建売VSローコスト住宅をとことん比較!選び方やメリット・デメリットを押さえましょう

建売住宅も販売されていれば、一方でローコスト住宅も宣伝もされています。

同じメーカーがこの両方を手掛けていることもあり、建売住宅とローコスト住宅の区別がつきにくいものです。

建売住宅もローコスト住宅も安く手に入れることができる共通点もあります。

建売住宅とローコスト住宅の違いについて勉強しましょう。

それでは解説をしていきます。参考にしてください!

もくじ

建売住宅とローコスト住宅の違いとは

今の日本では、1年間で販売される戸建住宅の約半分が建売住宅です。

多くの人が建売住宅を購入し住んでいることになります。

一方、最近ではローコスト住宅という、安さに特化した住宅も増えてきました。

ここではそれぞれの住宅をタイプ別に解説します。

建売住宅はこんな家

建売住宅は新築分譲住宅で、土地と建物がセットで販売されています。

建築業者が土地を仕入れ、建物を建てて販売する形式です。

完成品として販売されるのですぐにでも入居できます。

一戸だけで販売されるよりも、数戸から数十戸を同時に建築して販売することが主流です。

ローコスト住宅はこんな家

ローコスト住宅は、規格化された住宅です。

注文を受けてから建築するため、注文住宅の要素も持っています。

ただし、ユニット化、規格化が進んでいるため、選択の幅は注文住宅ほどではありません。

ローコスト住宅は文字通り、安さがウリになっています。

建売住宅やローコスト住宅が安い5つの仕組み

ローコスト住宅が安いからといって、建売住宅が何もしていないわけではありません。

元々、建売住宅は注文住宅よりも安く供給できることで成長をしてきました。

その意味では建売住宅は本来「ローコスト住宅」なのです。

ここでは、一般的な建売住宅やローコスト住宅が行なっているコストカットの手法をご紹介します。

大量仕入れでコストカット

同一の材料を大量に仕入れると安く購入できます。

全国規模で展開しているメーカーであれば、一括発注でコスト削減が可能です。

かつては大手メーカーしかできない手法でしたが、中小メーカーでも共同購入や継続購入で安く仕入れることができるようになりました。

材料費でコストカット

大量購入・大量仕入れでもコストカットは行なっています。

これに加え、部材そのもののグレードを低いものに変えるなどしてコストを落としているのです。

木材ならば外材や集成材を使用、クロスもエコノミークラスを使います。

こうした1円単位のコストカットの積み重ねでローコストを実現しているのです。

人件費でコストカット

技術者の日当は高いものです。

高度な技術を持つ職人さんを使わず、工程を見直しで対応しています。

技術力の乏しい人や、経験の少ない人でもできるような工程にしているのです。

最近では外国人の労働者も現場で見るようになりました。

家の建築には今でも高度な技術が必要です。

そういった高い技術を要する部分を極力減らし、簡単にできる作業を増やしているのです。

広告費でコストカット

広告費をカットすれば、その分コストは浮きます。

ですが、それではお客さんが捕まりません。

ネットだけの広告にする、現地周辺のみ投函チラシを活用する、といった方法を使っています。

今でも新聞への折り込み広告は有力な媒体です。

ところが、ターゲットの子育て世代は新聞そのものを読んでないケースもあります。

折り込み広告よりもウェブ広告にシフトしつつあるのです。

仕様や設備でコストカット

仕様や設備はコストカットの主要項目です。

キッチンやユニットバスはサイズで価格が変わります。

これらの住宅設備はグレードがいくつもあるので、必要十分なグレードにするのが常套手段です。

扉などの建具も極力減らします。

数もできるだけ減らし、グレードも下げるのがローコストへの近道なのです。

ローコスト住宅が安い2つの理由

ローコスト住宅が安いことにはわけがあります。

徹底的なコストカットにより、ローコストを達成しているのです。

先ほどもお話ししたように、建売住宅でもローコスト住宅でもコストカットは行なっています。

ここではローコスト住宅のコストカットの方法と考え方について見ていきましょう。

建売住宅もローコスト住宅と同じコストカットをしている

ローコスト住宅も建売住宅も同じ住宅メーカーが携わっていることもあり、建売住宅もローコスト住宅も同じような手法でコストカットに取り組んでいます。

その基本はスケールメリットと簡略化によるコストカットです。

