評価がなくなる年数を定め、毎年評価金額を下げていくという対応をしています。

つまり税金の計算上資産評価がなくなるまでの年数が法定耐用年数です。

木造住宅の法定耐用年数は22年

建物の構造によって法定耐用年数は変わります。

  • 木造        22年
  • 軽量鉄骨造     19年もしくは27年
  • 鉄筋コンクリート造 47年

木造住宅は22年経過すると法定耐用年数はなくなるため、評価がゼロになります。

これは住宅を売却する際の価格査定の際にも用いられるのですが、中古の木造住宅で22年を経過している物件は建物評価がほとんどないのが現状です。

一方のマンション等のコンクリート造は耐久性があり資産としての評価が落ちにくい傾向にあります。

そのため中古売却時にも建物の評価金額が残りやすくなっています。

しかしこれらの数字はあくまで資産評価においての寿命のため、実際に住める年数ではありません。

木造でもメンテナンスを必要な時期に行っておくことで、木造でも30年~50年近く住むことは十分に可能です。

住み替えやリフォームをし始めるのは築30年前後

住宅購入後に大幅なリフォームを行ったり、住み替えをするのは大体築30年前後と言われています。

  • サイクル年数はおおよそ30年
  • 子供が独立して家をでていくのも20年~30年前後
  • 災害や立ち退き等の外的要因

サイクル年数とは、現存する住宅数を新築数で割った指標であり、建物がどのくらいの期間で入れ替わるのかを示す指標の一つです。

このサイクル年数はおおよそ30年といわれているので、30年で住宅の入れ替わりが発生することになります。

また、新築時には幼かった子供が大きくなり、家を出ていくのも20年~30年前後経ったときです。

そうすると大きな家に住み続ける必要もなくなり、住み替えをする人や、バリアフリー等にリフォームをする家庭が増えてきます。

その土地が都市開発エリアに指定されてしまうと、もともとそこにあった住宅は立ち退きを強いられることがあります。

さらに台風や大型の地震などといった災害の被害によって住宅を建て直したり、住み替えするような外的要因による理由等も多いです。

そのため、築30年前後で住まいが変化するという家庭が非常に多くなっているのです。

建物の劣化としての寿命は60~80年程度

実際に建物が劣化して住めなくなってしまうまでは、60年~80年といわれています。

  • 区間残存推進法による計算では65年程
  • 木材の劣化を考えると、現在は80年近くでも持つ

新築年別の現存棟数と除却棟数等から建物の生存確率を計算する、区間残存推進法という手法によると、2011年時点で木造住宅の寿命は65年程度と算出されています。

今はさらに部材や施工品質が向上しているので、今はもっと長い年数が寿命と算出されるでしょう。

また、現在の住宅水準からみると木材自体の劣化スピードは非常に遅く、80年近くは木材の耐久性があるのではないかとされています。

現在であれば木造住宅でもメンテナンスをしておけば65年~80年近くは住むことはできるでしょう。

築年数の古い戸建て住宅は増えている

現在では築年数の古い戸建て住宅は中古市場や賃貸市場にも非常に多くなっています。

  • 中古戸建てのうち築30年以上の戸建てを購入した人は全体の24%
  • 賃貸市場での築30年以上の戸建ては過去20年で4倍に増えている

国土交通省の調査によると、中古戸建てを購入した世帯のうち24%が築30年以上の戸建てを購入しています。

これは10年前に比べて約2.5倍もの増加です。

