積水ハウスとセキスイハイムの違いを9つの項目(歴史、資本関係、坪単価など)に分けて解説!

ハウスメーカーの中でも、大手メーカーとして知られていて、CMで目にすることも多い積水ハウスとセキスイハイム。

どちらも「セキスイ」とはつきますが、実は完全に別会社で、工法やデザインの特徴も違います。

積水ハウスは着工棟数が業界トップを誇っており、セキスイハイムも毎年5位以内には名前を連ねるなど、両社とも、大手ハウスメーカーの中でも圧倒的な実績があります。

ここでは、積水ハウスとセキスイハイムの違いについて、下記の9つの項目に分けてわかりやすく解説します。

  1. 歴史
  2. 資本関係
  3. 工法・構造
  4. 価格帯・坪単価
  5. 耐震性
  6. 住宅のデザイン
  7. 気密性・断熱性
  8. 社員の平均年収
  9. 就職人気

積水ハウスとセキスイハイムの違いを知りたい方はもちろん、積水ハウスとセキスイハイムのどちらかに注文住宅を依頼したい人も、ぜひ参考にしてください。

積水ハウスとセキスイハイムの違いを9つの項目でわかりやすく比較

積水ハウスとセキスイハイムは名前が似ているので、似たようなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、別会社で、商品の特徴にも違いがあります。

ここでは項目ごとに違いを比較していきます。

積水ハウスとセキスイハイムの違い①歴史

積水ハウスの歴史は、1960年に積水化学工業株式会社がハウス事業部を設置し、積水ハウス産業株式会社を設立したのに始まります。

1963年には積水ハウス株式会社に商号を変更しています。

元々は積水ハウス産業株式会社が赤字会社だったため、積水化学が1963年に切り離しましたが、新しい社長がやり手だったので、すぐに業績を伸ばしていきます。

その成功を見て、積水化学工業は再び1968年に住宅関連業界に参入します。

翌年、住宅事業推進本部を発足し、1971年セキスイハイムM1というユニット住宅を発売します。

この積水化学工業の住宅部門の名称がセキスイハイムです。

積水ハウスとセキスイハイムの違い②資本関係

積水ハウスは資本金1億円で設立されました。

現在は積水化学工業の連結対象からは外れており、2017年の資本金は2025億9100万円です。

主要子会社として、積和不動産、積水ハウスリフォームなどがあります。

主要株主は10%未満ですが、積水化学工業になります。

一方で、セキスイハイムは積水ハウスの連結子会社です。

東京セキスイハイム株式会社など、各地域に多くのグループ会社が存在し、住宅、リフォーム、不動産事業などを展開しています。

積水ハウスとセキスイハイムの違い③工法・構造

積水ハウスもセキスイハイムも鉄骨系の商品と木質系の商品があります、積水ハウスの鉄骨造は1・2階建て向けの構法(ダイナミックフレーム・システム)と3・4階建て向けの構法(フレキシブルβシステム)、木造はシャーウッド構法があります。

商品のバリエーションも豊富で、敷地や要望にあった、多様な空間づくりが可能です。

一方で、セキスイハイムは工場で住宅の部材を組みたての80%を行うユニット工法を取り入れているため、工期が短く、高品質を保てるのが強みです。

積水ハウスとセキスイハイムの違い④価格帯・坪単価の違い

価格帯、坪単価に関しては、水回りに一番お金がかかることから、建物の面積が広くなると下がり、建物が狭くなると上がる傾向にあります。

同じ条件ですと、積水ハウスの価格帯は2500~3500万円、セキスイハイムは2000~3800万円程度です。

どちらの会社も商品がいくつかあるため、商品ごとに坪単価に違いはありますが、積水ハウスの坪単価は70~80万円、セキスイハイムの坪単価は65~85万円が目安になります。

