内覧会時の注意点やチェックポイント、豆知識総まとめ

内覧会は初めて完成後の家を見ることができるとあって期待に胸が膨らむものです。

一方で、何をどうチェックしたら良いのかわからないという方も多いかもしれません。

内覧会に参加することは、住宅展示場やマンションのモデルルームを見学に行くこととは全く別の目的があります。

契約した図面通りに建築されているのか、欠陥や傷・汚れなどの不具合はないかをチェックし、不備があれば指摘して売主に手直しを求めなければならない重要な機会です。

万が一入居してから不具合に気付いても、内容によっては修理してもらえないこともあるので、しっかりと事前準備を行い、確認作業を漏れなく行う必要があります。

では、内覧会に参加するにあたってはどのような事前準備を行い、内覧会当日はどこを確認すれば良いのでしょうか?

本記事では内覧会時の注意点やチェックポイント、持参するものなどを詳しくご紹介します。

また、解説に入る前に家づくりを失敗させない為に、1番重要なことをお伝えさせて下さい。

マイホーム計画を立てる際に、まずはじめに絶対にしておくべきことがあります。

それははじめにお住いの地域に対応している、住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。

『家を建てたい!』と思ったら土地探しよりも、住宅ローン等の資金計画よりもまずはカタログ集めからはじめて下さい。

多くの方が、何も知識がない状態で住宅展示場を訪れますがそれは大変危険です。

実際、しっかりと比較検討せずに1、2社見学しただけで契約してしまい、後から取り返しのつかない後悔をしてしまう方も少なくありません。

最初に地域に対応している様々な住宅メーカーのカタログを取り寄せておくことで、各社の特徴や相場を知ることができますし、メーカーとの値引き交渉も非常に有利になります。

ちなみにカタログ集めは、一社一社調べて取り寄せるのではなくHOMESの一括カタログ請求が便利で簡単ですし、安心して使えます。

100%納得のいくマイホームづくりのためにも、少しの手間を惜しまず最初にカタログ集めをしてしまうことをおすすめします。

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それでは解説を進めていきます。参考にしてください。

内覧会とは

「内覧会」とは、一戸建住宅やマンションを購入した人に向けて、契約書通りに工事が完成したかどうかを確認してもらうために売主や販売会社が引き渡し前に行うイベントのことです。

念願のマイホームのお披露目の場となると共に、「竣工検査」としての意味合いがあります。

内覧会で見つかった不具合は補修工事が行われます。

不具合は入居してから見つかると工事が大変になったり、軽微なキズなどは対応してもらえないなどトラブルにつながる可能性もあります。

そのため、内覧会でしっかりと細かい点までチェックする必要があります。

新築一戸建て・マンションの内覧会時の5つの注意点

内覧会が終わって指摘事項が何もなければ、そのままの状態で引き渡しが行われ、残金を支払うことになります。

新築住宅であれば施工業者が完成検査を行っているはずですが、だからといって必ずしも欠陥や不具合がないとは限りません。

もちろん引き渡し後に不具合を修繕してもらうことも可能ですが、キズや汚れなどについては対応してもらえないケースも多くあります。

また引っ越し後に手直し工事を行うとなると、家具の移動や埃、振動、騒音の発生、水回り設備の使用制限等、生活する上でも何かと支障があります。

このような事態を避けるためにも引き渡し前に不具合を指摘して、手直し工事終了後に引っ越した方がストレスを感じることなく入居できます。

したがって物件の買主にとっては、内覧会は単なるお披露目の場ではなく、引き渡し前に物件の不具合の有無をチェックする「竣工検査である」という意識で臨むことが重要です。

内覧会の日程に関しては、建物の完成時期が近づくと売主や販売会社から連絡があります。

分譲マンションの場合には案内状が送付されてきますが、一戸建て住宅の場合は営業担当者から電話やメールで日程調整の連絡があることが多いようです。

内覧会での注意ポイント5つをしっかりと押さえ、安心して入居できるようにしましょう。

1.内覧会は引き渡しの2週間程度前に行う

内覧会で指摘した事項は、引き渡し前までに是正してもらうのが原則です。

指摘事項がほとんどないというのは非常に稀なケースなので、あらかじめ補修工事期間を見込んでおく必要があります。

内覧会から引き渡しまでの期間が短すぎる場合には、十分な補修工事が行われなかったり、職人が手配できなくて引き渡し後に補修工事が行われたりすることにもなりかねません。