また、賃貸市場でも登録されている戸建て賃貸住宅のうち24%が築30年以上の物件であり、過去20年で4倍にも増えています。

このように中古市場では築30年以上の戸建てが多く流通しており、需要も増えていることがわかります。

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他の建物の寿命との比較

木造住宅の寿命は、コンクリート造や鉄骨造の物件と比べるとどのように違うのでしょうか。

もちろんコンクリート造等の耐火建造物は強度が高く、木造よりも長持ちします。

では木造住宅と比較してどのくらいの差がでるのか、こちらで解説していきます。

木造住宅以外の建物の寿命

例えばマンション等のコンクリート造の場合はどのくらいが物理的な寿命となるのでしょうか。

マンション等の物理的寿命は117年~120年ともいわれているのですが、あくまで大規模修繕やメンテナンスをして維持管理をしていることが前提となります。

地震などでひびが入ったのをそのまま放置しているようなマンションだと、そこから劣化が進み、寿命が大きく短くなってしまうからです。

寿命を考えるのであれば、きちんとした長期修繕計画があり、維持修繕がなされるマンションを選ぶ必要があります。

海外における住宅の寿命

日本と比べて、古い建物が多く残る海外では、どのような建物寿命の違いがあるのでしょうか。

主な先進国の住宅寿命がこちらになります。

イギリス 141年
アメリカ 103年
フランス 86年
ドイツ 79年
日本 30年

世界の先進国の中で、圧倒的に建物寿命が低いのが日本です。

これにはいくつか理由があります。

  • 高度経済成長期に量より質が優先された
  • 土地神話が強く、建物価値が低くみられていた
  • 中古市場が確立していなかった

高度経済成長期には建物の質よりも、とにかく供給を増やそうとしたため、質のあまりよくない住宅が多く建てられていました。

また、土地神話が強かったため、建物を取り壊して土地として売却する流れが強く、建物の質よりも土地の評価に対する意識が高かったことも要因の一つです。

さらに中古住宅に対しての価値を感じる人が少なく、中古住宅市場が全く確率されてこなかったのも原因です。

しかし現在では住宅の質は大きく改善されていること、中古住宅市場が拡大してきたことを背景に、住宅の寿命は延びています。

建売住宅の寿命はどれくらい?

住宅の寿命は、注文住宅だから、建売住宅だからといって大きく変わるものなのでしょうか。

「注文住宅は値段も高いし、長く住めるはず。」

「建売住宅は安いから、あまり長く住めないんじゃないかな。」

このように価格の違いから、建物の寿命を考えてしまう人も多くいますよね。

しかし建売住宅の質は近年大きく向上しており、長く住むことも十分可能な水準に達しています。

こちらでは建売住宅の寿命についてお伝えしていきます。

建売住宅は何年住める?

一昔前は「やすかろう、わるかろう」という噂が流れ、長く住めないと言われていた建売住宅ですが、昔と比べて今の建売住宅の性能は大幅に違いがあります。

  • 木造の建売住宅でも、メンテナンス次第で30年~80年は住める
  • 建売住宅は昔と比べ品質が向上している

木造の建売住宅だとしても、必要な時期にメンテナンスを行っていれば長期で住むことは十分に可能です。

なぜなら昔と比べて今の建売住宅の品質は非常に改善されているからです。

  • 建築基準法の改正
  • 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の施行
  • 住宅性能表示制度の実施