規格化でコストカット

ローコスト住宅のコストカットの秘訣は規格化です。

設計をなるべく簡略化、汎用化してどのような土地にも建築できるようにしています。

材料も規格化して同じような部材を大量仕入れ、大量生産するのです。

注文住宅のような一点ものは使用しません。

オンリーワンの住宅を建築しようとすると、どうしてもコストがかかります。

建売住宅のメリット・デメリット

今や建売住宅は、1年間に建築される戸建住宅の半分近くを占めています。

そこには建売住宅の多くのメリットが存在しているからです。

一方でウェブ上では建売住宅に関する不満も多く書き込まれています。

メリットもあればデメリットもあるのが建売住宅なのです。

ここでは建売住宅のメリットとデメリットについてお話しします。

建売住宅の3つのメリット

建売住宅のメリットは次のとおりです。

  1. 入居までの期間が短い
  2. 完成品を実際に見ることができる
  3. 土地も一緒に買えるので便利

ひとつずつ解説します。

1.入居までの期間が短い

すでに建物が完成しているため、入居までの期間が短縮できます。

購入決定から入居まで数週間から1カ月でも可能です。

これが注文住宅や建築条件付き宅地の売買では半年程度かかるのでその差は大きくなります。

このフットワークの軽さは建売住宅特有のものです。

2.完成品を実際に見ることができる

こちらも完成品ならではのメリットです。

実際の完成品を見ながら内覧ができるので、新しい生活を明確にイメージできます。

コンベックス(メージャー)を持参すれば、今使っている家具が置けるかどうかも確認可能です。

平面図だけでは、なかなかイメージはできません。

現物を見てこそ、わかることも多いのです。

3.土地も一緒に買えるので便利

土地と建物を別々に購入しようとすると、多くの手間がかかります。

建物の設計する必要がある、土地のみのローンが難しいなど、専門的な知識も必要です。

それに比べて土地も一緒に買える建売住宅はとても便利です。

すぐに住めるような状態で販売されているため、地盤やインフラの状態について調査する必要もありません。

建売住宅の4つのデメリット

一方で建売住宅のデメリットもあります。

  1. 仕様はほとんど変えられない
  2. 自分に最適な立地にあるとは限らない
  3. 予算の調整が難しい
  4. デザインはどの家も一緒

ひとつずつ解説します。

1.仕様はほとんど変えられない

すでに完成しているため、仕様はほとんど変えることができません。

中には、設備や内装をわざと未完成状態にしておき、選択できる物件もあります。

それでも選択の幅は限られます。

自由に設備や仕様を選びたい人には建売住宅は向いていません。

2.自分に最適な立地にあるとは限らない

建売住宅が自分の希望するエリアに建築されるとは限りません。

お子さんがいる場合、学区も問題です。

転校の必要性から購入をためらう場合もあります。

建売住宅のメーカーは土地を仕入れることができたところから順次建築を進めるものです。

購入者側とタイミングが合わないこともあります。

3.予算の調整が難しい

建売住宅は原則として完成品であるため、購入者の予算とのすり合わせが難しい場合があります。

注文住宅であれば、予算に応じて設備や仕様、広さを調整することが可能です。

ところが、建売住宅はこれができません。

値引きで多少の調整は可能ですが、大幅な価格の変更は難しいものです。

4.デザインはどの家も一緒

同じ会社の建売住宅が並んでいると、外観や色は多少違うものの、同じような印象を受けます。

使う建材や設計思想が同じことから、同じように見えるのです。

よく言えば統一感がありますが、個性がない、とも言えます。

自分好みのデザインにこだわりたい人に建売住宅は不向きです。

ローコスト住宅のメリット・デメリット

ローコスト住宅は文字通りコストが低い、つまり安いことが最大のメリットです。

建売住宅そのものが格安なものが多い中で、安さをウリにするのは相当なインパクトが必要となります。

ここではローコスト住宅のメリットとデメリットのご紹介です。

どうしても安さに対するデメリットがあがってきます。

ローコスト住宅の3つのメリット

ローコスト住宅のメリットは次のとおりです。

  1. とにかく安い!
  2. 資金計画に余裕ができる
  3. 予算の調整がある程度可能

主に価格的メリットです。

順次お話しします。

1.とにかく安い!