2週間程度の手直し工事期間を見ておけば、十分に対応してもらうことが可能になるでしょう。

2.内覧会は複数の人数で参加する

内覧会では、限られた時間の中で建物を隅々までチェックしなければなりません。

1人で参加すると、どうしても見落としやチェック漏れの可能性が高くなってしまいます。

夫婦や入居する家族、両親、親しい友人など複数の人数で参加することで、一人では気が付かない場所でも見落としのリスクを回避できます。

また小さな子供を連れて行くと、ゆっくりとチェックすることができなかったり子供がキズを付けてしまったりすることがあるのであまりお薦めできません。

3.所要時間を必要以上に気にし過ぎない

売主や販売会社などから、内覧の所要時間を決められてしまうことがあります。

建物の面積や、是正が必要な箇所の数にもよりますが、30分程度の時間ではキズや汚れをチェックするくらいしかできません。

専門家に完成検査を依頼する場合には、一般的には2時間程度かかるので、これくらいの時間がなければ必要なチェックは行えないと思って間違いありません。

ダラダラと時間をかけるのは迷惑な行為ですが、時間がないからといって途中で切り上げることは絶対に避けなければなりません。

4.内覧会は必ずしも実施されるとは限らない

分譲マンションや大手デベロッパーなどの分譲住宅を購入した場合には、建物の完成時期が近付くと売主や販売会社、建築業者から内覧会の開催についての通知があります。

しかし小規模な不動産会社や工務店の建売住宅の場合には、特別に内覧会の日時を設定しないこともあります。

引き渡し前に完成した建物を施主や買主が検査することはとても重要なことなので、必ず行うように働きかけてみましょう。

5.内覧会は天候や時間にも注意が必要

一戸建て住宅の場合には、マンションと異なり屋根や外壁、基礎などの建物外部の確認や、必要により隣地との境界確認などを行います。

多少の雨ならやむを得ませんが、著しく悪天候で外回りの確認ができない場合には、日を改めて確認することも必要になります。

また、遅い時間からスタートすると、あたりが暗くなって不具合箇所が発見しづらくなってしまうので、できるだけ早めの時間帯を選ぶようにしましょう。

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内覧会時にチェックするポイント一覧

内覧会では建物のどのような点をチェックすれば良いのでしょうか?

チェックポイントを5つに分けて解説します。

  1. 販売図面との照合
  2. 外装・内装の状態
  3. 動作の確認
  4. キズ、汚れの確認
  5. 隣地境界の確認

当日はこうしたポイントをチェックリストとして持参して、漏れがないようにすると良いでしょう。

1.販売図面との照合

販売時に渡された図面や契約書に添付された図面と、実際に完成した建物に相違点がないかどうかを確認します。

  • 建物(部屋)の配置、隣地との距離
  • 建物の形状、屋根の形状
  • 間取り
  • 部屋の大きさ、寸法
  • 天井高
  • キッチン、浴室、トイレなどの水回り設備の仕様
  • 外装材、内装材の材質、色合い
  • コンセントやスイッチ、照明器具の位置や数
  • 打ち合わせした内容は全て打ち合わせ通りになっているか

2.外装・内装の状態

  • 基礎や屋根、外壁、バルコニー防水などに不具合がないか
  • 床や柱、壁などに傾きがないか(水平・垂直精度を確認する)
  • 内外装材のひび割れ、剥がれ、破損、浮き、隙間などがないか
  • 建物の一部が隣地に越境していないか
  • 施工忘れ、取り付け忘れなどの工事が終わっていない箇所はないか
  • 部屋の隅々まできちんと清掃が行き届いているか
  • 床下や屋根裏の状態はどうか(床下点検口や天井点検口から覗いて確認する)
  • 階段の手すりやハンガーパイプ、面格子など固定されているべきものがしっかりと固定されているか

3.動作の確認

  • 玄関ドアやサッシ、雨戸の開閉はスムーズか
  • 建具の建付け不良はないか
  • 照明器具は点灯するか
  • 水の出や排水の流れはスムーズか
  • ガス等の設備は正常に動作するか