1981年に建物の耐震基準が見直され、「新耐震基準」という以前と比べてより厳しい基準が設けられました。

また、品確法の施行により新築住宅に対して、売主が10年間保証するという制度が始まります。

これにより売主はより品質のいい住宅を手掛けるようになりました。

さらに住宅性能を数値化して、消費者に開示する住宅性能表示制度が開始したことにより、売主業者がより品質の高い住宅を建設するようになったことも影響しています。

住宅品質の向上により、木造の建売住宅であっても長期間住み続けることができるようになりました。

注文住宅=品質が良いとは限らない

注文住宅だからといってかならずしも品質がいいとは限りません。

  • 実際に工事する下請け業者はあまり変わらないことが多い
  • 値段が高い住宅だからといって、特別な職人が作り上げるわけではない

注文住宅は高いから品質が絶対にいいと考えている人も多いです。

しかし実際に建築工事を行うのは下請けの業者であり、建売住宅の工事を請け負う業者とあまり変わらないことも多いのです。

住宅価格が高いからといって、専門の職人が手掛けるわけではないので、注文住宅だからといって必ずしも品質がいいとは限りません。

木造住宅の寿命を決定づける要因3つ

住宅の寿命は様々な要素から決まることとなりますが、木造住宅の場合はどのような要因が寿命に影響するのでしょうか。

「長く住める木造住宅を見つけたい!」

「どういった木造住宅の寿命が長いの?」

このように木造住宅に住むことを考えているのであれば、できるだけ寿命の長い物件に住みたいと思いますよね。

こちらでは木造住宅のどのような要素が寿命を決めるのか、解説していきます。

1.木造住宅の構造

木造住宅の寿命に大きく関わるのが、木材部分の腐食や腐敗です。

ではこの木材の腐朽はどうして起こるかというと、湿度や水はけの悪さなどの水分によって起こります。

つまり水はけがよく、湿度が高くないような構造の木造住宅であれば、木材の腐朽が遅く、寿命自体も長くなるということになります。

2.定期的なメンテナンス・修繕

建物の寿命はメンテナンスや修繕をこまめに行うことにより、その差が大きくひらきます。

一般的には10年~15年に一度といわれるメンテナンスですが、不具合や症状がでる前にこまめにメンテナンスをする必要があります。

例えば外壁やベランダの小さな破損でも、放っておくとそこからひび割れや亀裂が入り、雨水が侵入してしまう可能性もあるのです。

また、キッチンやトイレ、浴室等の水回りは湿気がこもりやすいので、小まめに点検しておかないと内装ドアやサッシの結露により劣化が早まり、土台部分の腐敗にまで進んでしまう可能性もあります。

逆に5年~10年ごとにこまめな点検と、維持修繕工事をその都度していれば、木造住宅でも長期間住み続けることは十分に可能です。

3.住まいを日々どう使っているか

住宅の寿命は住んでいる人がどのように住宅を使っているかでも変わってきます。

例えば設備や建具を毎回音が出るくらい強く扱っていれば、もちろん寿命は短くなりますし、反対に丁寧に住宅を使えばその分寿命も延びます。

  • 開け閉めしにくい建具は潤滑油で修繕
  • バルコニーの溝はこまめに掃除して、水がたまらないように
  • サッシの結露はふき取り、換気も忘れずに
  • クロスや外壁の汚れや傷も放っておかない

このように日々のちょっとした生活で気を付けるだけで、住宅自体の寿命は延び、必要なメンテナンス費用も抑えることができます。

木造住宅の寿命を伸ばすためのポイント

購入した木造住宅、なるべく長く住むためにできることはないのでしょうか。

「木造住宅の維持管理ってどうすればいいの?」

「寿命を延ばすためにできることはないの?」

木造住宅の寿命を延ばすために、どのようなことができるのか知りたいですよね。

こちらでは日々の暮らしで実践できること、そして物件選びの際に気を付けたいポイントをお伝えします。

長く住める木造住宅の間取りとは

長く住むためには、日々の掃除や点検が必要となりますが、メンテナンスがしやすい間取りとそうでない間取りがあります。

家事動線がいい間取りの場合であれば、キッチンや浴室、洗面所等が移動しやすく近い配置になっています。

そうすると掃除をする際にも一度に全部まとめて掃除することができるのです。

一方で家事動線が悪い間取りだと一回で腕まくりをしてキッチンを清掃した後に、二階に行ってまた腕まくりをして浴室を掃除する、といったように手間と労力がかかってしまいます。

そうすると次第に掃除やメンテナンスの意識が薄れ、結果的に住宅の寿命も短くしてしまう結果になります。

家事動線がいい間取りを選ぶということは、メンテナンスのしやすさにもつながり、結果として寿命を延ばすことにもつながるのです。

日々の点検や掃除をこまめに行う

住宅の寿命を延ばすのに欠かせないのが、日々の点検や掃除です。

小まめに点検や掃除を行うことで住宅の劣化を防ぎ、結果として寿命を延ばすことにもつながります。

  • キッチン、浴室、洗面所、トイレの掃除は日々行う
  • 2週~3週に1度は床のワックスがけや窓ガラス吹き、キッチンの換気扇等の掃除
  • 半年に1回程、外壁の汚れ落としや雨どいのチェック、壁の水吹き等

