<記事の情報は、2022年5月1日時点のものです>
建売住宅を注文住宅、どちらの戸建てにするか迷う人も多いですよね。
「自分の好きなように家を建てたいけど、注文住宅は価格が高いんだよね。」
「建売住宅なら予算的にもすごく助かるんだけど、少し心配だわ。」
このように建売住宅も注文住宅もメリットとなるところもあれば、心配になる点もあります。
結局のところどちらにすればいいかわからなくなってしまう人も多いです。
こちらでは注文住宅と建売住宅に悩む人に向けて、建売住宅と注文住宅のそれぞれの特徴やメリット・デメリットを徹底解説し、どちらを選べばいいのかをお伝えしていきます。
また、解説に入る前にこれからマイホームを計画しているあなたに向けて、家づくりを失敗させないための1番重要なことを伝えさせて下さい。
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【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
- 1 建売住宅と注文住宅、どっちを選ぶべき?6つのポイントを徹底比較
- 2 建売住宅・注文住宅はどんな人におすすめ?
- 3 建売住宅と注文住宅の割合
- 4 建売住宅と注文住宅、実際に購入した人はどうやって建てた?
- 5 建売住宅・注文住宅のあんな噂やこんな不安は本当?
- 6 後悔しないマイホームの選び方3ヶ条
- 7 まとめ
建売住宅と注文住宅、どっちを選ぶべき?6つのポイントを徹底比較
建売住宅と注文住宅、どちらにすればいいか決められない人は多いです。
住宅を選ぶうちに色々と希望条件が重なってくることで、最初にどちらかに決めていた人でも、後から悩んでしまうケースもあります。
建売住宅か注文住宅か悩む場合は、まずそれぞれの特徴やメリット・デメリットをよく把握しておく必要があるのです。
ここでは建売住宅と注文住宅それぞれを比較しながら、特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
1.【特徴の比較】建売住宅・注文住宅はどんなところが違う?
まずは建売住宅と注文住宅、それぞれの特徴といわれる部分を比較していきます。
建売住宅の特徴
- 価格の安さ
- 実物を見て選ぶことができる
- 早く引っ越すことができる
注文住宅の特徴
- 自由に間取りや仕様を決めることができる
- 好きなハウスメーカーや工務店を選ぶことができる
- グレードの高い住まいに住むことも可能
建売住宅の特徴はまず価格の安さがあげられます。
注文住宅に比べると価格は6割~7割程で収まるケースが多く、低予算でも一戸建ての新築を手にすることができるのが魅力です。
また、完成されている物件が多いため、実際に出来上がった室内を見ながら選ぶことができるのも特徴です。
そのため内覧時と入居後のイメージのギャップがありません。
完成済みはもちろん、未完成物件でも完成までが早いため、契約してから引っ越して入居するまでの期間が短くなります。
一方の注文住宅は自分の好きなように設計して、家を創り上げることができるという醍醐味があります。
好きなハウスメーカーや工務店を使って理想の家をつくりあげていくことができるのは、一番の魅力です。
また、グレードや仕様を選ぶことができるので、予算がある場合は最新の設備と充実のクレードで快適な住まいにすることも可能となっています。
どちらも良い特徴があるので、予算や引っ越し時期を重視したい人は建売住宅、自分の理想の家をつくりあげたい人は注文住宅という選びかたをする人が多いです。
2.【費用を比較】建売住宅・注文住宅の価格差はどれくらい?