セキスイハイムのほうは価格帯、坪単価、ともに少し幅が出ていますが、プランの制約があり、プランの変更やオプションなどで追加料金がかかるためです。

平均で考えると同程度で、どちらの会社も広告費がかかっているため、他のメーカーより坪単価が高い傾向にあります。

積水ハウスとセキスイハイムの違い⑤耐震性

どちらも高い技術力を持ち、独自の構法を開発し、地震に対する実験を日々行っています。

今までに日本で起こった大地震を超える地震にも耐えうる耐震性を誇り、変形をおさえたり、揺れを分散させたりする技術を採用しています。

積水ハウスとセキスイハイムの違い⑥住宅のデザイン

積水ハウスは自由設計ですが、鉄骨系住宅の場合、多少プランに制限がかかることがあります。

木造は予算を別にすると、プランの自由度は高いです。

セキスイハイムは工場で組み立てを行うユニット工法であるため、プランに制限がかかることが多く、要望に合わせると、オプション料金がかかることが多いです。

デザインはどちらも商品のバリエーションがあるので、希望に近いデザインが見つかるでしょう。

積水ハウスとセキスイハイムの違い⑦気密性・断熱性

どちらも断熱材はグラスウールを使っていて、断熱性は高いですが、積水ハウスはぐるりん断熱という独自の高気密・高断熱システムを採用しているため、断熱性に関しては、積水ハウスのほうが優れていると言えます。

一方で、セキスイハイムは高断熱のサッシを採用しており、工場生産で窓部分を作り上げるため、気密性に優れていて、トータルすると引き分けになります。

積水ハウスとセキスイハイムの違い⑧社員の平均年収

住宅メーカー自体、一般企業に比べて、平均年収は高いと言われています。

その住宅メーカーの中でも、セキスイハイムも積水ハウスも平均年収は上位に入ります。

積水ハウスが有価証券報告書で公表している2019年度の平均年収は819万円だそうです。

セキスイハイムは非公表ですが、600~900万と言われています。

30歳前後の平均年収に関しては、どちらも500~600万円のことが多いですが、営業は営業成績が給料に直結するため、少し幅があります。

職種としては、給料の高いほうから営業、設計、工事、事務となっています。

実際、30までに家を建てられるという話が、就職説明会で話されるなど、どちらもトップクラスの年収です。

積水ハウスとセキスイハイムの違い⑨就職人気

就職人気はどちらも高く、ハウスメーカーを希望する人の多くは両社にエントリーシートを送る傾向にあります。

上でもお話をしましたが、比較的年収が高いハウスメーカーの中でも、両社は知名度も高く、平均年収も高いことから、文系、理系どちらからの応募も多く、有名大学の卒業生も数多く働いています。

積水ハウスを利用して家を建てた人の口コミ・評判

一般的な口コミとして、積水ハウスは値段が高いという声が多いですが、実際、家を建てた人の満足度は高く、積水ハウスの家を建てたことが1つのステイタスと考える人も多いです。

スマートな印象の営業マンが多く、アフターフォローもしっかりしていることから、会社への信頼が高いのも特徴です。

一方で、他の会社よりは値引きが少ないという意見もありますが、比較的予算に余裕がある人が多いので、大きなマイナスポイントにはなっていないようです。

セキスイハイムを利用して家を建てた人の口コミ・評判

セキスイハイムを利用して家を建てた人の話としては、高気密・高断熱で省エネ効果が高い、夏涼しく、冬暖かいなどの意見が多いです。

CMで目にする「あったかハイム」は、床下蓄熱暖房という、深夜に床下に蓄熱し、部屋全体を温める暖房システムですが、セキスイハイムを利用する人のほとんどが使っていて、これも評価が高いです。

また、工期が短いのでよかったという意見も多いです。

一方で、プランに制限があったので、苦労した、見た目がよくある家になってしまったという意見もあります。

積水ハウスとセキスイハイム、結局どっちがいい?

どちらも営業エリアは全国で、大手メーカーとしての信用もあります。

この両社を検討する場合は、予算(坪単価)、デザイン、技術力、設備、工期などに優先順位をつけて、積水ハウスとセキスイハイムのどちらに条件が近いか、比較するのをおすすめします。

また、それぞれの会社の評判や口コミをチェックすることもあるかと思いますが、同業他社の社員が書き込んでいる場合もあるので、実際に建てた人の話を参考にするようにしてください。