日々の掃除で水回りは軽くでも掃除をして清潔感を保つようにしておきましょう。

また、床や窓ガラス、外壁といった部分も時期を見てチェックや清掃を行うことで、より住宅が長持ちすることになります。

また、清掃だけでなく換気をして湿気を飛ばすことも非常に重要です。

湿度が高くなると、木部の腐食や白蟻の発生など様々な害を及ぼしますので、水回りを中心に日々換気を徹底するようにしましょう。

定期的なメンテナンスを初めから計画に組み込む

定期的なメンテナンスを行う際に費用は、簡易的なものであれば数万円程度ですが、設備本体や外壁等大きな修繕工事だと数百万円かかる場合があります。

寿命や住宅維持のために必要な工事とはいえ、急に数百万円の出費は家計にとって大きな痛手ですよね。

そのためメンテナンス費用をあらかじめ資金計画に組み込んでおくほうが安心でしょう。

おすすめなのはメンテナンス費用を毎月積み立てしておくことです。

月々1万円の積み立てでも、10年で120万円ためることができます。

メンテナンス費用を積み立てておけば、急な出費もなくなり、かつ住宅の寿命を延ばすことができる修繕工事を行うことができるのでとてもおすすめです。

火災保険・地震保険への加入

住宅購入時に検討する保険として、火災保険と地震保険があります。

この二つの保険は、もしもの時住宅の修繕費用を保証してくれるので、住宅を長持ちさせるためには必須といえるでしょう。

火災保険の場合はプランによって、火災だけでなく風災や水災、盗難や水漏れ等についても保証の対象とあります。

また、地震保険に入っていないともし大地震が起きて住宅が半壊したとしても補償がおりません。

長く住み続けるためにも必ず加入しておいたほうがいいでしょう。

木造住宅が建っている土地の地盤を確認する

木造住宅の大敵である湿気や水はけの悪さは、建物が建っている地盤からくることがほとんどです。

地盤が悪く、水はけの悪い土地だと、その上にたつ建物も湿気がたまりやすく、木部の腐敗が進みやすくなります。

また、地盤が軟弱の場合は大雨等の時に地盤が緩み、家が傾くこともあります。

家の傾きを直すことは莫大な費用がかかりますので、長く安心して住むには地盤をよく確認しておくことが必要です。

木造の中古住宅を購入するならホームインスペクションを行う

木造の中古住宅を購入する際には、必ずホームインスペクションをしましょう。

ホームインスペクションとは建築士等の専門家が、家の内部や隅々まで調査して、建物の安全性や現状を検査してくれるサービスのことです。

中古住宅の場合は現状の状態がはっきりとわかりません。

特に内装リフォームがされていると、一見新品同様になりますが、実は内部は腐食が進んでいたというケースもあります。

長く安全に住むためにも、中古住宅の場合はホームインスペクションをして現状をよく把握しておくことが大切です。

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木造住宅のメンテナンスやリフォームはどう行う?

木造住宅のメンテナンスやリフォームは家の寿命を延ばすうえでとても重要です。

「メンテナンスは実際どのくらい費用がかかるの?」

「リフォームと建て替えどちらが得なのかな?」

住宅のメンテナンスやリフォームをする際の費用や、建て替えにすべきなのか、費用面を中心に気になるところですよね。

こちらではメンテナンスやリフォームの費用とポイント、そして建て替えした際の費用相場等をお伝えしていきます。

木造住宅のメンテナンス・修繕箇所と費用相場

一般的な木造住宅のメンテナンスの費用相場がこちらになります。

  • 屋根のメンテナンス  25万円~40万円 / 10年
  • 外壁のメンテナンス  25万円~50万円 / 10年
  • 水回りのメンテナンス  10万円~30万円 / 10年
  • クロスや網戸等のメンテナンス 20万円~30万円 / 10年
  • バルコニーの防水や防蟻処理  20万円~30万円 / 10年