建売住宅と注文住宅のコスト面ではどのような違いがでるのでしょうか。
一般的に注文住宅は高い、建売住宅は安いというイメージがありますが、物件価格や諸費用、ランニングコストなどでどのぐらいの差がでるのかを説明していきます。
建売住宅にかかるコスト(物件価格・諸費用・ランニングコスト)
建売住宅にかかるコストはこのようになります。
- 物件価格:全国的には平均で2,500万円~3,500万円程
- 諸費用:物件価格の5%~7%
- ランニングコスト:メンテナンスは30年でおよそ500万円
物件価格は注文住宅に比べると安く収まるため、利用する住宅ローン金額の借入金額も少なくなります。
そのため月々の返済額などを押さえることも可能です。
諸費用は住宅ローンや登記にかかる費用に加えて不動産会社に支払う仲介手数料が含まれています。
仲介手数料は通常、物件価格の3%プラス6万円に消費税がかかるため、3,000万円の物件だとおよそ100万円以上かかる計算です。
しかし不動産会社の中には仲介手数料が不要な会社もあるので、その場合は諸費用を大きく抑えることができます。
ランニングコストとしては10年に一度ずつ修繕や補修、点検などを行うとしても、30年でおよそ500万円の金額がかかるのが一般的です。
注文住宅にかかるコスト(物件価格・諸費用・ランニングコスト)
- 物件価格:全国平均で3,000万円~4,000万円
- 諸費用:物件価格の3%~6%
- ランニングコスト:300万円~400万円
土地から購入する場合は、物件価格に加えて1,000万円~2,000万円程度の土地代がかかります。
物件価格は建売と比べると割高になりますが、その分かかる諸費用は建て売りよりも安い価格となっています。
ランニングコストとしてはそもそも仕様素材や仕様のグレードが高い家が多いため、メンテナンス費用を抑えることも可能なため、建売住宅よりも安く収まっています。
しかしその分の費用が価格にのっていること、広告費や宣伝費等の諸費用は価格に含まれていることなどには注意が必要です。
建売住宅はなぜ安くできるのか?
建売住宅は注文住宅に比べると価格が安いため、その安さから不安を抱く人も多いです。
しかし建売住宅の安さにはしっかりとした理由があります。
- 大量仕入れによる仕入れコストの圧縮
- 短期間での工事による人件費削減
- 大規模な土地の一括仕入れにより、土地代負担の軽減
建売住宅は一度に大量の棟数を手掛けるため、それに必要な資材も一括で大量に仕入れます。
そのため仕入れコストを圧縮することができるのです。
また、ある程度決まった行程で似たような建物を建築するため、工事期間が短くその分かかる人件費を削減することもできます。
大型分譲地であれば広大な土地を一括で仕入れて分割して売り出すため、土地の仕入れコストも減らすことが可能です。
このように、建売住宅が安い理由は質の悪い安い資材を使っているわけではなく、大量仕入れや費用圧縮により価格を安くして、誰にでも手の届きやすい価格帯が出来上がっています。
参考:2019年度フラット35利用者調査|住宅ローン|住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
3.【工期を比較】建売住宅・注文住宅、手間がかかるのはどっち?
建売住宅と注文住宅ではそもそも完成までの工程や、手続き、労力も全く違います。
建売住宅と注文住宅の工期や手間についての違いを説明していきます。
建売住宅・注文住宅の工期を比較
- 建売住宅の工期:未完成物件でも2か月~3か月で完成
- 注文住宅の工期:着工してから5か月~6か月程
建売住宅はどの建売も基本的に大きな構造の変化がないため、工期はとても短く済みます。
一方の注文住宅は1軒1軒全て仕様やグレード、間取りやプランが違うため、建築にかかる期間は長くなります。
また注文住宅の場合はまず土地探しから始まり、土地の契約後にプラン決めとなるのでその分の時間もかかることを覚えておきましょう。
建売住宅・注文住宅の手間を比較
建売住宅と注文住宅では同じ家を買うという手続きでも、工程が全く違います。
- 建売住宅:完成済みであれば契約をして、住宅ローン手続きが完了次第、引き渡しと決済
- 注文住宅:土地探し、プラン決め、建物着工、つなぎ融資手続き、住宅ローン手続き、決済と引渡し
建売住宅は完成済みであれば契約してから1か月後には決済と引渡しを迎えることができます。
つまり3月末までに引っ越したい場合でも、2月中旬までに契約できれば十分に引っ越しを終えることが可能なのです。
一方の注文住宅はまず土地探しをするところから始め、土地の契約をしなければなりません。
土地の契約が終われば建物のプラン決めを複数回行います。
プラン決めは中々決まらないことが多く、2か月~3か月程かかることもよくあるのです。
プランが決まれば次は建物の着工になります。
住宅ローンは建物の完成後でなければ融資が実行されないため、その前に土地代金や着工金、中間金等を払う場合は「つなぎ融資」を使ったり、土地と建物の2本立て住宅ローンを利用したりする必要があります。
建物が無事完成すれば、残代金とつなぎ融資で借り入れた分を建物用の住宅ローンを用いて支払い、手続きが完了するという流れです。
注文住宅は自分の理想の家を創り上げることができますが、その分手続きに係る労力は大きいので、あらかじめ理解したうえで選ぶ必要があるでしょう。
4.【住宅ローンを比較】建売住宅・注文住宅の住宅ローンはどう違う?