積水ハウスをおすすめしたい人の特徴

積水ハウスは住宅メーカーの中でも最大手で、知名度もブランド力に対する信頼性もあります。

また、耐震性やアフターフォローなどもしっかりしていますので、安心して家づくりができるメーカーを選びたいという方におすすめです。

また、上品で落ち着いたデザインは、どの世代にも支持されますが、特に、年齢層が高めの方に人気があります。

積水ハウスはハウスメーカーの中での価格帯は高いほうに入りますので、予算には多少余裕があったほうがいいでしょう。

セキスイハイムをおすすめしたい人の特徴

セキスイハイムの住宅は全体的に省エネに優れています。

特に、エネルギーの自給自足を目指すZEH住宅に力を入れており、ソーラー住宅の着工数は何度も年間1位になっています。

そのような背景から、セキスイハイムをおすすめできるのは省エネやエコに関心がある方です。

工場での部材の組み立てが多いので、品質も一定の髙さで、安心感があります。

長期的に快適に過ごせるため、二世帯住宅を考えている方にもおすすめです。

積水ハウス・セキスイハイムとよく比較されるハウスメーカーを紹介

積水ハウスとセキスイハイム以外にもよく競合にあがるハウスメーカーがいくつかあるのでご紹介します。

大手のハウスメーカーが多いので、聞いたことがあるメーカーがほとんどかと思います

一条工務店

一条工務店は、CMなどの宣伝活動をほとんど行っていないため、積水ハウス、セキスイハイムに比べると、多少知名度は落ちてしまいます。

しかし、展示場などへの出店が多く、実際に見学をして、気に入ったという人が多いです。

木造ハウスメーカーでは着工数が多く、免震住宅では全国シェアNo.1を誇ります。

落ち着いた昔ながらの家といった印象も幅広い世代に支持されている理由です。

積和不動産

積和不動産は積水ハウスの完全子会社です。

「お部屋探しMAST」でも知られており、賃貸、不動産売買、新築分譲マンション、新築一戸建てなど、幅広く事業を手掛けています。

その中でも、アパートの建設を考えている人が競合する場合が多いです。

積水ハウスやセキスイハイムでもアパートの建設は可能ですが、その後の賃貸まで、引き続き頼れる点は強みです。

大和ハウス

ハウスメーカーの売上で、毎年、積水ハウスと1位、2位を争っているのが大和ハウスです。

鉄骨造、木造のどちらも手掛け、耐震性の強さを売りにしています。

ただし、ここ最近、国の認定を取得していない基礎を使った住宅が4000棟ほど発覚したことから、若干信頼性は落ちてしまっています。

トヨタホーム

トヨタホームもセキスイハイムと同じように鉄骨系のユニット工法を取り入れています。

その結果、強度に優れていて、大空間、大開口の明るく開放的な間取りが実現可能です。

また自由設計で、希望に沿ったプランが作成できる点も評価されています。

ヘーベルハウス

数年前に起こった大洪水で、びくともしないことが話題にもなったへーベルハウスはやはりその強度がウリです。

都市部の狭小地でも施工が可能で、都市型住宅と言われることもあります(北海道や東北地方などの寒冷地には営業所がありません)。

価格帯や坪単価が積水ハウスやセキスイハイムと近いため、競合となることが多いです。

ミサワホーム

大手の1つに数えられるミサワホームもCMで見かけることが多いメーカーです。

グッドデザイン賞を受賞するなど、商品力、企画力ともに評価されています。

木質プレハブ住宅ではトップで、断熱性や耐震性に絶対的な自信を持っています。

ミサワホームも価格帯や坪単価が近く、競合にあげられることが多いです。

パナホーム

パナホームの名前は2018年4月から、パナソニックホームズに名前を変えました。

注文住宅だけではなく、分譲住宅・マンション、リフォームも手掛けています。

土地活用にも力を入れていて、建売分譲住宅や分譲マンション、建築条件付きの宅地も多く売り出しています。

パナソニックグループの技術力を生かし、省エネに関する設備も充実しています。

住友林業

住友林業は木造の大手住宅メーカーで、木を豊富に使った、温かみの溢れる住宅です。

自由度が高いこともあり、坪単価は比較的高い方ですが、その分、高級感のある外観や内装は木造住宅でもトップの人気を誇ります。

業界全体でも着工戸数は上位5位以内に入り、毎年セキスイハイムと競り合っています。

まとめ

積水ハウスとセキスイハイムの違いについて、解説してきました。

積水化学を元に始まり、名前が似ている両社ですが、現在は別会社で、それぞれ特徴に違いがあります。

どちらも大手メーカーの中でも着工件数はトップクラスで、抜群の知名度に負けない、ブランド力、商品力があります。

注文住宅をお考えの際は、ぜひ候補の一つにあげてください。

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