一般的には30年住むために必要なメンテナンス費用は500万円ほどが相場といわれています。

年間で割ると約17万円程なので、毎月1万5千円程積立をしていくと、30年で500万円程貯まる計算になります。

あくまで上記の点検期間は目安です。

メンテナンスは気づいた時に早めに行うことが必要で、放っておいて丸ごと交換のような大規模修繕になるとその分費用が高くなるので注意しましょう。

木造住宅のリフォームポイントと費用相場

木造住宅をリフォームする場合、各場所でどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

水回り

工事内容 費用
キッチン交換 60万~100万円
トイレ交換 10万~30万円
洗面所交換 10万~30万円
ユニットバス交換 60万円~150万円

浴室に関しては在来工法の浴室からユニットバスに交換する場合は費用が高くなりますが、ユニットバスからユニットバスへの交換であればそこまで高額にはなりません。

外壁や内装等

工事内容 費用相場
壁紙張り替え 40万円~70万円
床材交換 60万円~90万円
外壁塗装 50万~150万円
屋根塗装 40万~80万円

床材や外壁塗装等は仕様やグレードにより大きく金額が変わります。

木造住宅を全面リフォームする場合の費用相場

木造住宅をずっと住み続けるために、全面まるごとリフォームする場合の費用が500万円~1,000万円程となります。

こちらは住宅の面積や、条件、どの程度のリフォームをするのかによって大きく変動するかたちです。

主に費用が高くなる場合の条件がこちらです。

  • 住宅の築年数が古い
  • 建物面積が広い
  • メンテナンス履歴がない
  • 立地条件が悪く工事がしにくい土地

築年数が古い住宅や、メンテナンスがされていない住宅の場合は、その分リフォームする箇所が多くなるため費用が高くなります。

必要なメンテナンスがされていて劣化の少ない住宅の場合は、かかるリフォーム費用も安くなります。

木造住宅を建て替える場合の費用相場

木造住宅を建て替える際の費用相場はこのようになります。

  • 建て替え費用        坪70万円前後
  • 現在の住居の解体費用    坪5万円~7万円程
  • 仮住まい費用        約50万円~60万円
  • 引っ越し費用        10万円~15万円
  • 住宅ローンや登記等の諸費用 物件価格の5%~10%

仮に現在の住居が40坪の建坪面積があり、建て替え後も同様の住宅を建築する場合、おおよそ3,200万円~3,500万円ほどかかる計算になります。

全面リフォームと建て替え、どっちを行うべき?