開閉できるものは必ず一度開閉してがたつきがないか確認し、設備や機器類は正常に動作することを確認します。

4.キズ、汚れの確認

  • キズや汚れ、破損などがないか

建具が閉まらない、換気扇が回らない、水漏れがするといった不具合は、引き渡しを受けた後でも修理してもらうことができますが、キズや破損などは引き渡し後になると誰の過失なのかがわからなくなってしまい対応してもらえないケースがあります。

多少時間がかかったとしても、隅々まで確認しておく必要があります。

5.隣地境界の確認

一戸建ての場合、隣地との境界線の確認を怠ると引き渡し後に思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

隣地境界が明確でない場合には、内覧会時に隣地住民に立ち合いを求めるなどして、不明点をなくしておくことが重要です。

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内覧会時に持っていくべき7つの持ち物

内覧会では、建物のチェックがメインになるので、必ず次のものを忘れずに持参しましょう。

内覧会にもっていくもの

一つずつ解説していきましょう。

必ず持参するもの

➀ 図面(販売図面、設計図書等)

現地で完成した物件と照合するためには欠かせません。

内覧会前日までに改めてひと通り図面に目を通しておくことをお薦めします。

➁ メモ帳、筆記用具

指摘事項や、後で確認が必要な事項などを書き留めておくために必要です。

➂ デジタルカメラ

スマートフォンのカメラでも代用可能ですが、指摘箇所を撮影して記録しておくことで、手直し工事終了後の再チェックの際に役立ちます。

その他、気になる点などを記録しておくと万一の際の証拠にもなります。

➃ メジャー

部屋の大きさや天井高等の寸法を計測し、図面との照合を行う際に必須です。

また、家具の配置やカーテンを購入する際に必要な寸法を計測するためにも必要です。

➄ 水平器

床の傾斜や柱・壁の傾きをチェックする際に必要になります。

スマートフォンのアプリやビー玉などで代用する方法もありますが、精度を必要とするので器具を使用する方が安心です。

ホームセンターなどで1,000円程度で購入できます。

➅ 懐中電灯

床下点検口や天井点検口から床下や天井裏、屋根裏の様子を見る際に使用します。

また新築現場では照明器具が付いていないことも多いので、天候や時間帯によっては懐中電灯があると便利です。

➆ スリッパ

売主や販売会社が用意していることがありますが、ルームクリーニングが済んでいない場合など床が汚れていることもあるので持参するようにしましょう。

また、床の感触や床鳴りをチェックするため、一度はスリッパを脱いで靴下で室内を歩いてみることも必要です。

あると便利な物

➀ 付箋

キズや汚れのある箇所、気になるところなどに貼り付けておくと、誰もがわかりやすくて便利です。

➁ 双眼鏡

屋根や外壁を目視で確認する際にあると便利です。

➂ 点検鏡

先端についている鏡の角度を自由に変えることができるようになっているもので、ドア枠の上部などの目線が届かない場所を見たり、低い場所をのぞき込んだりする際に役立ちます。