上記で少し触れましたが、建売住宅と注文住宅では住宅ローンの流れも違ってきます。
【建売住宅の場合】
購入申し込み時に住宅ローンの事前審査を受け、売買契約が終わったのちに住宅ローンの本審査を受けます。
無事に本審査を通過すれば、決済日に合わせて住宅ローンが実行され、物件が引き渡されるという流れです。
【注文住宅の場合】(つなぎ融資を利用したケース)
- 土地の申し込みをする
- 土地と建物代金込みの住宅ローン事前審査を受ける
- つなぎ融資が必要な場合は土地契約と同時並行でつなぎ融資の審査と契約を行う
- 建物の着工金や中間金が必要な場合は、つなぎ融資を実行し支払う
- 建物用住宅ローンの契約を行い、建物完成後に住宅ローンを実行
- 同時につなぎ融資は全て完済
注文住宅の場合は土地申し込み時に住宅ローンの事前審査を建物金額込みで行い、つなぎ融資利用の手続きも進めます。
その後土地の契約を行い、土地代金をつなぎ融資で支払います。
建物完成前に建物用住宅ローンの契約を済ませ、完成と同時に建物用の住宅ローンも実行します。
その際につなぎ融資として借入していた分は住宅ローンの実行によって全て完済となり、その後は住宅ローンの支払いを続けていくかたちになるのです。
注文住宅は建売住宅とは異なる手続きがあるため、知識と労力が必要です。
つなぎ融資のほかに、住宅ローンを土地代にも分割して融資できるものや、注文住宅の段階的な支払いに対応した住宅ローンも登場しているので、金融機関に相談してみましょう。
5.【施工会社の比較】建売住宅・注文住宅のハウスメーカーは違うの?
住宅は施工会社によって品質やグレード、設計など様々な点が変わってきます。
こちらでは建売住宅と注文住宅、それぞれの施工会社による特徴をご説明していきます。
建売住宅の施工会社の特徴
建売住宅の施工会社とは多くの場合がパワービルダーとよばれる、年間数千棟から数万棟を手掛ける建設会社が建てています。
特徴としては徹底的にコスト削減することで、誰にでも手の届き安い住宅をつくりあげていることです。
昔は安い建売は質も悪いだろうといわれていましたが、今は建築基準法の改正や品確法という新築住宅に関する新たな制度も整備されたため、一昔前とは品質が大きく違います。
注文住宅の施工会社の特徴
注文住宅の施工会社は多くの場合が大手のハウスメーカーか工務店となります。
大手ハウスメーカーはテレビCMや広告での宣伝を大々的に行っており、アフターサービスが充実している点や、最新の設備やデザインを取り入れていることが多いです。
一方工務店の場合は地域に密着しており、地元ならではの信頼感そして柔軟な対応などに定評があります。
全国的にみると工務店で家を建てている人のほうが多いのですが、一つ一つの工務店ごとに特徴が変わるので、選ぶ際には地元の評判や口コミをよく調べてから選ぶようにしましょう。
6.【メリット・デメリットを比較】建売住宅・注文住宅の長所・短所はどんなところ?