住居の老朽化が進み、全面リフォームか建て替えで迷った時は、今後どのくらいの期間住み続けるのかを基準に考えましょう。

今後ずっとその住居に住み続けるのであれば、建て替えの方がおすすめです。

なぜなら建て替えであれば構造や躯体、基礎といった住宅の内部も全て新しくするため、今後長期で住むことが可能になるからです。

一方、今後もしかしたら施設や他の家族のもとへの引っ越し等の可能性がある場合、全面リフォームのほうがおすすめになります。

全面リフォームであれば建て替えに比べてコストが半分以下で済むので、住居を修復しつつ、予算を抑えることができるからです。

今後のライフプランと資金計画をよく考えたうえで、どちらのほうが自身の暮らしに適しているかを判断基準にしましょう。

寿命を迎えた木造住宅を売却する方法

新築当初から長年住み続けた住宅を、今後売却する時がくるかもしれません。

そういった時に、寿命を迎えた木造住宅が市場で売れるのかどうか、知りたい人も多いですよね。

築年数の古い木造住宅を売ることができるのか、そしてどのように売ればいいのか、こちらで注意点も交えて解説していきます。

寿命を迎えた木造住宅を売却するメリット

寿命を迎えた築年数の古い木造住宅ですが、売却時にメリットとなることもあります。

  • 売却資金を次の住まいへの費用に充てられる
  • リノベーション目的の買い手がいる
  • 中古としても、土地としても売り出すことができる

寿命を迎えた木造住宅を売却することで、次の住まいへの資金に充当することができます。

今の住宅を修復して住み続けるのではなく、新たな住まいに引っ越すきっかけにもなりますね。

また、近年古家を買い取り自分でリノベーションをしたいという人も増えています。

高い新築を買うのではなく、あえて古家を買うことで自分の好きな住宅を、予算を抑えて実現したいという買い手はいます。

築年数の古い住宅は戸建てとしても、土地としても売却できるのもメリットです。

買い手が解体して新築を建てるための土地として売り出すことで、戸建てを探す人、土地を探す人の両方に向けて販売することができます。

築年数の古い木造住宅は売れるの?

結論からいうと、築年数の古い木造住宅でも売れます。

なぜなら買い手からのニーズがあるからです。

先ほどお話したように、築年数の古い木造住宅をリノベーション目的で探している人、そして新築の土地として使う目的で探している人等、様々な買い手がいます。

売却の金額設定さえ相場と合っていれば、たとえ築年数が古くて寿命を迎えた木造住宅でも十分に売却できます。

木造住宅の売却方法

築年数の古い木造住宅の売却方法は3通りあります。

  • そのまま古家として売り出す
  • 古家付き土地として売り出す
  • 解体して更地にしてから売り出す

そのまま古家として売り出す場合のメリットは、何も手を加えずに売り出せることと、思い入れのある住宅を住み続けてもらえることです。

長年住んだ家を、若い世代の人が引き継いで住み続けてくれることは、思い出が残るのでとてもうれしいことです。

また、古家付き土地として売り出す場合は、買い手からすると実際に建物が建っている状況をイメージしながら買うことができるメリットがあります。

更地ではなく、建物の日当たりや、完成時のイメージを想像しやすくなるので、土地を探している買い手にフィットする可能性が高くなります。

解体して更地にした場合は解体費用こそかかりますが、すぐに土地を購入して新築を建てたい人に向けて、売り出しすることができるのがメリットです。

また、販売中の家の管理をしなくていいことで、売主側の負担を減らしてくれます。

築年数の古い木造住宅を売却する時の注意ポイント

築年数の古い木造住宅を売却する際には、あらかじめ注意しておくべき点があります。

  • 住宅ローンを完済しておく
  • 戸建てとして売る場合は、不具合等を全て把握して買主に伝える
  • 売却中も家の管理をする

売却時は、住宅ローンの残債がない状態でないと、買主に引き渡すことはできません。

そのため現在組んでいる住宅ローンは、売却時までに完済しておく必要があります。

また、戸建てとして販売する場合には、売主は瑕疵担保責任と買主に対して負うことになります。

この瑕疵担保責任とは、簡単にいうと売主が知らなかった住宅の欠陥や不具合があった場合に、契約で定められた期間中において修復費用をだし保証するという内容です。

つまり売却できたから全て終わり、売れるために不具合を隠そうというような行為はできませんので、責任を持って買主のために全て伝え、責任を持ちましょう。

古家付き土地として売却する際などでも、売却時は家を見に行き、管理をするようにしましょう。

放っておくことで庭の草木が隣近所に入り込んでいたり、家の中に湿気がたまり老朽化が急速に進むことや、空き家になると火災や倒壊などが起きてしまう可能性もあります。

不動産会社は、販売はしてくれるものの建物の維持管理まではしてくれないので、自分で行う必要があります。

まとめ

日本では昔から木造住宅が多く、たくさんの人が木造住宅で育ってきているのではないでしょうか。

木の香りや、馴染みなど、木造住宅の魅力はたくさんあります。

木造住宅だからといって短い期間しか住めないというわけではなく、物件の見極めとメンテナンス等の維持管理を徹底すれば、長きにわたって住み続けることは十分可能です。

木造住宅の良さを味わいながら、長く住み続けて、快適な木造住宅ライフを送りましょう。

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