ローコスト住宅というくらいなので、安さが最大のメリットです。

頭金が少ない、年収が少ない、返済金額が少ない、といった「少ない」尽くしでも購入することができます。

収入が安定しない若い世代や、将来の収入に不安を感じている人には、こうしたローコスト住宅はうってつけです。

2.資金計画に余裕ができる

分譲価格が安いため、返済にも余裕ができます。

余裕資金はお子さんの教育資金に回す、繰り上げ返済の原資にするなど自由に処分可能です。

ぎりぎりの資金計画だと、何かの原因で収入が減った場合に対応できなくなります。

ローコスト住宅は家計を圧迫しない分、資金に余裕を生み出すのです。

3.オプションの追加がある程度可能

分譲価格が安いため、オプションを追加したとしても、それでも総額を抑えることが可能です。

ただ、あまり調子に乗ると、一般の建売住宅と大差なくなってしまいます。

追加オプションはどうしてもこだわりたい部分にとどめておきましょう。

ローコスト住宅の4つのデメリット

一方、ローコスト住宅のデメリットは次のとおりです。

  1. ほとんどのものがオプションで高額に
  2. 標準仕様が安っぽい
  3. 材料の質を落としてある場合がある
  4. 土地は自分で手配する必要がある

ひとつずつ見ていきましょう。

1.ほとんどのものがオプションで高額に

ローコストで建てられているため、標準仕様も最低限のもの、場合によっては足りないものもあります。

お湯張り用のリモコン、外構のフェンスといった、あったほうがよいものもオプション扱いとなっている場合があるのです。

これらをオプションとして追加していると、一般の建売住宅と変わらない価格になりかねません。

2.標準仕様が安っぽい

最低限しかついていない設備もグレードが抑えられています。

ユニットバスのサイズが賃貸マンションレベルだった、システムキッチンが安っぽい、といった不満が口コミにもありました。

一方でローコストだけに仕方のない面もあります。

そうでもしないと価格は下げられないのも事実なのです。

3.材料の質を落としてある場合がある

内装のクロスをとっても普及品の安いもの、外壁も最も低いグレードのサイディングです。

壁の中の断熱材も性能やグレードが低いものを使っている可能性があります。

耐震性能などの安全性は基準をクリアしていますが、材料の質は必要最低限のものとしている可能性が高いのです。

4. 土地は自分で手配する必要がある

ローコスト住宅は発注を受けてから建築するスタイルです。

このため土地は自分で手配する必要があります。

もちろん、土地もあわせて売ってくれるローコスト住宅メーカーもあります。

このあたりまでくると、建築条件付きの土地売買とほとんど変わらなくなります。

土地を別に購入すると、トータルでは建売住宅よりも値段が上がってしまうこともあるのです。

建売住宅とローコスト住宅どちらがお得か

単純にお金の面では、格安の建売住宅とローコスト住宅は同じくらいの水準です。

入居までの期間や建物の設備などのお金以外のことも踏まえて、トータルでどちらが得をするか考えてみました。

ライフスタイルや住宅に対する考え方によって、その結論は異なるものです。

設備や仕様に妥協できるならローコスト住宅

ローコスト住宅は設備や仕様は最低限のものです。

こうした設備や仕様で妥協できる、こだわりがないのならローコスト住宅がおすすめです。

設備や仕様を犠牲にしてローコストが成立している側面もあります。

設備はあればいいし性能も低くてよいならば、ローコスト住宅でも快適な生活を送ることが可能です。

土地があるならローコスト住宅

家を建てることができる土地を確保できていれば、ローコスト住宅がおすすめです。

建売住宅は一戸ずつ建てるようには設計されていません。

ある程度の件数を同時に建てないとコストカットできないのです。

土地があってこれから建物の設計に入るのであれば、ローコスト住宅に軍配があがります。

時間をかけたくないなら建売住宅

建売住宅のメリットは完成していることです。

入居までの期間が短いのもメリットといえます。

ローコスト住宅は設計や建築期間を考えると6か月程度は必要です。

スピード感では建売住宅の勝利となります。

早く新居に住みたい人、転勤などで入居時期が決まっている人には建売住宅がおすすめです。

場所が気に入るなら建売住宅

建売住宅は場所を選ぶことができません。

それでも、自分の気に入った場所や妥協できる場所に建売住宅が販売されていれば、その建売住宅を購入するのも一案です。

不動産の場合、その場所で同じような物件が売りに出されるとは限りません。

まさに一期一会なのです。

場所が気に入ったから建売住宅を購入した、という人は多くいます。

まとめ

住宅メーカーの企業努力によってコストダウンが進んでいるのが、建売住宅とローコスト住宅です。

もちろん、どちらのタイプにもデメリットがあります。

材料の質や仕様を落として値段を下げている面も否めません。

それでも建売住宅やローコスト住宅が売れているのは事実です。

自分のライフスタイルや家に対する考え方をよく吟味して、自分に合った住宅を選んでみましょう。

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