建売住宅と注文住宅にはそれぞれ魅力的なメリットがある一方で、それぞれデメリットとなるポイントも知っておくべき点もあります。
こちらでは事前に知っておくべき建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットについて比較していきます。
建売住宅のメリット・デメリット
【建売住宅のメリット】
- 価格が注文住宅に比べて安く、ローン審査が通りやすい
- リセールバリューがある
- 立地がいい
【建売住宅のデメリット】
- 完成物件は工事中の過程を見ることができない
- 未完成物件の場合は完成住宅を見て選ぶことができない
- 間取りやデザインの幅が狭い
建売住宅のメリットは価格の安さから、住宅ローン借入額が少なくすむため、ローン審査に通りやすいことがあげられます。
また、借入金額が少ないと月々の返済負担も減るので、経済的にもメリットがあります。
もし将来売却するときにも、将来的売却価値であるリセールバリューがあるのもメリットです。
購入時の価格のうち土地価格が占めている割合が多いため、将来的に建物価値がなくなっても土地として残る価値割合が多くなります。
そもそも建売住宅は不動産業者が土地を仕入れて、そこに建物を建てて売却します。
つまりその土地は不動産のプロが売れると見込んで仕入れた土地です。
注文住宅の場合は一般の方が、予算の中に収めるために選ぶ土地ですが、建売住宅の土地は不動産のプロが仕入れるため立地のいい土地が多い傾向にあります。
立地のいい土地は将来的にも資産価値が残りやすいというメリットがあります。
また建売住宅は誰にとっても住みやすい家であることから、売却しやすいのです。
反対にデメリットとしては完成物件の工事過程を見られないこと、未完成物件の場合には完成時とのギャップのリスク、間取りやデザインの選べる幅が狭いことなどです。
しかし完成物件でも建築士等のプロが家の隅々まで検査をするホームインスペクションを利用することで、家の目に見えない部分まで検査することができます。
未完成物件の場合は似たような現場の物件を見せてもらうことで、完成時とのギャップを少なくすることができるのと、間取りやデザインに関しては入居後のリフォームで変更することも一つの手です。
そもそもの本体価格が安いので、浮いた分でリフォームして、好きな間取りに変える人も近年増えています。
注文住宅のメリット・デメリット
【注文住宅のメリット】
- 間取りやデザインを自分の好きなようにすることができる
- お気に入りのハウスメーカーや工務店を選ぶことができる
【注文住宅のデメリット】
- 価格が高いため、ローン負担が大きい
- 手間と労力がかかる
- 完成物件がイメージと違う場合がある
間取りやデザインを自分の好きなようにすることができるので、家づくりの醍醐味を味わうことができ、理想のマイホームをつくることができるのがメリットです。
また、お気に入りのハウスメーカーや工務店、自分好みの仕様や設備に囲まれた家に住めるのは魅力的です。
一方価格が高いため住宅ローン借入額が増え、月々の返済負担が大きくなることや、土地探しや住宅ローン手続き、プラン決めなど時間と手間が非常にかかります。
注文住宅への強い意志やこだわりがない人には大変な作業となります。
また、気を付けたいのが完成後とイメージのギャップです。
いくら理想のプランができても、完成後とのギャップが生まれることは多く後悔してしまう人もいます。
経済的、将来的な部分を考えるのであれば建売住宅、マイホームへの強いこだわりがある人は注文住宅という選び方になることが多いです。
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建売住宅・注文住宅はどんな人におすすめ?