ホームセンターなどで1,000円以下で入手することができます。

➃ 脚立、折り畳み式の踏み台

天井点検口の中を覗いたり、高い位置にあるものを点検する際に必要になります。

➄ カイロや厚手の靴下、タオル等

部屋の冷暖房が使えないこともあるので、寒さ対策や暑さ対策にあると便利です。

➅ 内覧会オリジナルチェックリスト

チェックリストは内覧会でどこを見るべきかをまとめて一覧表にしたものです。

項目ごとに確認していくことで、漏れなくチェックすることができます。

内覧会では時間的な制約もあって、予定していたチェック項目を確認するのを忘れてしまったなどということも良くあります。

チェック漏れを防ぐためにも、チェックリストを用意して持参することをお薦めします。

チェックリストは売主側で用意していることもありますが、オリジナルのチェックリストを持参すると尚良いでしょう。

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内覧会時に知っておくと得する豆知識2選

ここまで内覧会の注意点やチェックポイント、持参するものなどをご紹介してきました。

他にも内覧会に役立つ情報をお伝えしたいと思いますので、是非参考にしてください。

1.建築士やホームインスペクターなどの専門家に同行を依頼する

建物を漏れなくチェックするのは、一般の方には非常に難しいものです。

ましてや施工ミスや隠れた欠陥をチェックすることなどは不可能に近いと思います。

このような場合には、専門家の手を借りる方法があります。

建築士やホームインスペクター(住宅診断士)に依頼して、内覧会に立ち会ってもらうことも可能です。

費用は3万円から5万円程度で提供している会社が多いので、専門家に依頼してみるのも選択肢のひとつでしょう。

2.不具合の許容範囲を知る

内覧会で多くの方が不安になるのが、床や柱、壁などに傾きがあった場合でしょう。

住宅は人間の手で建てるものなので、完全に水平、垂直になることはほとんどありません。

では、床や壁または柱の傾きはどの程度までが許容範囲といえるのでしょうか。

不具合事象と見なすかどうかの判断基準の目安のひとつに、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」があります。

品確法では、「瑕疵が存する可能性が低い」と判断する基準として、3/1,000という数値を示しています。

床は3m程度の間隔、壁または柱は2m程度の間隔において計測した数値が3/1,000未満(1mにつき3mm未満の傾き)であれば、瑕疵(構造上の隠れた欠陥)がある可能性が低いという判断です。

3/1,000という数字を覚えておくと良いでしょう。

参考:住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準|国土交通省

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WEB内覧会を有効に活用しよう

実際に足を運ぶ内覧会とは違って、インターネット上でWEB内覧会を行っている場合があります。

思い立った時に手軽に家の様子を知ることができるため、これからマイホームを購入予定の方にはハウスメーカー選びの助けにもなってくれます。

WEB内覧会って何?

WEB内覧会とは、すでに入居してたりこれから入居する予定の居住者がブログなどでその様子を公開しているもので、室内や外観などを写真や動画で細かく見ることができます。

ブログで「WEB内覧会」と検索するとたくさんヒットするでしょう。

実際に入居している人の目線で感想が綴られているため、非常に参考になります。

これからマイホームを購入予定だけどまだ家のイメージが湧かない方や、意中のハウスメーカーが実際にはどんな住み心地なのかなど、リアルな様子を知ることが出来るので有効に活用したいところです。

おすすめのWEB内覧会ブログ3選

WEB内覧会を公開しているブログを3つご紹介します。

どれも写真満載でイメージが湧きやすいと思いますので、是非今後のマイホーム選びの参考にしてください。

「夫がこだわる家づくり」

注文住宅を建設中の様子が綴られたブログです。

玄関、収納、浴室など、箇所別にWEB内覧会を細かく投稿されているので、非常に見やすくなっています。

また夜間の様子も見ることができ、注文住宅のイメージを膨らませてくれるブログです。

「27坪小さいお家を建てました。」

2020年3月に27坪のローコスト住宅を建てて、ご家族4人で生活されている様子を綴ったブログです。

既に入居されているため、住まいの住み心地やちょっとした生活の工夫、家具の選定などリアルな様子をうかがい知ることができます。

生活を始めてから分かった「これは付けて良かった」「これはちょっと後悔したな」というポイントも知ることのできるブログです。

「ほぼ失敗の家を建てた子無し夫婦+ワン」

旦那さんのご両親から譲りうけた築30年の家を建て替える様子を綴ったブログです。

家が完成するまでのさまざまなトラブルを乗り越えていく様子、完成後に失敗だったことなどの体験談を読むことができます。

長く続いているブログなので細かな経緯を読むことが出来ますが、WEB内覧会のテーマで絞れば家の様子も写真付きでみられるためオススメです。

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まとめ

分譲マンションや分譲住宅では、カタログや完成予想図、モデルルームを見て購入を決めた方がほとんどだと思いますので、内覧会は初めて自分の家を見学できる機会になります。

一方で内覧会は、購入した物件の最終確認をする場なので浮かれてばかりはいられません。

内覧会でOKを出せば、検査に合格したものとして売り主は責任を果たしたものとみなされ、買主は残金の支払い義務を負います。

大切な家ですから、納得のいくまで確認して後悔のないようにしたいものです。

そして少しでも気になる点があったら、遠慮せずに指摘して不明点や疑問点を解消してから引き渡しを受ける様にしましょう。

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