建売住宅・注文住宅ともにそれぞれメリットとデメリットがあり、それぞれの特徴があります。
それでは建売住宅と注文住宅はそれぞれどんな人におすすめなのでしょうか。
建売住宅がおすすめな人とは
- とにかく予算を抑えたい人
- 実物をみて失敗しない家選びをしたい人
- 手間や労力をあまりかけず、すぐに引っ越したい人
建売住宅はコストが安く収まるため、住宅ローンの負担も減らすことができますし現金を手元に残しておくことができます。
将来的にお子さんが増えたり、お子さんが大きくなるにつれて教育費がかかってくる時に、手元に現金があれば安心して暮らすことができますね。
また、完成物件であれば購入後のギャップがないため、入居後の後悔がありません。
注文住宅のように住宅購入の手間や労力がかからないので、共働きで忙しい夫婦も短期間で住宅選びから引っ越しを済ますことができます。
注文住宅がおすすめな人とは
- 理想やあこがれの家に住みたい
- 家づくりを楽しむことができる
注文住宅の最大の魅力は自由に設計して家を創り上げることです。
手間や労力はかかりますが、家づくりを楽しむことができる人にとっては憧れの住まいを一から作り上げることができる魅力があります。
また、苦労して作り上げた住まいは格別のものとなるでしょう。
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建売住宅と注文住宅の割合
「建売住宅と注文住宅、どっちを選ぶ人が多いの?」
建売住宅と注文住宅ではどちらを選ぶ人が多いのでしょうか。
フラット35を利用した人の調査によると、全国的には建売住宅購入者が24.1%、注文住宅購入者(土地付きも含める)が41.9%と、注文住宅を建てる人の方が多いようです。
しかしこの傾向も首都圏や都市部と郊外エリアでは全く違ってきます。
首都圏をはじめとした都市部では建売住宅を購入する人の割合が注文住宅より多いのに対し、郊外エリアではほとんどが注文住宅という地域もあります。
土地の広さや物価の違いによって地域差が出ているようです。
都市部で住宅に求められていることと、郊外で求められていることの違いにより、このようなエリアごとの違いが出ると考えられます。
参考:2019年度フラット35利用者調査|住宅ローン|住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
建売住宅と注文住宅、実際に購入した人はどうやって建てた?
実際に建売住宅を選んだ人、注文住宅を選んだ人はどのような部分に惹かれて、どうして購入を決断したのでしょうか。
「月々の住宅ローン負担を考えて、経済的にも建売がいいと思った。」
「昔からあこがれていたマイホームだから、実家と同じハウスメーカーで建てたかった。」
建売住宅と注文住宅、それぞれを選んだ人が住宅に何を求めていたのかは、購入する際に大いに役立つ情報です。
こちらではすでに購入した人達がどうしてその住宅を選んだのか、そしてどんなことに後悔しているのかを実際の経験者の声を参考にお伝えしていきます。
建売購入者が建売住宅に求めたものとは
建売住宅を買った人は、建売住宅のどのような部分を決め手としたのでしょうか。
- 注文住宅と広さもあまり変わらなかったので、価格が安い建売住宅にした
- 間取りも特に問題なく、実物を見て買えるのがよかった
- 4LDKタイプで子供部屋を2部屋用意したかったところ、ちょうどいい間取りで価格も手頃だったので決めた
- 建売住宅でも適度におしゃれな物件があったので、建売にした
建売購入者の経験談によると、多くの人はコストと実生活のバランスを求めて建売住宅を選んでいます。
実際に生活するうえで間取りや広さ、部屋数などが自分に合っており、コストが安く収まるので注文住宅ではなく建売住宅を選んでいました。
中には未完成物件の場合でデザインや間取りなどの要望を聞いてアレンジしてくれたという話も多くありましたので、物件によっては全く自由度がないというわけではありません。
注文住宅購入者が注文住宅に求めたものとは
一方注文住宅購入者が注文住宅を選んだ理由は以下のとおりです。
- 建売だと似たようなデザインになるので、オリジナリティーを出したかった
- 耐久性やセキュリティなどにこだわりたかったので、安全性をみて選んだ
- 断熱性や耐震性などの性能や機能面を比較すると、注文住宅がいいと思った
注文住宅の決め手としてはやはり自由度や機能、性能といった面で選ぶ人が多かったです。
そして価格が高いことや時間と労力を惜しんででもかなえたい理想やこだわりがある人が、注文住宅を選ぶ傾向にあります。
業者は購入者が建売・注文に求めるイメージの住まいを作る
建売業者も注文住宅の業者も購入者の求めるような住宅づくりをしています。
例えば建売住宅であれば、購入者が求めるのは間取りなどの汎用性、多くの人に住みやすいような家づくりをします。
一方の注文中宅であれば汎用性よりもオリジナリティーやデザイン性、安全性等を重視したデザイン、機能面での充実を図る家づくりをするのです。
つまり住宅にどのようなことを求めるのかをよく考えて、そのあとに建売住宅か注文住宅かどちらにするかを選ぶほうが、より自分に合った住宅選びをすることができます。
建売住宅購入で失敗・後悔したこと
- 悩んでいるうちに別の人に契約されてしまった
- 間取り変更ができると聞いていたが、できなかった
- 部屋や駐車場が思ったより狭かった
建売住宅の未完成物件を選ぶときに多いのが、完成後のイメージとのギャップです。
建売住宅は完成後物件が多いので通常は実物を見て選ぶことができますが、未完成物件の場合だとそれができません。
そのため完成後とのギャップが生まれてしまったという方もいます。
また、間取り変更プランなどを用意している建売業者も多いですが、その際にいつまでなら変更が可能かをよく確認しておきましょう。
そうしないと希望していた間取り変更ができなくなってしまう可能性があります。
注文住宅購入で失敗・後悔したこと
- 夫に設計を任せたら、水回りやキッチンに利便性がなく使いにくい家になってしまった
- 防犯面を気にして窓を少なくしたら、明るさや温かさのない家になってしまった
- 浴室と浴槽を大きくしすぎて冬場が寒いし、水道料金が高い
- 土地探しに5年かかった
注文住宅で多いのが、完成後になって初めて気が付く実生活においての不便さです。
プラン設計時は図面やイメージ図のみしか見ていないため、実際に暮らしてみたときの生活感、特に家事をするときの動線などをイメージしにくいことがあげられます。
なるべく似たようなモデルハウスや住宅を複数回って、実生活をイメージしながら完成後とのギャップを埋めていくことが必要となります。
また、注文住宅は土地を探すところから始めることになりますが、基本的にいい立地のところにはすでに建物が建っていることが多いです。
そのため中々希望の立地があらわれず、気が付いたら5年経過していたという体験談もありました。
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建売住宅・注文住宅のあんな噂やこんな不安は本当?
「建売住宅って安いから品質も悪いんでしょ?」
「注文住宅も建売住宅もあまり変わらないってほんと?」
建売住宅、注文住宅にまつわる噂は世間に多く出回っています。
こちらではそんな気になる噂や不安について、説明していきます。
建売住宅の寿命は短いって本当?建売と注文の品質の差は?
「建売住宅は長く住むことはできないの?」
建売住宅はその価格の安さから、品質が悪いと思われ、寿命も短いと思っている人が多くいます。
しかし実際には建売住宅でもきちんとメンテナンスをしていれば、注文住宅と同じくらいの期間住み続けることはできるのです。
そもそも建売住宅と注文住宅の品質の差を心配する人が多いのですが、価格の差ほど大きな違いがでるわけではありません。
なぜなら高い価格の注文住宅であろうと、建売住宅であろうと実際に工事する下請け業者や職人にそこまで大きな差がでないからです。
反対に注文住宅でも下請け業者の質が悪ければ、住宅自体品質の悪い住宅ができあがりますし、建売住宅の下請け業者が優れていれば建売住宅でも品質のいい住宅が出来上がることになります。
品質に関しては自分でその家の品質を確かめ、見極めるか、建築士などの専門家に家まるごと検査を依頼するホームインスペクションを利用して確認するのがいいでしょう。
注文住宅でも結局建売みたいな家が建つって本当?
注文住宅でも建売住宅みたいな家が建つという噂も耳にしますが、これはおそらく間取りのことを指しています。
建売住宅の間取りは万人に売れるよう、多くの人に住みやすいような間取りが設計されています。
そのため注文住宅を選んだ人でも、プラン設計を重ねていくうちに、だんだんと建売住宅の間取りに近づいていくケースが多いからです。
結局使いやすい、住みやすい間取りというのはみんな似たようなつくりになるので、注文住宅でも建売住宅のような家の間取りになることが多いのです。
セミオーダー住宅、建築条件付き売地ってどういうもの?
住宅選びをする中で、セミオーダー住宅や建築条件付き売地というのを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
セミオーダー住宅というのは、ある程度規格化されたパターンの中から好きなものを選び組み合わせて設計していく住宅のことです。
建売住宅と注文住宅の良いとこどりのような住宅で、注文住宅よりも低コストである程度自分の好みを反映させることができます。
建築条件付き売地は、土地を買ってから一定期間内に指定された業者で家を建てるという建築条件が付いた土地のことを指しています。
通常の土地よりも安く売られていることが多いため人気ですが、期間と設計に制限があることがデメリットです。
多くの場合土地購入から3カ月以内に設計を決める必要があるため、ゆっくりと決めることができない場合があります。
また、自分で間取りや内装を選べるのですが、注文住宅ほど選べる範囲が広いわけではないので、あくまで限定的となってしまう点もデメリットです。
どちらも注文住宅ほどのコストをかけたくないけど、建売住宅よりも自由度がほしいという方におすすめです。
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後悔しないマイホームの選び方3ヶ条
マイホームを買った後、後悔するような住まい選びは絶対にしたくないですよね。
後悔しないためにも、マイホームを選ぶときに気を付けてほしい3ヶ条があります。
- マイホームに求める優先順位を明確にする
- 今後のライフプランの資金計画を立てる
- 理想の住宅イメージに近い物件を多く手掛けている業者に依頼する
これらは建売住宅と注文住宅に共通するポイントです。
1.マイホームに求める優先順位を明確にする
マイホームに求める優先順位が不透明だと、入居後に「思っていた住まいと違う」と後悔を生んでしまうこととなります。
マイホームを選ぶ際には様々な物件を内覧するので、そのたびに色々な条件や希望が山ほどでてきます。
そうするとあれもこれもと要望を叶えようとしてしまい、結局選んだ家が当初求めていた理想の家と違うことがあるのです。
マイホームを探す際にはまず理想の家に求める条件を明らかにし、何を一番優先したいのかを決めておくことが非常に大切です。
2.今後のライフプランの資金計画を立てる
今後のライフプランをよく考えずに家選びをしてしまうと、購入後に住宅ローン返済が難しくなってしまったり、子供部屋が足りなくなり引っ越す必要がでてきたりと後悔するポイントとなります。
将来子どもが増える予定があるのか、子供が大きくなった時の教育費はいつどのくらいかかるのか、車はいつ頃買うのか等、今後のライフプランを事前によく考えたのち資金計画をたてましょう。
3.理想の住宅イメージに近い物件を多く手掛けている業者に依頼する
いくらお気に入りの住宅業者であっても、得意不得意があります。
理想とする物件の取り扱い経験があまりない業者だと、完成後にイメージと大きなギャップが生まれて後悔してしまうことにもつながります。
理想の住宅に近い物件を多く手掛けている業者であれば、あなたの理想の住まいに近い住宅をつくりあげてくれる可能性が高くなるのです。
まとめ
建売住宅と注文住宅はそれぞれに特徴があり、住宅として求められていることも違います。
大事なのは自分が何を優先するのか、そして理想と現実のバランスをよく考えた住まい選びをすることです。
優先順位を決め、今後のライフプランをよく踏まえたうえで、理想の住宅を見つけてみてはいかがでしょうか。
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